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大人になると味の好みが変わるように、成長すれば合う人もまた変わっていくので、仲が良かった人と疎遠になることもある意味でしょうがないことなのである。でも若いときはそれが「悪いこと」と思い込んでいて、学生の人間関係の苦しさはここにあるように思う。
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あなたは10人の前で話しています。
3人はスマホをいじっていて、3人は寝ています。2人はしゃべっていて、残りの2人はあなたの話を聞いています。
そう、それが授業で話している教員がおかれている状況です。
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遅刻しがちな学生に、「夜更かししがちなの?」と聞いたら「はい」と答えたので、「で、何してるの」と具体的に尋ねてみたら「Twitterとか」と言っていたので、やはりTwitterは人をダメにすると思いました。
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大学生の「忙しくて〇〇できない」は、一部の例外を除いて、結局優先順位の問題である。
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なぜ学生が大講義で前の席に座らないかというと、教員に認識されるからという理由以上に、級友から「意識高いやつ」と思われたくないからである。
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ゼミにて、ある学生がクオリティの高い発表をすると、大概の反応は「私も頑張らなくては」ではなく、「あの人は私とは違う」となってしまう。
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よく考えたら、最近の学生の「他者から目立ちたくないのに承認欲求が強い」ってすごい矛盾しているよね。
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自己紹介で話す学生の聞いてる音楽や好きなアニメを聞いて、教員がわからないのは昔からそうなのだが、最近ではコンテンツが多様化しすぎていて学生同士すら「なにそれ?」状態。
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もはや大多数の学生を包含できるようなコンテンツは存在しなくて、ここに友達づくりの難しさの一因もあるように思う
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テレビを見て、ジャンプだけを読んでいれば良い時代はもう遠い過去である。
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すごいのは、コンテンツを媒介するツール(インスタやYou Tubeなど)は、驚くほど画一化しているということ。
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経験からの観測の限り、大学において学生を怒らない先生は、優しいのではなく諦めていると考えたほうが真理な気がする。
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就活生と話をしていると、明確には言わないが、10%くらい「羨ましがれたい」という動機があって、これが会社選びを難しくしている感がある。
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もしかしたら、高校生活から大学生活にシフトするにあたって最も気をつけるべきことは、学びの姿勢とかよりも「規則正しい生活をおくること」にあるのかもしれない。
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久しぶりに会った4年生に「就活は順調?」って聞いたら「よくわかんないです」と返されたので、「どういう意味?」って聞き返したら、「進んでいる方向があっているのか自信がないので、順調と聞かれてもよくわからないんです」とのこと。おぉ、そりゃそうだ。
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大学は向いてないけど、大学院は向いている、という学生が一定数いるのだが、大学院は大学の延長だと思われている節があり、それ故にそうした学生が才能を開花させる機会を失っているのだとすれば悲しい限りである。
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どういう学生が大学院に向いているのか、という質問を頂いてますが、端的に言えば、「問を立てられる人」あるいは、「問を立てずにはいられない人」です。
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予定がない=充実していない、と思いこんでいる学生が多いけど、予定がない時間がないと本が読めないよ、と思ってしまう。
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いつも隣同士で授業を受けていたカップルと思しき2人が、ある日を境に別々に座り始めるのを見て、何があったの?と聞きたい衝動をぐっと抑える教員のアカウントがこちらになります。
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就活の段階まで、あらゆることに保険をかけて生きてきた結果、最終的に進む方向が一つに決められない学生がすごく増えている。