日本へのメッセージを問われると、「あれですねえ、あのー、うーん」と言葉に詰まった。 この表情を見返すと、相当いろんな思いがあったんだろうと推察される。 「政治に対するアドバイスが、日本には難しい問題がいっぱいあると思うんですよ」
真鍋淑郎さんの会見、進行役は日本メディアも当ててくれて、幸運にも僕も質問できた。 ある記者が、真鍋さんの妻について「料理が上手だと。どのように支えてもらいましたか」と問うた。知りたい、知るべき質問だったんだろうか。笑って答えていたが、悶々としている。 youtube.com/watch?v=BUtzK4…
真鍋淑郎さんの一連の取材で見たもの、感じたことを記事にしました。 "「好奇心」という単語をこの日何度、聞いたことだろう。それが半世紀以上、真鍋さんの研究を支えてた原動力だった。日本で守り、育むことはできなかったのだろうか" digital.asahi.com/sp/articles/AS…
ようやく入国が緩和される見通しになりました。世界で日本行きを待ちわびている留学生、研究者、労働者のみなさんの声が届きました。 日経の特ダネで、まだ正式発表ではありませんが、声を聞き続けた人間として、本当にうれしく思います。おめでとうございます。 nikkei.com/article/DGXZQO…
ボストン市長は36歳のアジア系女性に。 両親が台湾からの移民。両親の「通訳」として幼少期を過ごす。ハーバード大卒、ハーバードのロースクール修了。ローでウォーレンと親交を深める。 「女性として初、非白人として初、ボストン以外の生まれとして初」のボストン市長。 nytimes.com/2021/11/02/us/…
悲しい知らせが届いた。 以下の記事で紹介した日本留学希望者が、行き先を韓国に変えたと言う。 「胸が苦しくなる決断だった。でも、多くの日本人は来てほしくないと思っている。日本への思い、敬意も薄れてしまった」 こういう人たちが、一体何人いるんだろう。 digital.asahi.com/sp/articles/AS….
NY市長選や市議選で、僕のような非米国籍の住民も投票できるようになります。 条例を提出したロドリゲス市議に、じっくり話を聞きました。市議は開口一番、「日本でも似たようなことがありますね」と。武蔵野市のことです。 私自身、すごく勉強になるインタビューでした。 digital.asahi.com/sp/articles/AS…
東京芸大を受けようとしていた香港在住者の嘆き。 2年の準備、百数十の作品が無駄になり、受験料も戻ってこず。「公正な評価」を理由にするなら、国籍を理由に受験の可否を決めることが「公正」なのか、問い直してほしい。 「日本文化の伝統とその遺産を守る」のは、日本国籍保有者だけではない。 twitter.com/sally090145332…
日本にも広がる陰謀論集団「Qアノン」。謎の投稿者「Q」ではないかと疑われているのが、ロン・ワトキンスです。 ロンは何者か。実は年齢すら知られていませんでした。徹底的に調べ、関係者に当たり、本人には12時間以上話を聞きました。その成果の一つが記事になりました。 asahi.com/articles/ASQ2D…
取材は昨年10月から本格化させ、この1カ月、執筆に集中していました。取材メモは400㌻に及び、すでに5万字ほど原稿を用意しました。 様々なことがわかりましたが、一つだけ確かなことがあります。Qアノンは、"名無し"の集まりではありません。顔と名があります。 ■記事→digital.asahi.com/articles/ASQ2D…
残念だったのは、この問題を考える上でキーパーソンの一人である西村博之さん@hirox246に、直接取材がかなわなかったことです。 関連の取材は受けないようにしていると表明していましたが、お話をうかがえないでしょうか。ご検討だけでもしていただけませんでしょうか。
また、日本のQアノン関連の団体である「QAJF」や「神真都Q」についても、取材を進めてきました。 Qアノンの関連で話したいことがある、情報がある、といった方は、DMかメールをいただけると助かります。情報源については必ず守ります。知りたいことが、まだまだたくさん残っています。
QAnonは遠い国の話でも、笑い話でもありません。先日、マスクの着用を拒否し、旅客機の離陸を1時間以上遅らせた広島・呉市議の谷本誠一氏。 彼のFBの投稿からは、明らかにQアノンの影響がうかがえます。谷本市議は公職で、発言に力もあります。 本当に、どこにでもいます。事実で対抗するしかない。
日増しに緊張が高まるウクライナ情勢。国連のグテーレス事務総長は、「国連憲章の原則に反している」としてロシアを非難する声明を発表。 安保理ではロシアを含む5カ国(P5)が拒否権を持つ常任理事国で、国連事務総長が公然と非難するのは、かなり異例のことです。 digital.asahi.com/articles/ASQ2Q…
NYは午後9時ですが、安保理はこれから緊急会合を開催。ウクライナが要請し、米英仏などが支持しました。 今月の議長はロシア。安保理の会合は午前10時か午後3時からが圧倒的に多く、この時間からの緊急会合も通常ではありえないことです。 ただ、成果物は期待できません。 asahi.com/articles/ASQ2Q…
ウクライナ情勢をめぐる安保理会合。冒頭の発言者(ブリーファー)は国連のディカルロ事務次長。 「国連憲章に反する」と事務総長に同調した上で、交渉や対話による解決の必要性を主張。国連は「ウクライナで完全に活動を続けると約束する」と。 「これからの数時間、数時間が極めて重要になる」
米国はトーマスグリーンフィールドが演説。 ロシアの「平和維持軍」について「ナンセンス。本当は何か、我々は知っている」。 今回のロシアの行動を「戦争の口実づくり」と表現。「プーチンは帝国が世界を支配した時代へのタイムスリップを望んでいる。世界は進んでいる。1919年ではない。2022年だ」
非常任理事国のアルバニア。 「今日起きたことは、2008年のジョージア、2014年のクリミアであったことのくり返し。幻の共和国をつくりだした。次はどこの国だ。全ての国連加盟国が、刮目して理解すべきだ」 「メイドインロシア・モデルの不安定化が、欧州やその他地域で受け入れられるべきではない」
安保理会合開催を支持したフランス。 「4日前、ロシアはミンスク合意がウクライナ問題の解決の唯一の道だと公に認めていた。だが、今日の現実はまったく異なっている。言葉と行動を一致させるよう求める。ウクライナの国民、政府に全面的に連帯を示す」
非常任理事国ながら、存在感があるインド。 「地域の平和と安全を損なう可能性がある。全当事者に自制を求める。外交的な対話を通してのみ、この問題を解決できる。共通点を見出すため、より大きな努力が必要だ」 ロシアを直接は非難せず。
ブラジル。 「国連の集団安全保障システムは結局、国際法の原則の上に成り立っている。国連憲章やミンスク合意などの既存の約束が完全に果たされないのであれば、国連の原則は意味をなさない。地上部隊の撤退を含める即時停戦が実現可能な道だ」
英国のウッドワード国連大使、険しい顔で、カメラを凝視。怒りに震えている様子。 「ウクライナ侵攻は、甚大な人道的被害をもたらす。国連憲章が定める主権と領土保全に反する。また、ロシアがしてきた公約を愚弄するものだ。ロシアは我々を追いやった。ロシアに対し、ステップバックするよう求める」
メキシコ。 「停戦違反が増えており、容認できない。数日前、ロシアは同じ部屋で、ウクライナに侵攻しないと断言した。その声明を完全に遵守することを期待する。ウクライナの主権、政治的独立、領土保全の尊重に改めて取り組む」
アイルランド。 「ウクライナでは1万4千人が紛争によって亡くなっている。紛争を解決するために、努力する責任を我々は負っている。いまこそ、崖っぷちのこの状況から抜け出し、対話と外交に立ち返る勇気を示すときだ。外交の価値への強い思いを見せねばらない」 いつも聞かせる演説をします。
UAE。 「地域と国際の安全、安定の維持のため、緊張の高まりを避け、自制が重要だと改めて強調したい。民間人、民間のインフラへの影響を減らし、外交的道筋を描くべきだ」 シンプルかつ最小限の演説。