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NATOの東方拡大がロシアの脅威認識に十分に配慮したものではなく、現況の間接的な原因は「拡大」にあるとの見方を一貫して退けてきたアップルバウム。ウクライナ戦争後もその評価を変えていない。 washingtonpost.com/opinions/anne-…
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ちょっと意地悪ですけど核心をついてますね。特に右下の💬の中のシンクタンカーの発言が強烈な皮肉です。自分も何度となく同じようなことを言ってきました。一歩間違うと欲求不満が溜まった知的自己顕示欲を持った人たちの集まりですよね、シンクタンクのセミナーって。 twitter.com/nobu_akiyama/s…
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いま日本にもシンクタンク待望論がありますが、この辺は冷静にならないといけません。シンクタンクを設立すればどうにかなるというシンクタンク万能論は、これはこれでひとつの知的怠惰です。どういう人を集めて何をやるかという思想がなければただの箱です。
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一番重要な局面で失言をしてしまったバイデン大統領。勢いあまっての失言はバイデンのオハコだが、よりによって21世紀最大の危機に向き合った際の演説でやってしまった。政治家が過って本当のことを言ってしまったという深刻な事態。
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戦争はいずれ終わる。より困難なのは🇺🇦戦争後の国際秩序に露をどう取り込んでいくかという問題。戦争の時は圧力をかけていればそれでいい。問題はその後。
postbulletin.com/opinion/column…
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🇺🇦戦争後の露がどうなっていくかは、勿論第一義的には露の問題だが、制裁をどういう条件で緩和するのか、露を通常の「外交世界」から完全に遮断し、シェームし続けるのか、 経済的な関係を絶ったままにするのかなど、我々の側の判断が、露と世界の関わり方を相当程度規定する。
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@HalBrands は🇺🇦戦争後の露に関し、三つパターンがありうると論じる。最初は露が民主化する「モスクワの春」。いうまでもなく一番望ましいシナリオだ。しかし、これはおそらく最も実現可能性が低い。
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次にプーチンが政権を維持しつつも、国力を落としていく「傷ついた巨人」パターンだ。いわば衰退した核大国ということになろう。ただこの傷ついた巨人は覇権的野望は持たず、周辺国を脅かしもせず、最善のシナリオではないが、どうにか共存可能だろう。
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三番目が「ボルガ川沿いのテヘラン」とブランズが呼ぶもので、かつて露の民主化を担おうとした層は全て国外に流出、露は専制主義の度合いをさらに強め、超大国版のイランになるというパターンだ。いうまでもなく最悪シナリオだ。
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露が🇺🇦でとった行動を正当化するような論理には一切加担すべきではない。しかし、露を徹底的に追い詰めると、新たな妖怪を生み出してしまう可能性がある。秩序を守ろうとする側にとって、この問題が最大の問題だ。
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🇺🇦戦争の戦後処理が、次の「本当の大きいやつ(戦争)」の序曲だったなんてことにならないようにしなければならない。
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ここひと月ばかり、知らない番号の電話から連絡がくると、まず第一声で「戦況解説はできません」と答え、そして会話はほぼそこで終わる。
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@Yuichi_Hosoya 「ロシアに領土の一部をうばわれ、1956年以降、ながく4つの島を返してほしいと交渉してきたが、なお日露平和条約を結ぶにいたっていない。だから日本はこのたびの戦争に仲裁者として介入するのにふさわしい存在である。」→この論理的飛躍が一切解せません。
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いや、バイデンの外交安保チームは🇺🇦についてはかなり見事に対応しているでしょ。派兵以外にできる介入は全てやっている。西側+の結束・動員、制裁、情報協力、露のシェーミング。派兵しないと明言したことも、派兵できないんだから正しかった。ブリンケン=バーンズ・コンビが活きた。
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ただこれがバイデン政権の評価アップには一切つながっていない。むしろ依然として最低値に近い。
projects.fivethirtyeight.com/biden-approval…
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ただし、これは残念ながら、ウクライナにとってできることをすべてやっているというわけではなく、アメリカの国益に照らし合わせて、できうる最善のことをやっているという意。
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印象論だが、先週の日曜午前中の政治討論番組あたりから、米国におけるトップニュースがウクライナではなくなってきた。
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バイデンがジェノサイドという表現を用いたことを称賛するゼレンスキー大統領。これだけ重たい言葉(loaded word)なので、さすがにバイデン一流の失言ということはありえないだろう。 twitter.com/ZelenskyyUa/st…
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SNSと政治の関係を考えた時、世界観の共有はFB、プロパガンダはYouTube、戦闘領域はTwitter。が、🇺🇦戦でTikTokが急浮上。TikTokは戦争の惨状に向き合った人々の思いなど、ユーザーの息遣いを伝えることができる。OSINTのソースとしても威力発揮。インスタみたいな擬似ポジティブ感は全く不向き。
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確信する絶対主義者と悪しき価値相対主義者とどっちが厄介か判断に悩む。前者は圧が強く一緒にいて疲れるし、後者はインテリ然としていて本当に手に負えない。最近、両人種と接点があった。自分はどっちにもなりたくないということだけことははっきりしている。
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(今のウクライナの惨状を見て)「自分は世界各地で悲惨な状況を数多く見てきたが、最悪の状況だ」と、デビッド・M・ビーズリーWFP事務局長。 pbs.org/newshour/show/…
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ロシアを徹底して隔離する秩序を思案中と伝えるワシントンポスト紙。 washingtonpost.com/national-secur…
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「隔離して、弱体化させる」という方が正確。その意味で、限定的に「共存」を前提とした「封じ込め」よりも攻勢的か。
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この戦争を、民主主義陣営 vs. 権威主義陣営の間の体制間競争の第一局面と見るのか、それともロシアとウクライナの間の固有な戦いと見るかによって、戦後構想の基本発想がだいぶ変わってくる。
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記事を読み進めていくと、ちょっと前までは「プーチンの戦争」と呼ばれていたこの戦争が、「ロシアの戦争」と呼ばれるようになりつつあるとの指摘が。ロシアの「collective responsibility(国家としての責任)」という表現も。