アイルランド。 「5週間、変わってない真実がある。それは、この戦争を終わらせることができるのは、ロシアがその意志を持ったとき、ということだ。ロシアに対し、戦争を終わらせるべく正しいことを行い、外交を思い出し、誠実に対話し、ウクライナに平和を取り戻すよう求める」 Remember diplomacy.
ケニア、キマニ大使。 「何千人ものアフリカ人も空爆から逃れた。彼らは希望に満ちた学生から、恐怖に満ちた難民になった。統計は非人間的なものだ。ただ、人道危機は人間の形をしている」 今日も胸に響く。以前の演説(bit.ly/3tYbfOV)で有名になった。
米国。シャーマン国務副長官が出席。 「ウクライナの母親は、3人の娘に1日スプーン1杯のハチミツしかあげられなかったと記者に語っている。プーチンの選択した戦争で、住民が死んでいる」 「和平交渉に真剣に取り組むことを期待。ロシア、プーチンが何を言うかでななく、何をするかに注目している」
フランス。 「はっきりさせておく。ウクライナの穀物の輸出を妨げ、世界の食料のサプライチェーンを混乱させ、価格の上昇を招いたのは、ロシアだけに責任がある。世界の食料難を考えると、ロシアの侵略停止が最も効果的だ」 停戦協議については触れず。事前の囲み取材でもコメントしなかった。
ビーズリーWFP事務局長。 「ウクライナでは現在は100万人、4週間後は250万人、5月末は400万人、6月末には600万人にリーチ。ウクライナの心配がある一方、アフリカや中東も。価格、供給力の問題。対応しなければ、対応するよりも1000倍高くつく代償を払うことになる」 食料問題がやはりかなり深刻。
ムスヤ国連事務次長補(人道問題担当)。 「人道支援団体は、すでに最悪のシナリオに達したとの評価で一致している。それを越えている地域もある」 事務総長から国連としての人道的停戦のための仲介役に指名されたグリフィス氏は、「数日以内に」ウクライナに行くという。こちらも前向きな進展。
ロシアがキエフとチェルニヒウでの軍事活動縮小を宣言し、停戦協議に一定の進展が見られました。 安保理の常任理事国5カ国が「保証国」として名指しされる中、まもなく会合が始まります。各国がどんな反応を示すか。言葉より行動が重要な局面ですが、注目してみていきます。 asahi.com/articles/ASQ3Y…
ロシア国営タス通信によると、ロシア軍はキエフ、チェルニヒウでの軍事活動を大幅に削減すると、国防省が明らかに。4度目の停戦協議を受けての発言か。 ただ、あくまでもロシア側が言っていること。現場での動きがどうなるか。
反プーチン政権の指導者、ボリス・ネムツォフ氏が2015年に暗殺された事件で、BBC、べリングキャット、インサイダーが調査の結果公表。 "殺害までの1年間、13回の出張でFSB=連邦保安庁が関与する暗殺チームにつけられていた資料を発見。最後は暗殺10日前" 当局は否定。 bbc.com/news/world-eur…
“For God’s sake, this man cannot remain in power" バイデンのこの発言を各社がどう訳すのか、関心がありました。一昨年は"Black Lives Matter"の訳でもばらつきが見られたからです。 ただ、以下のようにあまり大きな差は見られませんでした。バイデン語録的に、どれが一番近いのでしょうか。
Qアノンは、匿名掲示板「4chan」でうまれました。日本の「2ちゃん」のいとこのような掲示板です。 だれでも書き込むことができます。ウソや作り話でも、違法でなければ責任を問われることはありません。 ただ、そうしたカルチャーが、Qアノンをここまで巨大にしました。 asahi.com/articles/ASQ3P…
「アカデミー賞の授賞式で、ゼレンスキー大統領に発言の機会が与えられないならば、視聴者やゲストはボイコットするべきだ」 過去に主演男優賞を得ているショーン・ペンが、そんな主張を展開。授賞式の共同ホストは先日、「出てもらいたい」と訴えている。さて、どうなる。 cnn.com/videos/world/2…
「国際社会」という言葉を使うとき、ついつい、欧米のスタンスをイメージしがちです。ただ、国連には193カ国が加盟していて、「1国1票」が原則です。 南ア案は改めてそれを示しました。53カ国が反対・棄権票・無投票。国連担当記者として、こうした声を見て見ぬふりをしてはいけないと感じています。
南ア案は「投票するかを決める投票」という手続きが取られました。結果、賛成50▽反対67▽棄権36。廃案です。 ただ、南アは「多くの国が西側の案を快く思っていないことを示したかったから成功だと思う」と。国際社会も、一つにまとまっているわけではありません。 ■記事→bit.ly/36wRcOl
140カ国の支持を得て採決された国連総会のウクライナ人道決議。ただ、議場に前回のような興奮はありませんでした。 南アフリカが別の決議案を出していたからです。ロシアの圧力があったのではないか。何のための提案だったのか。 南アの代表部幹部に、直接尋ねました。 asahi.com/articles/ASQ3V…
「Qアノン」の前身になった陰謀論があります。「ピザゲート」と呼ばれます。 《首都ワシントンのピザ屋の地下室に、児童虐待集団の拠点がある》。デマです。現地で確認しました。 ただ5年前、ある男はYouTube経由でこのデマを信じ、歪んだ正義感から、ピザ屋を襲撃します。 asahi.com/articles/ASQ3F…
「世界がウクライナの平和を取り戻そうともがき、多く市民の命を救っているときにこんなことが起きた。この状況の悪用は許されない」 北朝鮮のICBM発射を受けた安保理会合で、日本の石兼公博大使。怒りが感じられた。来年から安保理入りが濃厚。存在感を示さねば。 ■記事→bit.ly/3qEnsG9
3度目となる取材パスの更新に行き、自分の写真を見て「いやあ、どんどん年をとりますねえ」と職員の方に言ったら、こう返ってきました。 "It means you are still alive" 生きてるってこっちゃ、と。その後ろでウクライナ情勢を伝えるテレビが流れていました。仕事しなくちゃですね。頑張ります。
日本の寄贈物もあります。 「平和の鐘」です。1954年、まだ日本が国連加盟を許されていなかったころ、太平洋戦争を経験した日本人から、平和を願って贈られました。 例年、9月21日の「国際平和デー」に合わせて、この鐘がつかれます。
最も有名なのはこれでしょうか。 タイトルは「非暴力」。スウェーデンの彫刻家が、ジョン・レノンの銃殺事件を受けて製作したのが原型で、三つある初期モデルの一つです。銃口がねじ曲がり、撃てないようになっています。 寄贈国はルクセンブルク。1989年。
国連には、各国から寄贈された展示物が多くあります。これもその一つ。ドラゴンの一部は、ソ連時代の中距離弾道ミサイルの残骸から造られています。 1990年、国連45周年を記念して贈られました。作成者はジョージア生まれ。 "Good Defeats Evil" 善は悪に勝つ その贈り主は、ソ連でした。
「ロシアが劇場に空爆した結果、300人ほどが亡くなったという情報が、目撃者たちから寄せられた」 被害の大きいマリウポリでは、市議会のテレグラムでそう発表され、米メディアは一斉に速報。ただ、「独自には確認できていない」と留保をつけています。 現場取材の重要性を痛感しています。
国連機関によると、これまでに93人の子が亡くなっています。15人の女の子、30人の男の子、48人は性別不明です。 ウクライナ検察は子どもの死者を「135人」としています。ただ、正確な数字はわかりません。明らかにもっと多いとみられます。戦争は、一人ひとりの死を見えづらくしてしまいます。
ウクライナには750万人の子どもがいました。 そのうち、430万人が自宅を追われました。180万人が国外へ、250万人が国内の別のところへ。 乳幼児の45万人に補完食が足りず、はしかやポリオのワクチンの接種率が下がっています。ウクライナの将来にすでに大きな影響が出ます。 asahi.com/articles/ASQ3T…
Qアノンについて語るときに、「孤独」というのは一つのキーワードです。 "20年ほど一人暮らし。近所づきあいもない。「一人でいることが、私のアイデンティティーです」。さみしいとは思わない。「友だちはコンピューターの中にいますし、犬も飼っていますし」" ■記事→bit.ly/3No6yVZ