あまり情報は出ていませんが, 最新週で東京都(第20週; 5/15~5/21)ではさらに2例の麻疹(はしか)が報告されています. 国立感染症研究所が公表している情報とあせると, 2例はそれぞれ1歳と2歳の小児だったようです. 小児でも感染例が出ている点は, 小児科医としてとても気になるところです.
なんだかんだで, 最後は病院は何とかしてくれると思われているかもれません. たしかに何とかしたいとは思っていますが, 現実には限界を越えれば何ともできなくなります.
通説では男児は2歳児の身長x2, 女児は1歳半の身長x2くらいになりやすいとされていて, 基本的にはこの時期の身長は最終身長との関係性は強いです. ただしいくつかの影響により左右されることがあり, 代表的な例は思春期のタイミングがあります. 思春期が早いと予想よりも低く遅いと高くなりやすいです. twitter.com/TOTB1984/statu…
供給不足が続いていた「日本脳炎ワクチン」に関して, メーカーから供給が再開された旨が発表されました. すぐに供給量が十分になるわけではなく出荷調整は続きますが, 徐々に不足感はなくなってくることが期待されます. takedamed.com/medicine/detai…
テレビ番組でハードロックやしめじが免疫力アップの効果があるってやってましたし, 3日連続で免疫力アップの特集をやるようですが… 繰り返しになりますが「免疫力アップ」という話があったら, ほとんどその内容は疑わしいと考えてよいです.
「母子健康手帳」は妊娠期から乳幼児期までの健康に関する重要な情報を1つの手帳で管理することを目的として, 母子保健法に基づいて交付されています. 親子手帳という名称は10年前に厚労省で検討されたことがありますが, 上記が主目的であることを考慮して変更しなかった経緯がありますね. twitter.com/YahooNewsTopic…
コロナに感染しても小児では大きな問題は起こらないと未だに思われていることがありますが, 実際には日本でも発生しています. そしてこれは日本で様々実施された対策下で起こっているということも重要です. twitter.com/SatoshiKamidan…
<今日のスペースのまとめ> ・インフルエンザワクチンはなるべく早めに接種する方をおすすめ ・2回接種する場合には, 1回目と2回目の間隔は4週間が標準的 ・シーズンや年齢などによっても異なるが, 多くの研究で一定の効果があることは示されており, 今年も期待される ・1歳未満でも基本的には推奨
ロタウイルスワクチンは10月1日から定期接種となります. 2020年7月生まれだと10月に入ってもワクチン接種の対象年齢ですが, 定期接種の対象となるのは8月1日生まれからになります 7月31日生まれまでは遅らせても自己負担があることには変わらないので, 接種できるようになったら早めに接種しましょう
解熱薬以外の子ども用の市販のかぜ薬 (咳止めなど)については, 現時点では小児科医の視点から見たものではオススメできるものは1つもありません. よって子ども用の市販のかぜ薬はあらかじめ準備しておいたり, 外来受診できないためにわざわざ購入しに行ったりしなくてもよいと思われます. twitter.com/nuno40801/stat…
最近もツイートしましたばかりですが, 医療従事者ではない方が医療従事者を名乗るのはおやめください. 医療従事者にも様々な常識や暗黙の了解などがありますので, こちらからみれば感覚的に医療従事者かどうかはほとんどは判別できます. twitter.com/nuno40801/stat…
「ウイルス」を「ウィルス」と表記されている場合, その内容には特に注意が必要だと思いますが, ワクチン「接種」を「摂取」と誤字の範囲を超えて繰り返し表記されている場合の内容にも特に注意が必要, というのが個人的な印象です.
医師以外が医師やそれと紛らわしい名称を名乗ることは禁止されていますが, いまだにTwitterではそういった行為をされる方がいることに驚かされます. SNSだからバレないだろう・責任は問われないだろう, と軽く考えない方がいいです.
そういう認識とはこの件です. 間違って消えちゃったみたいなので
これはぜひ小さいお子さんがいない方々にも知ってもらいたいです. 「小さい子どもにマスクさせていない」という他からの目線や空気が, 無理にマスクをさせてしまう, ということがあるためです. twitter.com/Dr_KID_/status…
何の申し合わせもなくTwitterで多くの小児科医が同じ話題でツイートをしている場合, そのテーマは特に重要な可能性が高い, という一般の方は認識していただければよいのかもしれません.
水痘の話題が盛んになっていますが, 水痘ワクチンではOka株(岡株)という日本で開発された弱毒化水痘帯状疱疹ウイルスが用いられています. これは1970年代に開発されたものですが, 今でも日本のみならず世界中の水痘ワクチンは基本的にこのOka株ワクチンです. 先人の功績をありがたく享受しましょう.
似たような話ですが, ・1歳の子ども「1人」の採血 ・20歳の大人「1人」の採血 では同じ「1人」ですが, 医療へのかかる負担は違うので, 単純に「数」だけで負担具合を評価しないでね🐣 ということです
破傷風は今となっては稀な疾患となっていますが, とても重篤な症状を引き起こす感染症として知られています. 印象が強い症状として第3期の症状の1つである「後弓反張」が知られており, 看護学校の講義とかでも私は必ずこのチャールズ・ベルの絵を出しますね. (en.wikipedia.org/wiki/Tetanusから図を引用)
「より必要とされている方に確実に届くように」と記載しつつ, 対象として接種が優先されているのが高齢者のみなのはなぜでしょうか. インフルエンザにおいてハイリスクである小児は「より必要とされている方」とはみなされていない, というようにみえますが. twitter.com/MHLWitter/stat…
どの年齢ならするべきかといった細かい点には難しいところもありますが ・マスクはただ使用するのではなく適切に用いることが必要 ・小さい年齢では適切に使用するのは難しいことも多い ということは把握してもらうのが大事ではないでしょうか. news.yahoo.co.jp/articles/6aa5c…
あえて何とは申し上げませんが, 日本小児科学会の一般向けのページの「子どもの家庭内事故を防ごう」の「窒息」のページの一部のスクリーンショットを貼っておきます. よろしくおねがいします. kodomo-qq.jp/jiko/index.php…
【定期】 「子ども用の市販のかぜ薬」には様々な成分の組み合わせた製品が販売されています. ただ, どれもエビデンスが非常に乏しく効果や安全性は不明です. またほとんどに第1世代抗ヒスタミン薬が含まれており安全性への懸念もあります. 小児科医としてオススメできる製品は1つもないのが現状です.
経験からもわかりますが, 災害が起こるとSNSなどでデマの情報が出回ります. 「〜らしい」「〜から聞いたんだけど」のような伝聞系の情報は特に要注意なので, よく確認するようにしたほうがよいです. また新型コロナウイルス感染症に関係させたデマも予想されます. 大変なときほど慎重に.
明日から長期の休みに入る方やそれに伴って帰省される方も少なくないと思います. そういう時は普段と異なる医療機関に受診することもよくあります. なので, いつも以上に ・母子手帳 ・お薬手帳 をどこでも忘れずに持参してください. その方がいろいろ助かるので, 今一度よろしくお願いします.