「もしAPDSやHEATやHESHといった次世代対戦車弾薬が登場しなかったら」IFなんかは、戦後機甲史が完全にぶっこわれるのでおすすめです
「結局のところ何をやっても枢軸国は負ける」みたいなお話になるにつけ、じゃあ逆に連合国側が史実より余計に失敗する方向性だと、どこまで失敗できたんでしょうねみたいな気もしてくる。まさか「どこまで失敗しても勝てる」なんて訳はないでしょうし
76mmクラスの高初速砲ってのは第二次大戦期の戦車砲としての一つの正解みたいな所があります。でもそれが凄い大砲かというと別段そうでもなく、艦砲や沿岸砲では半世紀程前に出来てた程度の代物なんですよね。このへんまでは「作れる」は割と前提で、「それ要る?」という問いの方が問題なのです
古典的な牽引152mm榴弾砲でも連続射撃する場合は毎時15発とかが限界なのだとか(条件によりけり。実際は気温や装薬量、持続時間に応じて限界の発射速度が細かく規定されてる)。比較的シンプルな大砲でも、砲身なり駐退機なりが過熱してしまって限界が来るんですね。況や複雑な現代的自走砲では……
ところで小さくて素敵な戦車といえば、T-45もかなりいい感じだと思うのですよ。ステロイド注射したT-60みたいなやつで、重量7t切るような二人乗り戦車なのに37mm対戦車砲に限定的に耐える程度の装甲と45mm砲装備と、軽量級の軽戦車としてはこれ以上ないくらいキリキリに纏め上げられてます
機関銃をいっぱい積んだ車に乗って砂漠をむちゃくちゃ超えて訳の分からんところにやってきて嵐のような銃撃爆破放火をして去っていくプロの蛮人すき
「プレイヤーが照準操作を直接するゲームで照準システムがちゃんと用意されていないと勘で撃つしかないので試行回数でゴリ押せる小口径砲が実態以上に有利・大口径砲が実態以上に不利になりがち問題」は数学上の未解決問題です
ブローニングM1919をベースにした40mm自動擲弾銃XM174なんてのがあったのね。本体重7kgそこら、12発弾倉込で12kgと信じられないくらい軽くて手持ち発射も可能な自動擲弾銃という珍品。自動擲弾銃用の40x53mm中速弾ではなく手持ち擲弾銃用40x46mm低速弾を使うので反動も軽いわけですね
なんかモデリングとかしてると「面が寂しい」「間が持たない」「ディテールのバランスが悪い」とか思っちゃう悪い癖があるんですが、でも現実の物体のディテールは必然性があるからあるのであって、無い所には一切ないしある所にはエグい程あるし、ディテールのバランス配慮など存在しないのだなあ
B-19の「エポーハ」無人砲塔は57mm機関砲といっても、短砲身低初速の57mm自動擲弾銃の系列っぽいのが面白いですよね。見た感じ、AGS-57そのものではなく車載型のバリエーションかなんかのような気はしますが。要は57mm HESH-MPをばらまく機関砲なんで軽建造物・軽装甲目標絶対殺すマンという感じ
この変速機交換方法のせいで豹は車体サイズに余裕があってもあれ以上砲塔を広げるのが難しいし、王虎はあんなに車体が長くなってしまってるんじゃよなって
どちらもその国で一番面の皮が厚い最も強力な戦車で、そしてどちらにも当時の国のトップの人名が付けられたけど、何となくそのニュアンスは全然違うような気がする
いやこれにしても、マーヴェリックのアイデンティティは「海軍航空」ではなく「飛ぶこと」にありそうなので(ヨットの件もしかり)、もし選べるなら海軍機かどうかよりも「より自由に飛べる方」で決めそう……みたいな解釈(こじつけ)も出来るかも
どんな病原体も消滅させることができる話題の缶です。ご自宅への接近経路に埋設すると効果的です
戦間期に考えられてた砲兵vs戦車のおはなし、後々とは戦車というもののイメージが違って面白いすね。「軽戦車は野砲にとって格好の標的だが、速度と数と小ささによって破壊を免れようとする。まるで怒った蜂の群れのごとく、何匹死んでも何匹かは生き残り、砲兵や歩兵を鋭く刺す」とか書かれてる
3.7cm Pakで硬芯徹甲弾を使うとKVのほうがT-34より貫通しやすい箇所が多くなる、とな。硬芯徹甲弾は傾斜装甲との相性が良くないのでこうなってしまうんですね。というか垂直近い装甲相手にはやたらに貫通力が伸びるというか
パンツァーファウストの10連装発射機?と思しい何か。しかし意図がよくわかりません。昨今の紛争ではRPGを多連装にした砲架を応急的な歩兵砲めいて使う例がありますが、でもPFは100型でも射程が150mしかないのでそういう用途にゃ全く向かないでしょうし。さりとて対戦車用途としてもヘンだし
SF脳なので艦娘歳を取らない説の戦後は「頑強な体に長寿命!つまり外宇宙探索や宇宙植民への適合性!」とか考えてしまってしんみり感がどこかに行ってしまう
7.5cmペーネミュンデ弾。脳裏のヒミツヘイキ病患者が「大戦期ドイツで既にAPFSDSが開発されていた!」と暴れ出すけれど、でもこれで榴弾なのであるなあ。謎
歩兵砲ってなんとなく古臭い大砲みたいなイメージがあるかもですが、存外に新しい生まれなんですよね。歩兵の小部隊に随伴して臨機応変に敵火点を排除する……なんて必要性が生じること自体がまず第一次世界大戦的ですし。意外にも戦車とほとんど同期の生まれなのだなあ
そういえばテトラークもソ連にちょっとだけ供与されてたんだよなとか、でもこうやってT-34と並んでる絵面は見慣れ無さが凄くてパラレルワールドっぽい
軽過ぎると当たらない、と言えば。75mmパックハウザーの砲身の上についてるナメクジめいた形の部品、これ砲身の強度を担うとか駐退復座機の一部を構成しているとかではなく、単なる「錘」っぽいんですよね。鋳鋼製なんですが、中にわざわざ鉛を流し込んで49kgもの重量を持たせてある
そういや大戦期の航空ロケット弾って、搭載重量の大きな機種でも6-8発、例外的なものでも精々12発しか積めないんですよね。合計500kgとかそこら。多連装発射機の発想は一応あったのに、搭載数を増す方向性が薄いのが不思議。空気抵抗とかの問題なのか、あくまで補助的武装という割り切りなのか
人体、車に例えたら「エンジンがオーバーヒートしそうなのでパワーウィンドウを振動させます」みたいな意味不明な警告の出し方をするのやめてほしい
「○○オタクになりたい」というのはよく分からない感覚というか、個人的にはそう積極的な動きではなくて、「どうやら○○オタクであると認めざるを得なくなる」という感じで始まった気がしますわね