フランス。 「はっきりさせておく。ウクライナの穀物の輸出を妨げ、世界の食料のサプライチェーンを混乱させ、価格の上昇を招いたのは、ロシアだけに責任がある。世界の食料難を考えると、ロシアの侵略停止が最も効果的だ」 停戦協議については触れず。事前の囲み取材でもコメントしなかった。
米国。シャーマン国務副長官が出席。 「ウクライナの母親は、3人の娘に1日スプーン1杯のハチミツしかあげられなかったと記者に語っている。プーチンの選択した戦争で、住民が死んでいる」 「和平交渉に真剣に取り組むことを期待。ロシア、プーチンが何を言うかでななく、何をするかに注目している」
ケニア、キマニ大使。 「何千人ものアフリカ人も空爆から逃れた。彼らは希望に満ちた学生から、恐怖に満ちた難民になった。統計は非人間的なものだ。ただ、人道危機は人間の形をしている」 今日も胸に響く。以前の演説(bit.ly/3tYbfOV)で有名になった。
アイルランド。 「5週間、変わってない真実がある。それは、この戦争を終わらせることができるのは、ロシアがその意志を持ったとき、ということだ。ロシアに対し、戦争を終わらせるべく正しいことを行い、外交を思い出し、誠実に対話し、ウクライナに平和を取り戻すよう求める」 Remember diplomacy.
英国。 「苦しみを終わらせる唯一の道は、ロシアが戦争を終わらせることだ。人道危機はロシアだけの責任だという、圧倒的多数によるメッセージを送っている。ロシアの銃弾、爆撃はやまなければならない。そして、ロシアの戦車と軍隊は帰らねばならない」 停戦協議には直接触れず。
アルバニア。 「どんなプロパガンダも、事実を打ち負かすことはできない。ウクライナ人のせいだ、というばがけた話を何度聞かされただろうか。ただ、ロシア人は閉じられたシステムの中で、絶え間なくそう聞かされている。ロシアはウクライナ全土を望んでいるが、それはできないし、そうならない」
米国、再び。 「これはロシア対西側という話ではない。また、ユダヤ系米国人として"ウクライナのナチスの話"ではないと言わずにはいられない。オルブライト元国務長官もきっと激怒することだろう。イスタンブールで、今日にも、簡単な選択をすることができる。プーチンが戦争を止めるという選択だ」
ウクライナ。 「イスタンブールでの交渉は、ロシアが一歩前進するための準備ができたかもしれないことを示した。ただ、持続可能な停戦、包括的な緊張緩和に向けた道のりはまだ遠い。ウクライナへの支援、ロシアの制裁の必要性をなくすようなものではない」 安心は禁物。彼が一番知っている。
続・ウクライナ。 「ママは2022年3月9日に殺されました。すごくはやく死んでしまいました。守ってあげられなかった。許してください。幼稚園のそばに、ママを埋めました」 マリウポリの住民が、親族に伝えたというメッセージ。 「これが世界が防げなかった戦争の代償なのです」
安保理会合は2時間強で終了。米英仏が停戦協議についてあまり踏み込まず、基本的には評価を避けて慎重姿勢だったのが印象的でした。 「何を言うかではなく、何をするか」と米国は言っていましたが、過去を考えると、現時点で「歓迎する」とは、やはりなかなか言えません。 digital.asahi.com/articles/ASQ3X…
人口4400万人のウクライナ。子ども750万人。 国外に避難した難民の子どもは、200万人を超えた。さらに250万人が国内で避難生活を送る。 教育もままならない。将来への影響は必至。子どもの死者は確認されただけで108人。 「人道危機は人間の形をしている」(ケニア大使) shar.es/aWVlnw
壊滅的な被害が出たウクライナ南東部の港湾都市マリウポリ。ロシア国防省が、「停戦」を発表。31日午前10時から、市民を避難させるため、という。 「UNHCRや赤十字国際委員会の直接的な指示のもとで実施する」とのこと。AFPなど速報。ウクライナ側の声明はここまで見当たらず。 twitter.com/AFP/status/150…
国連のウクライナ支援、一歩前進。 大きな被害を受け、水や電気が止まっている北東部スムイで、数千人に物資が届けられた。食料や飲料水、毛布や生活用品など。ウクライナ、ロシア両国と人道支援通知システムを構築できたため。 ただ、マリウポリやケルソンについては、まだ交渉が続いている模様。
国連と聞くと、総会(193カ国)や安保理(15カ国)が真っ先に思い浮かぶ人が多いかもしれません。 ただ、人道支援も大きな役割の一つ。ウ国内だけで1230人の国連職員が働き、100以上の団体が活動しています。周辺国を合わせると、もっと大規模になります。 ■人道支援状況→bit.ly/3DvXASi
フレドリック・ブレンナン@fr_brennan、28歳。 陰謀論集団「Qアノン」が育った「8chan」の創設者です。8ちゃんの維持費は当初月5㌦。それがQの登場で爆発的なアクセスを稼ぐようになります。 フレッドは、8ちゃんを作ったことを悔い、その匿名掲示板の末路を嘆いています。 asahi.com/articles/ASQ3P…
「Qアノン」のいわば庭だった「8ちゃん」の創設者、フレドリック・ブレンナン。彼についてのダイジェスト記事はこちら。 彼とは3日間にわたって時間を過ごし、いろんなトピックについて話しました。「間違っていた」と言えることがどれだけ大切か、取材から学びました。 digital.asahi.com/articles/ASQ3X…
2) 教師たちからは「2年のコロナ後に戦争があり、世界が敵対的な場所じゃないと納得させるのは難しい」といったコメントが出ているという。 フランス10歳「隠れたい」 ポーランド18歳「戦争に召集されるかもしれない」 イタリア16歳「将来どうなるか想像がつかない」 教師向けの指針作りも進む。
3) 「もし先生がプーチンなら、攻撃した?」。そんな質問も出た。 プーチンは「クールでタフ」か、「野獣」か。生徒が二つに分かれる授業で偏りなく教えることはとても難しかった、とある教師。 一方、「こんな露骨な帝国主義的戦争はない。単純に正しいか、正しくないかの問題」と教える教師も。
4) 日本では、どのように教えるのだろうか。自分が教師だったらどうするだろう。 「どうして、プーチンは悪いのか」 この問いに対して、なんと答えたら納得してもらえるのだろう。以下の記事は一つ、参考になりそうです。駒木記者@akomakiが、十代の問いに答えています。 asahi.com/articles/ASQ3X…
1) ウクライナ危機を学校でどう教えるか。欧州の現場で、試行錯誤が続いている。以下、11歳児の質問。 「ロシアはすごく広いのに、なんでもっと土地がほしいの?」 「なんでクレイジーな人のほとんどが男なの?」 「先生なら国のために残って戦う?」 答えるのが難しい。 nytimes.com/2022/03/31/wor…
5) ウクライナ危機の「教え方」について、NYTがリソース集を出していた。以下は重要な点。 ・メンタルヘルスに気を配ろう ・誤情報に気づけるよう手助けしよう ・信頼できるいろんな情報源をすすめよう ・簡単な課題をひとつ出してみよう nytimes.com/2022/03/16/lea…
偽情報はいかに人間を傷つけるか。 女性「ロシアが攻撃した」 伯母「ロシアがネオナチからウクライナを救っている」 女性「プロパガンダを信じないで」 伯母「施設破壊はウクライナの自作自演」 それでも「家族は家族」と女性。こうした場合、議論してもあまり意味がない。 asahi.com/articles/ASQ41…
親族や友人があからさまな偽情報を信じ込んでいる場合、怒鳴ったり、否定したりしても、状況が改善することは少ない。 まずは「うん、うん」と話を聞くことが大切。そのうえで、その相手が情報源から距離を取るよう工夫したり、その偽情報を信じるようになる前までの思い出を語ったりすることが有効。
ゼレンスキー×プーチン会談が近く、実現するかもしれません。 ウクライナ側の交渉担当者が「文書案は首脳会談にかけられるほど出来上がっている」「開催が見込まれる首脳会談の準備を進める」などと投稿しました。 実現すれば、交渉が大きく動く可能性もあります。 asahi.com/articles/ASQ43…
「静かな並木道には、見渡す限り遺体が散乱していた」 解放が伝えられている首都キーウに続々と欧米メディアが入っている。人間、生活、都市が失われてしまった様子が、写真や映像から伝わる。 ロシア軍はまた戻ってくるのか。プーチン以外に確かなことはわからない。 asahi.com/articles/ASQ43…