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このように「早期発見」という強力なパラダイムがゆらいできたのはこの10年あまりのことにすぎないのです.いまだ認識がおくれている医者もすくなくありません.スクリーニングにはメリットとデメリットがあり,それを認識して検診を受ける必要があります.甲状腺がんにおいてもまったく同様なのです.
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ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長
「僕が診た限り,3人がデマを理由に,ワクチンを打たずに,コロナに罹患して亡くなった」 twitter.com/XSWzlZTzIxhot4…
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日本ではいずれも公的資格はありません.マニピュレーションとよばれる徒手整復は,ときに深刻な合併症をおこすことがあり,医業独占を定めた医師法によりしばしば摘発されることがあります.だから最近では柔道整復師やマッサージ師などの資格をとって,カイロなどの施術をおこなう場合も多いようです
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わたしは中道左派の立場にたちますが,震災以来というもの,左派からの反科学主義をもっぱら批判するようになりました.それは福島差別や反ワクチン,現代医学批判とその裏返しの非科学的医療推奨など.ラジフェミの生物学的性の否認もそうです.イデオロギーによる科学的真理への攻撃一切に反対します
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将来後悔するのがこわいから妊娠中にワクチンを打たないなどまちがい.理性的にいえば,可能性のほぼない何年も先の副作用をおそれ,有効性が証明されているワクチンを忌避するなどありえない.感情的には,不安で宙ぶらりんでいることに耐える力が人生には必要であり,それを乗りこえてこどもに逢える
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日本はよくやりました。とにかくPCRとか反ワクチンをあおった一部マスコミや似非評論家の存在は残念でしたが、それでもワクチン接種やマスク、自粛など国民の民度の高さがきわだっていました。専門家委員会の方針も正しかったですし、なにより汗をかいた医療者のなかまを心より労いたいと思います。
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たいせつなことをくりかえしますが,あるひとりのひとが過剰診断されたかを知ることはできません.しかし集団でみると,がんによる診断率と死亡率を比較すれば,過剰診断がおきているかは容易に知ることができます.がんの診断が増えているにもかかわらず死亡数がふえていなければそれは過剰診断です.
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われわれ遺伝専門医は、なにもない妊婦に出生前検査を行うと、その人に害をもたらす可能性があることを知っています。甲状腺専門家も感染症専門家も同じことをいいます。だから出生前検査も、甲状腺超音波検査も、コロナPCRも、本当に必要な人だけにたいして慎重に行うようにする必要があるのです。
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あのとき政府も専門家もだいじょうぶと呼びかけたはずです。政府のいうことだから、御用学者のいうことだからと、「自主的に」避難されたのでしょう。結果的に健康被害はなかった。そのことの振り返りがまったくなく、小学生あいてにただ脅しを繰り返しているわけです。
kobe-np.co.jp/news/hanshin/2…
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BSEのときを思い出してください。国民はパニックになって、科学的にはなんの意味もない「全頭検査」をはじめざるを得ませんでした。一度はじまってしまえば関係者から見直しの同意をえることがむずかしく、いつまでも税金の無駄づかいを続けました。福島の甲状腺調査もほぼおなじ状況になっています。
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はてなブログのおもしろい記事を教えてもらったので紹介します。①20年3月「日本は2週間後にNYになる」、②20年夏「日本はアジアの劣等生」、③21年春「イスラエルに比べて日本は」、④21年夏「日本は東アジアの劣等生」を経て、いま日本は世界でトップクラスの成功を得ました
anond.hatelabo.jp/20220613212654…
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②MMRワクチンで自閉症になるという主張は,その後データ捏造が証明され否定されました.デマはその場の思いつきで簡単にでっち上げられますが,それを科学的に否定するには時間がかかります.原発事故の被曝影響がないという証明も10年かかりました.デマ側はとっくに別のターゲットにうつっています.
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もうひとつ印象に残ったのは,これまでなんとか堰きとめてきたダムがまさに決壊しかかっている中国の話です.本来ならばロックダウンでかせいだ時間で,やらなければならなかったワクチン接種や医療機関の整備をおこたってきたため,2-3か月後には数十万から数百万人のコロナ死者をだすのではないかと.
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ワクチン4回目接種に懐疑的な声が聞かれますが,英国から4回目接種後の免疫応答にかんする論文がでました! 要約すると,①4回目接種の14日後で抗体価およびT細胞の反応性は向上する,②ファイザーもモデルナもおそらく大きな差なし,③3回目接種後よりさらに数値は上昇する
pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35550261/
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これは同感です。福島県民の不安によりそうために「甲状腺調査」がつづけられ、妊婦の不安を解消するため無認可のNIPTがどんどんなされ、区民の不安のために「いつでもどこでも何度でも」のPCRを提供しよう(として失敗する)など、安全ではなく際限ない安心を求める考えかたはむしろ危険と思っています twitter.com/mph_for_doctor…
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これはぜひご理解いただきたいのですが,不安があるから検査をというのは医学的にはまちがいです.意味のない検査をすれば,そのひとにメリットよりもデメリットをもたらします.検査をすれば安心できるわけではない.甲状腺がんの検査をするならば,かならず有症状のひとを対象としなければなりません twitter.com/miwachan_info/…
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これらの男性はがんと診断されたことで,かなりの不安と苦悩を感じたことでしょう.しかしより深刻だったのは,ほとんどのひとが手術や放射線治療を受けた結果,インポテンツ(50%)や排尿障害(33%)などの後遺症を残したことです.過剰診断によって過剰治療がなされ,悲しいほどの害が生じたのです.
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反ワクチンの根底には医師や製薬会社は邪悪との思いこみがあり,都合の悪い事実はすべて「陰謀論」として解釈されます.しかしHPV ワクチンの副作用が否定された名古屋スタディの例は,もともと被害者団体によりそう形で行政と大学が企画しものであり,ネガティブデータがでてはじめて陰謀とされてます
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コロナが治癒して退院したひとに、学校や職場は「陰性証明書」を求めてはいけません。PCR陰性となるまで復帰を認めないのは、症状がなく感染性もないひとを無意味に排除することになります。この問題は、毎年のインフルエンザで陰性証明書を毅然として拒否してこなかった医師側にも責任はありますが。
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武漢でのロックダウンは3か月近く続きました。警察や軍隊を動員して都市封鎖し、他人に故意に感染させる行為は最高死刑までの法律で厳禁し、いわば強制的に市民全員を隔離しました。全員PCRはその出口戦略としてなされました。PCR自体にCOVID-19の感染抑制、すなわち「防疫」とやらの効果はないのです
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UNSCEAR2020 最終報告書の最後に,「甲状腺調査は過剰診断をひきおこしている可能性が高く,超音波による検診はやめるべきだ」と明記されていることを,明石眞言先生が検討委員会のなかでまちがいないと明言されたことが,本日の最大の成果だったとわたしは思います.甲状腺調査の終了を検討すべきです
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HPVワクチンの積極的勧奨再開のニュース,ほんとうにうれしく思います.当時の反ワクチンの活動家が,ほぼそのままコロナワクチン反対に流れていますので,そういった意味でも時宜にかなった検討部会の結論といえます.それにしても長い8年でした.
asahi.com/articles/ASPB1…
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これは福島原発事故後におきていることにも共通していて,たとえば処理水放出が科学的にまったく問題なくても,それに主観的に納得しないひとがいます.コロナパンデミックで無症状のひと全員にPCRをおこなうことが医学的に無意味と説明しても,不安だから検査をさせよと主張するのもその裏返しです.
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「過剰診断」という概念が一般のひとにはわかりづらいようです。過剰診断とは誤診ではなく、もともと一生あなたを悩ませることのなかった病気を「正しく」見つけだすことです。つまり見つけなくてもいいものを見つけてしまうことを意味します。本当はしなくてもいい検査をすることによりそれは生じます
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名市大の鈴木教授からのデータ.人口千人あたりのPCR検査数は日本371,韓国883,アメリカ2633,イギリス7309,デンマーク11065と主要国では日本が最も低い.新規感染者の発見隔離で感染制御という考えは完全に破綻している.デンマークの2年間でひとり11回検査しても死亡率は日本の数倍以上である.