バトルシップ星人、宇宙パンジャンドラムとか宇宙柄ヘッジホッグみたいに兵器体系が「ヘン」なのが異なる技術基盤を感じさせて好きなんですよね。イマイチ好戦的ではない何か煮え切らない感じの戦い方なのも、ティピカル殺戮宇宙人とは違った何らかの行動倫理をちゃんと持ってるぽくて良い
ということを考えると、APDSをいち早く実用化していた筈の英国がなぜIS-3の出現に際して慌ててこうした方向に走ったのかも納得できるのです。APDSでも規模をもう一回り上げる(力技)か、APやAPDSとは別の防御設計が必要になるHESHを持ち出す(迂回)か、と
そういえばテトラークもソ連にちょっとだけ供与されてたんだよなとか、でもこうやってT-34と並んでる絵面は見慣れ無さが凄くてパラレルワールドっぽい
シャーマン戦車の地雷処理装備って恐ろしいほど沢山試されてますが、これはひょっとしたら「操向操作をしていない時はデフとして働いてしまうので直進安定性が低い」というクレトラック式操向装置の特性のせいで問題が余計に難しくなっていたという面もあったりしないかしら?という思い付き
ブローニングM1919をベースにした40mm自動擲弾銃XM174なんてのがあったのね。本体重7kgそこら、12発弾倉込で12kgと信じられないくらい軽くて手持ち発射も可能な自動擲弾銃という珍品。自動擲弾銃用の40x53mm中速弾ではなく手持ち擲弾銃用40x46mm低速弾を使うので反動も軽いわけですね
パンツァーファウストの10連装発射機?と思しい何か。しかし意図がよくわかりません。昨今の紛争ではRPGを多連装にした砲架を応急的な歩兵砲めいて使う例がありますが、でもPFは100型でも射程が150mしかないのでそういう用途にゃ全く向かないでしょうし。さりとて対戦車用途としてもヘンだし
応急野戦砲架に搭載した艦砲、男の子が好きなやつだ(元は2枚目みたいなやつ)。海の上では最小クラスの大砲が、陸の上ではかなり大きい部類になるってのが面白いすよね
砲弾、カミカゼドローンより安くて速いんじゃよな。10km先に20秒で爆発物をお安くデリバリーできる手段は他に無い
機械力の登場する以前、大砲(特に機動力を重視する野戦砲)の重さは牽引する馬の数が増えすぎて扱いにくくならないよう2~3トン辺りに制限されていたわけですが、自律的に人間並みの連携が可能(?)なウマ娘のいる世界ではこの制限はずっと緩く、大砲は古くからもっと大きくなっていた可能性がある
ヘエ! NM-116(ノルウェーの90mm低圧砲装備近代化チャーフィー、超格好良カワイイ)の同軸機関銃はF-86から千切ってきたAN/M3 cal.50に載せ替えられていた、とな。言われてみると確かにちょっと長い(3枚目のオリジナルと比較されたし) tanks-encyclopedia.com/coldwar-norway…
B-19の「エポーハ」無人砲塔は57mm機関砲といっても、短砲身低初速の57mm自動擲弾銃の系列っぽいのが面白いですよね。見た感じ、AGS-57そのものではなく車載型のバリエーションかなんかのような気はしますが。要は57mm HESH-MPをばらまく機関砲なんで軽建造物・軽装甲目標絶対殺すマンという感じ
魚雷といえば1890年代にはもうジャイロ制御で舵取りして針路を維持・修正する仕組みが備わり始めていて、無誘導魚雷と呼ばれるものでもミサイルの誘導装置の分類に沿えば実際には「慣性誘導」の一種だったと言えるんじゃないかしらん。本当に無誘導な魚雷って実は意外に少ないのかも、などと
件の砲弾、6ポンド対戦車砲のShot AP Mk1で確定でいいかしらん。直系57mm、長さ173mmなのでサイズも情報通り。最初から爆薬は入ってない弾なのでごあんしんですね!
一方APFSDSはまた別の迂回路になります。なんやかや呪文めいた説明がされる事の多い弾ですが、大事なのは「弾の先端が削れる」ということで、これが傾斜装甲に対しては「先端が逸らされても弾全体の進路は逸れない」ことに繋がって、傾斜の恩恵を大きく削げる。だから傾斜に頼り切った防御設計には強い
そういや戦後アメリカではレーダー連動自動銃塔装備のジェット銃塔戦闘機なんてものが試作されてましたが、戦後英国ではそういうの聞かないような?
Amazonプライムで『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』が配信された関係か最近この解説ツイが微妙に伸びてますが、これは「超スゴイリアル!!」という話ではなくて、「やってることは基本バーフバリだけどその派手アクションにしっかり現実の元ネタがある!」くらいの感じです twitter.com/FHSWman/status…
そして一時は廃れた榴霰弾ですが、現代ではその復活みたいな弾が色々登場しつつあります(ただし旧来の榴霰弾そのものではない)。榴弾に比べて破壊の奥行が大きく、綿密な射距離設定がなくても開けた場所の軟目標を潰しやすい……という特性は特に対戦車ミサイルチームを急いで潰すのに最適なんですな
PIATといえば14.5kgにもなる重さが最大の難点なのですが[要出典]、そこで身軽さが大事なコマンド部隊向けに「Light Raiding Force PIAT」なんてものが試作されてたんですね。重量は僅か2.5kgで可動部品は一つだけ。反動はバネによる軽減ではなく駐鋤を用いて全て地面に逃がす方式
37mmスコップ迫撃砲といえばしばしばネタ兵器めいて語られて有名[誰にとって?]ですが、こいつ1941年9月3日なんて独ソ開戦後間もないの無茶苦茶大変な時期に採用された物なんですね。緊急事態に際して良さげなアイデアに飛びついて検証不十分なまま投入したらダメダメだった、という立ち位置なのだなあ
T-34戦車の変速機は悪名高いですが、その問題は実戦の前から既に認識されていて、1940年末には既にこんな改良型が提案されてたんですね。変速段数が4から6になって適切な速度選択が可能になり平均速度と登坂能力と寿命が改善、レバー操作負荷が半減、操作も簡略化、緩旋回と超信地旋回機能も備える、と
知識チート、あくまで振りかざすのは凡人でしかないので本物の「偉人」には負けてほしさがありますよね。アレキサンダー大王とかスヴォーロフとかにはどうやっても勝てないでいて欲しい(当たると絶対勝てないので正面対決しない方向に持って行って解決するみたいな方向でどうにか)
大戦期の近接信管といえば電波式の他に音響式なんて方向性もありましたが、なんとハンガリーもそれに手を付けていた、とな。この44M Lidercは直径30cm 重さ141cmの旋転安定式空対空ロケットで、弾としては独軍のWgr21の親戚みたいな感じですが、B17のエンジン音に合わせた音響近接信管を備えていたと
SF脳なので艦娘歳を取らない説の戦後は「頑強な体に長寿命!つまり外宇宙探索や宇宙植民への適合性!」とか考えてしまってしんみり感がどこかに行ってしまう
こういう砲弾が爆発した時に出来る破片は砲弾が破壊・殺傷効果を発揮するために重要なので、集めて数や大きさを測ってみるのは砲弾の出来を評価するために実際大事なんですよね。もちろん普通に爆発させるとそこいら中に飛んで行っちゃって集めるのが大変なので、砂中や水中で起爆して集めやすくします twitter.com/puyokuma7/stat…
10式戦車、T-34の初期型(たぶん一番背が低い)より更に10cm低いのね