むしろ、プーチンは24年までに状況を既成事実化し、再選したトランプにそれを事実上認めてもらうことまで考えているのではないか(と邪推する)。
自分の手柄になるなら別だが、とにかく国際的な責任を引き受けず、リリースするというのがトランプ外交だった。自らそう明言している。さらにNATOも結束できなかっただろうし(それどころか崩壊?)、プーチンはトランプに直接、ロシアの事情について囁くこともできただろうし、あまりに短絡的すぎる。
62%の有権者がトランプが大統領だったら、露のウクライナへの侵攻は起きていなかっただろうと。共和党員の85%、民主党員の38%がそう答えている。これはバイデンは弱腰で、トランプは強気だという前提に立っての答えと想定できるが、トランプを超える非介入主義者はいない。 thehill.com/homenews/admin…
「右派スーザン・ライス」(ライスはかつて新しいモデルの大国間関係をoperationalizeすると発言)がでてきて、中国の勢力圏という発想を受容する、…というような構図はなんとしても防がなければならない。
そうなると「ヤツらのシマ(勢力圏)には手を出すな」的な発想が一般化する。中国は西太平洋にさえアメリカが手を突っ込んで来なければ、共存できるという主張を再び始める。
さらにいうと、紛争避難民が西ヨーロッパに大量流入する。はじめは受け入れるが、長期化すると多くの摩擦が生まれ、右翼政党の台頭を促す。右翼的価値相対主義(所詮力だ!)の勢いが西ヨーロッパにおいても増す。24年にはアメリカでトランプ政権が誕生する。
一部こうした動きに迎合する動きがアメリカ国内にも出てくる。米の対中フォーカスがボヤける。下記リンクはそうした動きを予感させる、…というような連鎖が考えられる。 twitter.com/tnak0214/statu…
フロントラインであったインド太平洋への関心が相対化される。欧州は米国の存在をやはり不可欠なものと認識するに至る。米国はアセットを欧州戦線にも振り向けざるをえなくなる。中国は露と連携し、支えつつも、露ほど「無法国家」ではないというアピールをする。
ウクライナは予想以上に抵抗しているようだが、もしロシアが勝ったらという事態を想定しておかないといけない。それは「力が剥き出しの時代」に回帰することになり、(もともとフィクションであった)秩序や規範といった観念が揺らぐ。 foreignaffairs.com/print/node/112…
中国に露のウクライナへの介入を思い止まらせるよう協力要請したものの断られたという記事。しかも長官レベルでの要請であったと。なぜ、このタイミングでこうしたリークがあったのか。米政権の中に、中国は露ほど無法国家ではないと考える一派がいて、それを封印するためか。 nytimes.com/2022/02/25/us/…
ウクライナへの共感と支持を九条原理主義にハイジャックされたらいけない。これは日本をめぐる安全保障環境を考える重要な契機であり、No Warとか言っている場合ではない。 twitter.com/CTR525/status/…
Japan is together with 🇺🇦Ukraine🇺🇦 as well. 現場にいなかったので分からないが、メッセージは「No War」でなく「Stop Putin」。正しいと思う。 fnn.jp/articles/galle…
このソマリアの民主化に関する米国務長官のツイートを見て思う。米国は本当に忙しい。ウクライナ情勢をめぐる米国を批判する声もあるが、米国はやれることはやった。ウクライナに米軍を投入することなど、アフガニスタンからの撤退が失敗したとかそういうこととは無関係にそもそもありえなかった。 twitter.com/SecBlinken/sta…
「これが生きてあなたたちと会う最後の機会になるかもしれない。」Zelensky to EU leaders: "This might be the last time you see me alive" axios.com/zelensky-eu-le…
安保理でウクライナ情勢が審議されるのを見るにつけ思う。北東アジアで有事が発生した際に、日本の国連大使が西側の声を代弁する責務を担う。その人は西側の意思を効果的に説得的に代弁できる超一流のコミュニケーターでなければならない。米国の国連大使が閣僚級であるのには意味がある。 twitter.com/tnak0214/statu…
トランプ政権下でウクライナ危機が起こっていたらどうなっていただろうと問いかけた瞬間、米第一主義、NATO不信、トランプとプーチンの関係、さらにフリンのような人の顔が思い浮かび、ゾッとした。 twitter.com/ShinodaHideaki…
CIRによれば撤退の様子の画像は捏造されたものであるということらしい。 twitter.com/Cen4infoRes/st…
どうも露軍撤退はディスインフォメーションである可能性がある(と、中曽根平和研の大澤淳主任研究員の発信で知った)。それが一部だけなのか、撤退がそもそもないのか、まだ未確認。 twitter.com/tnak0214/statu…
先月、プーチンと長時間話したニーニスト・フィンランド大統領は、プーチンがいままでとは違っていたと、「彼は、決断、決意という点において明らかに違った境地に達していた。彼はいま目の前にある機会を逃してはならないとと感じているように見えた」と。 nytimes.com/2022/02/13/wor…
去れる時に去れた人たちを救出するために米兵を危険に晒すことはしないとジェイク・サリヴァン。ウクライナに滞在中の米国人に対し、48時間以内に退避しろ、20日まで侵攻はないとは格言できないと。米は厳しい見通しをガンガン出してくる。politi.co/3HOQ2LC
率直にいって、共和党を批判するツイートをする際はあまりドキドキしないが、民主党を批判する際は、(ここ日本でさえ)「キャンセル」という言葉がちらつき、一瞬躊躇ってしまう。「洗練の仮面を被った野蛮」が蔓延っているアメリカにおける圧は日本の比ではない。
民主党の方も1619とか色々あるが、最高裁の判事の任命につき、黒人女性を判事に任命するのはいいが、そう宣言すべきだったかどうかについては強い疑問がある。今の民主党はジャスティスの観念に依拠しているがゆえの怖さがある。いかなるジャスティスでも、それを上手に信じなければ原理主義に堕する。
もともと自分は穏健な共和党がしっくりきたが、もはや共和党の復元力には期待できそうにない。しかし、アイデンティティ・ポリティクスの方に舵をきる民主党も、洗練の極みの野蛮の方に向かいつつある。どちらも野蛮は野蛮。 nytimes.com/2022/02/04/us/…
駐日米国大使が駐日ロシア大使の日本批判を批判。来日していきなり存在感を示しました。 twitter.com/USAmbJapan/sta…
SNS上における「おやびん」の不在、さらに彼がワクチンのセールスマンになってしまったことや、ここのところQからのサインが途絶えてしまったことなどが相まって、トランプ・パラレル・ワールド(親トランプ・インターネット空間)はちょっと内戦気味だという記事。 washingtonpost.com/technology/202…