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縁起でもないけど、仮にいま阪神淡路大震災クラスの地震が来たら、避難所はつくれない、ボランティアは来れない、医療は期待できないなど、想像もしたくない事態になってしまう。
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例のマスク受験生の話で、我々が認識しておかなければならないことは、試験監督個人に一切の裁量権はなく、バックヤードでの相当なやり取の果てに下された処分であるということ。
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だから会場を特定したり、誰が試験監督だったかを詮索しても無意味です
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「共通テストの判断は、現場で起きているんじゃない、会議室で起きているんだ」という青島刑事も真っ青な世界なのである。
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別に40某で受験を考えること自体は変なことじゃない、ということは強調しておきたい。
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昨年度に単位を落とした学生が「今年度は単位の認定が緩くてずるい」と言っていたけど、「自分がした苦労をしない=ずるい」という発想は、多分誰も幸せにしないのよね。
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「体育会系○○部所属」と最後に1行書いてあるレポートをどう扱えばよいか、140字以内で答えなさい。
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PDF か ら コピペ すると こん なふうに 不必 要なスペー スがあくので 、テキ ストファイ ルに落としてか ら、貼り付ける んだ。
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世の中に数少ない絶対的なことの一つに、「〆切間際に提出されたレポートにAは無し」というのがある。
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〆切を過ぎてしまってレポートを受け取ってもらえなかった時に、「先生は、原稿の〆切を守れなかったことはないんですか?」と聞くと破壊的なダメージを与えることができます。
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しかし、ただ狼狽する教員の顔を見られるだけで、事態が好転するわけではありません。念の為。
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これまで「学ぶ=受験勉強」であった学生に、学ぶ楽しさと学び方を教えないままに、「もう大学生になったんだから主体的に学びなさい」と言っても戸惑うだけだろう。
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その意味で、初年次教育ではかなり手を尽くす必要があって、それ以降は本人次第ということになるのだろうな。
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とはいえ、「学ぶことが楽しい」は、ある種の狂気に罹患した人種に限ったことでもあるので、「大学生とは、かくあるべき」みたいな議論にはあまり与みできないのである。
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どういう学生生活を過ごすかは、誰と付き合うかにかなり影響されるので、焦って友達を作らないほうが良いです。
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授業で話してくださるゲストスピーカーが、口々に言う「大学時代は遊んでました」は、生存者バイアスなので、ゆめゆめ真に受けないように。
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「この大学に入りたいから、その大学の違う学部学科を複数受ける人」と、「この学部学科に入りたいから違う大学のその学部学科を複数受ける人」では、その後のパフォーマンスが違うのではないか。
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「わかる快感」が「わからないストレス」を超えると、人は学ぶようになる。
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学生の指導に手を抜くと、なぜか優しいという評価を受けることを「教育のパラドックス」といいます
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毎回最前列で授業を受け、熱いコメントシートを提出していた学生のテストの点が悪かった時の「泣いて馬謖を斬る」感。
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「インプット」→「アウトプット」が高校までで、「インプット」→「考える」→「インプットと違うアウトプット」が大学以降なので、しばしばこういうことが起こる。
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受験の際、やたら歩き回っている試験監督の人がいたら、仕事熱心ではなく眠い可能性が高いですので、迷惑でなければ優しくスルーしてあげてください。
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私学の受験料(3万5000円)って考えたらすごいよね。1校受けたらNintendo Switch買えるじゃん。
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気兼ねなく受験料が捻出できて、何校もチャレンジできる学生がいて、かたや経済的に苦しくて限られた校数しかチャレンジできない学生がいて、果たして「ペーパーテストだから平等だ」と言えるのだろうか。
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大学の中の学力格差って、入学時の学力ではなくて、入学後の「モチベーション格差」の結果なんだよね。