ニンジャスレイヤー第四部の「自我獲得ドロイドを旧世紀B級アクション映画ビデオテープで一杯になった部屋に閉じ込めておくと『思考がやや奇妙であるものの一通りの一般常識と概ね真っ当な正義感と優しみを備えた人格』が出来上がる」って発想、テンサイのそれだわよね
T-34は背が低い戦車というイメージがあるかもですが、でも戦後ソ連戦車の雛形たるT-44と比べるとポプテピピックなんだよなとか
こういう本が欲しかったんだよなという気持ちを本にしていく。「ヘェー、その分野にはそういう問題があって解決策はそういうのがあるのね」フェチなので
女騎士の甲冑の胸部装甲は内容物に合わせた形状の二つのバルジを備えるものが一般的であった。しかしこの形状はバルジの端や谷間に被弾すると弾が逸らされず、むしろ食い込む方に向かって貫通されやすくなる問題があった。そのため近年はあえて谷間を設けない楔型の胸部装甲を持つ甲冑も普及しつつある
セルビアの57mm機関砲搭載装輪IFV「ラザンスキー」とな。砲塔はロシアのキンジャール無人砲塔で、車体は新規設計との由。重量は構成により26~36tと。まさか装輪にこれを積むとは、重武装化も極まってきた感じがありますわね
ライフル銃が実用的な武器になるのは人類がある程度大きい生き物だからではないかしら、などとふと思いつく。仮に人類のサイズが1/100だったら空気の粘性が大問題になるので、水中銃めいた長矢弾タイプでないと使い物にならないのでは
そこで「いや、だったら同時代の海軍機のほうがもっと合ってるんじゃ……」とか言いだすのは悪いオタクです
一方フランス人はサイドカーに25mm対戦車砲を積んだ。砲の首から上だけ搭載とかじゃなくて、490kgある砲全体をそのまま……ええ?
対戦車銃の衰退から対物ライフルの登場まで大口径の対物銃が存在しなかったかというと全然そんなことはなく、大口径重機関銃はずっと東西両陣営に当たり前のように存在し続けていたんですよね。そう思うと対物ライフルは大威力化ではなく軽便化の産物なのだなあとか
なんで小型軽量さの話になるの?というと。例えば1枚目左がレオパルト2の、右がT-72の変速機・操向装置です。前者は一塊のデカく重い装置ですが、後者は左右に独立した小さな変速機を二つ置く。装置自体が小さく軽いし、それで出来る隙間には補機やら他の物が置けるしで、全体が小さくできるのです
これ、現代だと結束バンドで作ったりするんだろうか(現代だと作らない)
川口一さん(@ichi_kawaguchi)さんとこの『砲身強度設計入門』を読む。多層構造とか凝った造りの砲身って実際何がおいしいの? というのをちゃんと解説してくれます。特に個人的にはよく知らなかった鋼線巻きの砲身が「そういうことなのね」とスッと入ってきて発見でした
「P-51なら耐空証明のカテゴリーの関係で運用条件が緩いから……」とか言いだす人はもうおしまいです
いにしえの戦艦の機械式射撃統制装置めいた機械式アナログコンピューター制御で、一つの間接の一方向の動作だけを担当する人員が百人羽織くらいで操縦する超巨大ロボット。大量のメーターと制御ハンドルと人間が並んだ制御室はさながらパチンコ屋
幾つかのゲームでもお馴染み?のSU-26自走砲が可動状態で再現されているようです。T-26軽戦車をベースに包囲下のレニングラードで応急的に作られたもので、激戦の果てに全車両が喪失するも……残された残骸をもとに復元され、今年2月にお披露目されたとの由 zen.yandex.ru/media/yuripash…
虎戦車は当時の他国戦車から頭一つ出てて、「どうしていきなりそこまでのものを作ったのか?」と疑問に思う向きもあるかも。でも「Bunkerflakに対野砲全周防御があったら」……と思うと割とすんなり呑める気がする。そりゃ確かに欲しい
可動部の隙間を装甲で守るのは結構難しく、戦車の防盾でも作りが悪いと近くに当たった小口径銃弾が跳ね返って車内に飛び込んだりする……では身体中に関節のある巨大戦闘ロボは余程上手い造りでないと全身ショットトラップだらけになり、銃弾が隙間から入ってくるのでは?と心配になるというおはなし
馬匹牽引の時代でも重量4.4トンなんていう重砲があったりしますけど一体どうやって引っ張ったんだろう……と思いきや、「通常8頭牽き、きつい地勢では最大12頭まで増やす」とな。行軍というよりほとんど土木工事だ
中世の大砲の運用形態である「親方砲手」というやつ、聞く度に「大砲を商売道具にしている零細土木建設業者」みたいなイメージが脳裏に浮かんでしまうんですが、攻城戦には「非常に特殊な形態の土木工事」といえなくもない側面もあるかもなのであんまり間違っていないのかも知れない
1918年ドイツの統計では大砲の損失理由はこんな感じ 自然消耗 46% 砲身断裂 11% 戦闘で破壊 19% 戦闘で鹵獲 24% 砲身断裂には寿命と事故どちらも含まれそうですが、まあザックリ半分以上は戦闘による直接的な損害以外のところで失われていたわけです
弾薬の重量と人力の制約といえば、大戦期ドイツの重ロケット弾もそこから来てる天井のサイズということなんでしょうね。弾本体が82kg、梱包枠入りで112kgならまあ3~4人で持てば……と思いきや一人で弾持ってる恐怖の重ロケット兵がおったりもする
件の砲弾、6ポンド対戦車砲のShot AP Mk1で確定でいいかしらん。直系57mm、長さ173mmなのでサイズも情報通り。最初から爆薬は入ってない弾なのでごあんしんですね!
30年代ソ連軍は無反動砲狂騒時代でしたが、でもTB-3には無反動砲搭載型って無いような……と思ったけど、そういやこいつは無反動砲じゃなくて普通の砲が載っちゃうんだった。しかも76mm高射砲を機首に1門、両翼に76mm歩兵砲を1門ずつ。無反動砲なんてケチくさいことやる必要がない巨体なのだなあ
1920年代末の戦車開発のおはなしを読んでると、当時でも既に「野砲の徹甲弾に耐えられるような戦車こそが真に画期的な戦車となるだろう」みたいな見方がしばしばあり。大戦期のこのへんの戦車は予想外なものではなく、むしろ「ずっと欲しかったのがようやく実現したやつ」なんですねえ
大戦期ドイツの15cm Pzgr39TSの実物写真とな! 15cm榴弾砲で使う装弾筒付き徹甲榴弾で、8.8cm砲用の徹甲榴弾を加工したものがそのまま弾体になってます。なのでAPDSの一種ではあるけど硬芯弾ではないAPHE-DSという変わり種。これまでも図面やデータは知られてましたが、実物は初見かも