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これは、とある小さな審神者ちゃんの話である。
審神者ちゃんの本丸には、沢山のレアな刀と、少しの普通の刀が居る。みんなみんな、審神者ちゃんの大切な刀達だ。審神者ちゃんは、この凄い刀達が大好きだった。
けれど、最近少しだけ、大好きに差が出来てしまっている。
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まだ幼い審神者を、担当官と共に大切に大切に育てながら本丸運営をしている、とある本丸。ある日、ほんの数秒目を離した隙に幼い審神者が本丸へ侵入してきた敵脇差に攫われてしまう。怒り狂う刀剣男士、怒り狂う担当官。
「舐めたマネしてくれるよね……お前ら、いくよ。」
怒り狂う、初期刀。
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大阪城って見ただけで審神者のテンションが給料日前みたいになってるの、本当に最高だなって。うちらのATM、地下にある。
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我々が豆を撒きまくった意味とは。 twitter.com/TOUKEN_STAFF/s…
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(超個人的趣味による)意外にも嘘をつくのが上手いとぞくっとする刀剣男士選手権(個人的主観)
第3位:同田貫正国
(必要のある嘘しか言わないから後ろめたさがない)
第2位:蜻蛉切
(彼もまた村正であり、惑わせる)
第1位:平野藤四郎
(誰もその事実に気付かない事がその証拠だったりする)
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本丸で、変な遊びが流行っている。
これがまた奇妙なもので、てっきり短刀ばかりがやるものだと思っていたのに、刀種関係なくやっているらしい。
彼らの遊びには、歌がある。
つきがでた
ひがのぼる
はながさく
はがおちる
やれとと様のいうことにゃ
ああかか様のうでのなか
これこれどこへゆかんとす
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主へ
咲く朝顔に風流を感じる季節など、君はきっと暑いと一蹴するのだろう。君と言う人は、本当に残念だった。花を見ても夕日を見ても、これと言った感想を口にしないのだから。けれどね、それでも僕は君と風流を愛でたかったんだよ。
主、よく生きてくれた。
僕も共に。
初期刀 歌仙兼定
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「おっと、俺の紹介がまだだったな。俺は大般若長光、人呼んで福山雅治だ。またの名を津田健次郎。気軽にジョニーデップとでも呼んでくれ。」
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刀剣男士達、懐き具合や慣れ具合で色んな行動が少しずつ変わっていくの最高じゃないか。
例えば小夜なら
顕現すぐ→基本的に「はい」とか「わかったよ」くらいしか言わない
特付き→たまに柿をくれる
極前練度上限→非番に傍に寄ってくる
極後→非番の時すぐ傍でお昼寝する
とか。
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各本丸、きっともう大倶利伽羅の良い所なんて掃いて捨てるほどあるとは思うのですが、その中でも珠玉の
「マジで目立たないんだけど本当にそういうとこだよ大倶利伽羅」
みたいな良い奴エピソードあります?
うちはね、いつからか洗面台を使った後必ず拭いてくれてました。良い奴です。
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刀剣男士高校あるある。
①瞬足の生徒指導長谷部
校門に竹刀を持って内番姿で立たせたら成立する。大体加州辺りがアクセとかで捕まってる。足が早くて一部のDKが長谷部チャレンジと称して昼飯を賭けて日々彼から逃げ切れないか挑むが、今の所長谷部の圧勝。社会の担当で採点は地味に優しい。
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学生時代に青春を全部置いてきたと笑う老審神者。その少し寂しそうな顔を見て、みんなで学生時代をやってみようと考える刀達。
身の丈の大きなものは先生を、身の丈の小さなものは各々に合う生徒役。一番広い大広間に机を運んで、黒板は万屋から借りてきた。席順を決めて、日直なるものも決めた。
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・お返しは自分ランキング
第3位、小狐丸
「あの美しい舞を見るために一年頑張ってきた」「極後の神々しさヤバい」
第2位、鬼丸
「悪い夢を見ないようにって、夜中ずっと部屋の外で番してくれてた」「夢に出てきてくれた」
第1位、江
「ライブは狡い」「満を持しての篭手切センターに全私が泣いた」
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刀剣男士の中で、審神者に恋をして、審神者からも恋されて、本気で隠すつもりで準備していたけれど最後の最後で審神者の人としての命の尊さを捨てさせきれずに、それでもせめて抱きしめようとして手が届くその瞬間に政府の安全装置が作動して顕現を解かれ強制刀解させられそうな刀は誰だろうね。
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とりっくおあとりーと
その言葉が本丸に浸透したのは、三年前の事だ。最初はなんの事か分からず、御神刀で祈祷を唱えたりもした。だが審神者の説明で、それが死者からの試しの言葉であり、お菓子を渡すか悪戯を了承するかと聞いて刀剣男士達は各々楽しげに対応するようになった。
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イタリア人の口説き(ただの挨拶)って面白い。
「寒くなってきたね、君の美しさに太陽が嫉妬して帰っちゃったのかな?」
とか
「おはよう、朝から美の女神に会えるなんて今日は幸運な一日だ。」
とか。
これをシラフで言うんだから強いよね。
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脇差、短刀の自転車
・今剣
見掛けたら降りて隣を歩いてくれる。でも自転車はハイブランド。
・青江
後ろから抜き様に「やあ。」って挨拶してくる。残り香が優しい。姿勢が良い。
・鯰尾
なんか凄い変な乗り方を習得してる。立ち漕ぎの割合が高い。
・骨喰
鯰尾に付き合って変な乗り方履修済。
193
これは、とある本丸に居る審神者ちゃんの話である。
審神者ちゃんは、幼い。幼いから、審神者ちゃんには物の優劣や価値の差などの難しい事は分からない。けれど、審神者ちゃんはなんのかんの言いつつも審神者であるので、自分の刀は大切にせねばと、それだけは誰に教わる事もなく理解していた。
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とある本丸の刀剣男士達が現代への潜入任務に備え、各々の身丈に合った職種や立場に溶け込む為の練習を開始。
成功例
・男子校(工業/農業)
山伏、山姥切、堀川、獅子王、同田貫、大倶利伽羅、御手杵、和泉守、陸奥守、南泉、大千鳥、桑名、肥前、豊前、稲葉
昼休みの筋トレ対決に参加出来る
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審神者の為に頑張って電子機器を覚える刀剣男士達が愛い。
電子レンジの使い方をちゃんとメモしてまで覚える平安刀とか、パソコンの機動の仕方とか付箋で貼っちゃう初期刀。武骨な刀も戦場で使うからと小さな端末の使い方を真剣に聞いて練習してさぁ。
私はそんな事を想像するだけで愛しさに泣く。
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「頑張ってる主は、かっこいいよ。」
加州はそう言って、審神者の前髪をちょいちょいと避けた。
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審神者は、本丸に入る前に政府によって真名を隠される。これは真名による支配を防ぐ為だ。とはいえ、真名を隠し続けるとそのまま失う可能性もあった。それ故に、政府はひとつの救いを作った。
本丸で顕現した刀剣男士の中から、ランダムに選ばれた一振りだけに審神者の真名を握らせる、と。
198
あのたった一コマだけは、黒尾もちゃんと主人公だった。自分の好きを貫いた日向や影山と同じ、黒尾の好きを貫いた先。黒尾にとっての、頂の景色はきっと、みんながコートの中を夢中になって見ている、あの景色だったんだろうな。尊いよね。たまんない。
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本丸で地味ハロウィンをしよう!となり、皆様々な趣向を凝らす中ダントツで地味ハロウィン優勝したのは
買った商品が3つで100円だったのに2つしかカゴに入っていない事をレジで指摘され、3つ目をダッシュで持ってくるか買う事自体を諦めるかポイントカードを片手に一瞬悩む主婦
をやった燭台切。
200
主人公がバレーをし続けるのは分かる。想像がつく。むしろそうあって欲しいと願ってた。でもそれ以上に、ライバル校の、しかも主人公とは違う学年だったキャラが大人になってコートを見て一番嬉しそうに笑うのが、本当に愛って感じがした。本当に、本当にバレーが大好きなんだなと。