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刀剣男士、好きな食べ物は顕現されて初めて食べた物になりがち選手権
第3位、鶴丸国永
「昼過ぎに顕現して、その日おやつで出された裂けるチーズの袋を今も大事に持ってた」「ご飯の前に顕現して、兼さんから挨拶代わりに沢庵貰ってポリポリしてた。もう極だけど、今もあの音が好きみたい。」
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あと、テレビ出演するチーム江を見た御手杵は無意識に(えっ、俺呼ばれてないけど大丈夫だよな? 俺が予定忘れてたとかじゃないよな!?)って江と一纏めにされ過ぎて勝手に一体感持ってて慌ててると良い。
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4、指示を聞くかどうかは、俺が決める。(大倶利伽羅)
「だから、あんたはあまり気負うな」
5、無視はしないでくれ。せっかく生きているのだ、語らおうぜ。(鶴丸)
「思い出は、多いほど良いだろう?」
6、ぼくらは、こうみえてあなたよりよほどつよいのですよ。(今剣)
「ぼくらもたよってくださいね」
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・知らないうちに部屋に置いていきそうランキング
第3位、青江
「知らんうちに手にあった時は叫んだ」「夜のうちに枕元に置くのは違うって教えたい」
第2位、静
「直接はまだ無理だって言われた」「そーっと置いてく姿想像して泣きそう」
第1位、大倶利伽羅
「そろそろこの部門の殿堂入りしていい」
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思春期の男子審神者くん、演練会場で好きな子が出来たけれど、どう話しかけて良いか分からない。
加州や乱、燭台切がいかにカッコよく決められるか教えるが、教えられるセリフや行動が高難度過ぎて到底思春期真っ只中、照れが先行する男子審神者くんには出来そうにない。
そんな話。
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これは、とある審神者の話である。
審神者は、女だ。昔から背が高く、学校では背の順で並ぶと必ず一番後ろだった。それが嫌で嫌で仕方なかった。身体測定ではクラスの女子がみんな身長を聞きに来るのも、嫌だった。身長が高いのに、運動が苦手だったから余計に。
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7、歳を重ねても、共に歩もう。(石切丸)
「その頃には、君にもちょうど良い速さで歩けるんじゃないかなぁ。」
8、あなたはきっと、数十年でこの世を去るのでしょう。どうか、その時までお傍に。(長谷部)
「ついてゆく事は、叶わないのでしょうから。」
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ツッキー……きっと誕生日のプレゼントリクエストが親密度と共に変わるタイプよね。
高一「別にないデス。」
高二「……消耗品とかはありがたいけど。」
高三「優勝。それ以外ある?」
大一「チョコ。ご当地のやつね。」
大二「居酒屋行ってみたい。」
大三「後払いで、二人が対戦するチケット。」
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これは、とある本丸の話である。
「主、おはよう。」
その本丸の審神者は、もう長い事部屋から出て来ない。声を聞いたのだって、一体いつが最後だろうか。
「今日も、いつも通りで良いかな……?」
うんともすんとも言わない襖の前で、蜂須賀は今日も聞けぬ返事を少しだけ待った。
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・義理に対してもそれなりの返しをしてくれそうランキング
第3位、長谷部
「むしろ向こうは常に本気」「なんならここで他刃に差を付ける気」
第2位、乱
「選ぶうちに楽しくなるタイプ」「確実にセンスの良いものくれる」
第1位、加州
「安心、安全、最高」「加州は世界一可愛いから間違いない」
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審神者であり、誰かの兄である人の話。
審神者には下に弟が二人居た。審神者が中学を卒業する年に生まれた弟と、高校二年の時に生まれた弟だ。年離れて生まれた弟達は、まだ審神者という職をよく理解して居ない。だからしょっちゅう、寂しいと泣きの電話が来る。
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刀剣男士は、審神者のものを欲しがる。欲するのはなんでも良い。物であっても、思い出であっても、言葉であっても。
共に万屋に行った時のレシートや買い物メモだったり、審神者が捨てようとした枯れかけの花だったり、もういらないからとくれた古着だったり、内容は問わないのだ。
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刀剣男士間で、稀に起こる事
・長義と国広、相手が出来ることは自分も意図せず出来てしまう
・小狐丸、鳴狐、白山で遠征を組むと、何故か座標がブレて見知らぬ山へ迷い込んでしまう
・新月になると三日月の調子が悪くなる代わりに妖刀達の調子が上がる
・一月、長谷部が日本号の傍に居る事が増える
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審神者の葬式をする時、大抵一振りの刀剣男士が伴としてそこに寄り添う。
これがまた不思議なもので、彼らは大きく分けて三種類の寄り添い方をする。
一つ目は、部屋の隅に立つもの。
これは主に、打刀〜長物に多く見られる。
二つ目は、棺の傍に立つもの。
これは主に、短刀や剣が多い。
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とある本丸の未成年審神者がいじめを受けるようになったのは中学の頃だ。部活に入るわけでもないのに、特命調査などの兼合いで公欠が多い事が悪目立ちしてしまっての事だった。
私物を隠され、近くを通る度にクスクスとあからさまな笑い声を上げられ、挨拶など返してもらえない。
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その審神者が、審神者という職を選んだのは二つの理由がある。
一つは、審神者になる為の条件が当てはまっていたから。
もう一つは、およそ二十年の人生で人間関係を一度たりとてまともに築けなかったから、だ。
高い志や歴史改変による国の未来への憂いなぞ、審神者には一切なかった。
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刀剣男士と想いが通じ合った若い審神者に、先達である年嵩の審神者達が注意をした。
「恋は勝手だが、そこまでにしておきなさい。あれは、人ではないのだ。まして、神とはいえ血を啜るものなり。」
若い審神者は、意味を理解出来なかった。
だって言葉が通じて、触れることが出来るのだ。
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「刀に恋をしたのなら、人間都合での幸せを望んじゃだめだ。」
ある老いた審神者は、ため息混じりにそう言った。
「あいつらはな、人じゃあない。人間の基準も常識も通じねえ、あいつらは、付喪神なんだ。」
あんたも覚悟しとくんだな。彼の右手は、手首から先がなかった。
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なんか、豊前とか笹貫とか巴って、審神者や周囲からの評価をめたくそ素直に受け入れてそう。
「俺、いけめんってやつなんだろ?篭手切がいつもそう言ってくれっからな!」
「主が俺をエロいって言うから、俺多分すごいエロんだと思うよ。」
「俺は主のいつも可愛い巴ちゃんだ。」
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顔が小烏丸。髪が数珠丸。服が太郎太刀。袖が宇宙。 twitter.com/tkrb_ht/status…
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初期刀の名が欲しかった加州清光と、初期刀の名に押し潰されそうな山姥切国広が手合わせで喧嘩する話。
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1位、宗三左文字
「太ったら家畜を見るような目を向けてくる。」「服の色を聞いたら、その色は合いますが体型には合いませんね、とバッサリ切られた。」「私の部屋と廊下の改築を求められ、珍しいなと思ったら床が抜けそうだからって。ヤサシイナー」「僕より指、太いんですね。マジで凹んだ。」
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刀剣男士達の着替え中に緊急的なカタチで止むを得ず飛び込んだ女審神者が居たとして、キャー!と野太い声で叫びつつ何故か胸を隠すのが似合うのって何故か私の中では大般若なんですよね……いやほんとなんでか分かんないんですけど。あと、それに釣られて御手杵もつい胸を隠したりします。なんでや。
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普段ほぼ人を区別せず、誰に対しても同じ対応や反応をするキャラが、しかし有事の際にいつもと同じ表情ながら
「……この人が一番好きなんで、この人がいい。」
とか
「あいつ、嫌い。嫌だ。」
ってはっきりとした反応を示すとこが何より好き。
みんなはどうだね。たまらんと思わんかね。