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今日、ホームセンターで工作に使う道具を見ているときに、近くから「まあ、大は小を兼ねるって言うしな……」と話しているのが聞こえて、ホームセンターで聞こえてくる会話としては最も不安になる種類のものだなと思った。
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「ディズニーって英語?」と聞いてきた子どもに、「英語だけど、日本語でもディズニーだよ」と教えると、「日本語に、"でぃ"があるの? "でぃ"がないとディズニーができない」と言うので、「そうだよ。どう書くと思う?」と尋ねると、少し考えてから「"り"に点々?」と意外と良い線を行っていた。
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ネコを操作して街を探索するゲームをSteamで買い、中身をよく知らないまませっかくだからと子どもの前でプレイしてみたところ、思ったよりも様々な死の危険がネコに降りかかり、ネコを心配して泣いてしまった子どものために極めて高い集中力でネコを危機から救い続けた。
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たとえば「改札でモタモタしているヤツ死んでほしい」みたいなことを相互フォローの人が書いていると、わざわざその直後に「ぼくは改札でモタモタして突き飛ばされる側の人間だから、モタモタしている人と一緒だと安心する」みたいに書いてしまう。自分なりの反抗である。
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赤ちゃんと二人でいるときにテレビをつけたらパプリカが流れていたのだけど、曲が終わって「製作・著作 NHK」と出たあと、またバージョン違いのパプリカが始まって、終わって、始まって、終わって、始まってが延々といつまでも繰り返されるので、赤ちゃんに「スタンド攻撃されてない?」と尋ねた。
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しかし、施策の目的や意義を行政がほとんど説明せず、代わりに毎度毎度noteやTwitterとかで市井の専門家が半ば推測で解説して、みんなが何となく行政の意図を理解したかのような気持ちになっているのって結構不思議な光景だな。
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新卒で入った会社で、一個上の女性の先輩に「○○さん、育休中に勉強して社労士の資格取ったらしいですよ。難関なのにすごいですね」という話をしたら、「そんな資格とる暇あるなら復帰すべきでしょ。みんなが働いているのに休んで勉強するなんておかしいじゃん」と言われてかなり戸惑った記憶がある。
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ふと「おたおたする」の語源って何なんだろうと気になって調べたところ、なんと「おたすけください、おたすけください」の意らしい。kotobank.jp/word/%E3%81%8A…
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「コンビニに行くたびにホットスナックを食べる」「低脂肪牛乳・低脂肪ヨーグルト禁止」「オールブラン禁止」「同じものを食べるの禁止」などの縛りプレイをして、ファミ通に投稿したい。
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ぼくは中3のときに「I am a student.」も書けないくらい勉強が出来ず、さすがに高校受験がまずいだろうと冬に3ヶ月だけ塾に通ったら成績がめちゃ伸びて、その後は予備校にも通わず東大にも入ったのに、母親は成績とか興味ないので「塾代結構かかった」とか文句言われて結構びっくりした記憶がある。
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赤ちゃんがヤングコーンを食わず嫌いしているので、目の前で「あー、おいしいなー」と食べてみせたら、自分のヤングコーンを全部くれました。
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顕微鏡による解剖と観察で「女王バチ」がメスであることが明らかになると、今度は「女王バチは王ではなく、屋敷を切り盛りする女主人である」「女王バチは母親であり、働きバチを支配しているわけではない」といったように、自分たちの社会との整合性を取る言説が次々生まれたというのも興味深かった。
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昼寝をしていた赤ちゃんが大事な会議の3分前にニコニコ起きてきて、おやつを食べたいと主張しながら同時にウンチをしたので、本当に大事なものが何なのか瞬時に見極める必要があった。
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今年のふるさと納税は災害寄付も考えたけど、やはり小さい子どもがいることもあって、最終的に1型糖尿病の根治研究支援に寄付をした。まだ目標金額に達していないようなので、ふるさと納税の寄付先を検討中の方は良かったら見てみてください。furusato-tax.jp/gcf/703
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みんなともう会えなくなっちゃったらごめんな。
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Twitterに流れる「教養」って全部教科書に載っていた話ばかりだねという結論になって、「なるほどな、みんな共通の思い出の話をしていたんだ」と思った。
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「自分はひどい目に遭っているのだから、このくらいのことは許されるはず」というような無意識の正当化のもとに、モラルが低下するという場面は結構あるように思う。
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ぼくは他人の視線を内面化しやすいタイプなのか、例えば相手から「こいつはダメなやつだな」と思われていると感じると、一種の自己暗示状態になって、本当に所作から話し方まで全て自分の考える「ダメなやつ」のそれになることがある。もちろんその逆もあるけど。
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今読んでいる本に「植物の命は、動物の命と同等だ」と「動物の命は、植物の命と同等だ」は同じ意味にならない(むしろ正反対の効果をもたらす)という旨が書いてあり、かなり良い指摘だなと思った。
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電車に乗ったら、早速「てか、俺たちの代って本当に変なやつ揃ったよね?」と話している若者たちに会えて良かった。
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性差別に限らず色んなことを連想させる話だが、個人的には、「仮に人生への満足度が下がったとしても、それでも知って良かった」という人も大勢いるのではないかと思う。
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正月、実家から送られてきた冷凍のおせちの重箱を自然解凍させていたら、伊達巻や栗きんとんはすぐに解凍されたのに、蒲鉾とかはまだまだ凍ったままでだいぶ解凍スピードに差があり、ぼくが小学生だったらこれを自由研究のテーマにするなと思った。おせち解凍ダービー。
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スナフキンの「彗星が落ちようが落ちまいが、家には帰れた方がいい」というモノローグが挿入される。杞憂の話ではなく本当に彗星が落ちるらしいと読者も驚いた直後にこのシーンがあって、ムーミンの幼さに絶句してしまうのだけど、その戸惑いを諭すようにスナフキンの思考が挿入されているなと感じる。
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青空文庫で古いエッセイなどを読んでいると、当時の「夜の暗さ」に興味を惹かれることが多い。明治15年、「アーク燈」が銀座で燈火され、見物人が毎晩こぞったということがあり、そのルポに「地面に針を落としてみて、それをちゃんと拾うことができた」と記載があるらしく、なかなか洒落た一幕である。