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茹でただけのジャガイモ700gはなかなか食えない。油100cc飲むのはまず無理。しかしそれらが合わさると何となくイケてしまう。さらにそこにベーコンの塩気やマスタードの酸味が加わるとスルスルいけてしまう。これこそが人類の生み出した「料理」という文化の持つ業のようなものである。
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ビーフシチューのレビューで
「肉はスプーンで切れない、野菜は少ししか入ってなくて煮込まれた形跡もない」
というのがあって、それはきっとおいしいやつだから食べてみねばと思った。
ありがとう低評価の人。
お店にとっては災難だけど、大丈夫、わかる人はわかってくれるはずだから元気出して。。
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某所に最近できたビジネス町中華、チャーハンに刻んだナルトが入っててそれっぽさを演出してるんだけど、ラーメン自体にはナルトが入っていない。
これでは
「ラーメンに必須なナルトを仕入れてるからそれをチャーハンにも転用」
というストーリーが成立せず、世界観設定の甘い店、という印象を持った
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某城石井にて。
「君たちの商売は誠意というものが無いんじゃないか?」
という声が聞こえてきた。
すわモンスタークレーマーかとそちらを見ると、初老の男性。
若い男性スタッフを捕まえて曰く
「このワインには『2016年は当たり年』と買いてあるけどこの辺りはその年は霜の被害が酷かった筈だろ」。
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名古屋で年配の元ホテルコックさんに聞いた話が面白かった。ホテルでフランス料理を修行して独立するとき、レストランを開業する人はごく一部で、ほとんどは喫茶店をオープンさせていたとか。
「せっかくフランス料理の修行したのに喫茶店は勿体ないのでは」
と思うかもしれないけど、実はここに>
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そりゃ、そういうことはスタッフではなく本部に訴えるべきであり、まあ見ようによっては充分モンスタークレーマーなんだろうけど、個人的にはあんまり嫌な感じはしなかった。
とりあえずこの店はクレーマーも一味違うな、とは思った。
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オーセンティックな旅館の晩ご飯、自分としては「ギリギリ完食できるが完食すると一歩も動けないしもはや水すら飲めない」という状態に至るものという認識で、また「その状態でフカフカの布団に倒れ込んで後はもう何もしない」という地上天国を実現する稀有な機会なので大大大歓迎です
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飲食店において海老は往々にして「プリプリ」と評価されるけど、これは世の中にボソボソに縮こまった海老料理が溢れていた頃の名残が今だに幅を利かせているという事のような気がする。
今の現実は安い店ほどプリプリで高い店のは「みっしり」している。
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「何? そんなことも知らずに物を売ってるの?」と、声を荒げるでもなく懇々と続ける。「これを見たワインを知らないお客さんは2016が当たり年だって信じちゃうじゃない」。
さすがにこれ以上ゴネたら、割って入ろうかと思ったけど、男性はそこで切り上げてレジに向かった。
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昔浅草のKバーで、タブレット開いて仕事してたら見知らぬ泥酔男が「もしかして物書き?」と話しかけてきた。
「自分はそのつもりなんだけど数年前に某新人賞を貰ってその後は泣かず飛ばず」という話をでっち上げてたら、泥酔男はショーペンハウアーの言葉を引いて慰めてくれて超申し訳なかった。