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「内閣が国会に先立って憲法解釈をすることはできませんし、内閣の憲法解釈に優越性を与える根拠は憲法上どこにもないのです」
「政府見解は、議員の質問や質疑に応える形でだされたものであり、内閣の側から積極的に9条をこのように解釈するとして出されてものではありません」
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「独自のトンデモ解釈を閣議決定する行為は立憲主義の否定であり、法治国家の放棄宣言に等しい。「首相によるクーデター」と呼ぶほかない」半田滋『日本は戦争をするのかー集団的自衛権と自衛隊』(岩波新書1483)(申し訳ありませんが重版中です)より
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安全保障関連法案に反対する学者の会anti-security-related-bill.jpがアピール賛同書名を募集しています。23日15時現在の賛同人数は学者・研究者が6494人、市民が9829人です。(市民の立場からも賛同署名できます。)
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参考文献
青山道夫 「月間降下物測定720カ月が教えること(1)―降下量の変遷はどうであったか?」『科学』19年5月号
青山道夫「月間降下物測定720カ月が教えること(2)―降下物に関する他の長期測定記録と外部被ばく線量の推定」『科学』19年7月号
tokyo-eiken.go.jp/files/archive/…
iwanami.co.jp/kagaku/siryoD.…
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1日付東京新聞特報部欄でstudy2007著『見捨てられた初期被曝』iwanami.co.jp/.BOOKS/02/6/02…が大きく紹介。大見出し「100キロ圏外に避難不可能なら原発再稼働認めるな」、記事の末尾は「規制委は、過酷事故が起きたらどうなるか、本気で考えなければいけない」
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問題は、
「不安」ではなく、
リスクです。
検査と、
治療を受けられる体制の整備が、
必要なのであり、
それが、行政の仕事ではないのでしょうか。
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3月号掲載予定の牧野淳一郎「3.11以後の科学リテラシーno.111」を刊行まで先行して特別に公開します:
iwanami.co.jp/kagaku/covid-1…
まとめより:
「・東京都・全国の感染者数は危機的な状況であり,即座の対応が必要である。
・対応が極度に遅れた要因は,政府のステージ/レベル基準の改悪と,…
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福島県の甲状腺検査について、事実の共有が大切です。印刷中の『科学』10月号(26日出庫・販売開始)では、9月時点でのファクトシートを掲載します。このファクトシートの英文版も準備しており、25日までに本誌電子版サイトにて公開する予定です。
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study2007著『見捨てられた初期被曝』(岩波科学ライブラリー、6月刊)の製作進行中。表紙下の文言:
崩れ去った被曝防護、
科学の「放棄」、
「心の問題」へのすり替え。
原発事故の教訓とは、
基準を緩めることなのか?
避難と防護の備えなくして
再稼働はありえない。
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『共謀罪の何が問題か』
国際条約締結のためであれば重要であるはずの公務員の汚職や暴力が今回の法案の対象から外れています。
また、近年の日本では刑法犯罪の認知件数も暴力団の数も大幅に減少。警察の業績づくりくらいしか理由をつけることができない、とも述べられています。
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2月号掲載の牧野淳一郎「3.11以後の科学リテラシーno.98」も特別に公開します。iwanami.co.jp/kagaku/top.html
昨年末時点までの感染者増大の分析を示しています。人口と人口あたりの陽性者数に相関がみられることから、都市圏ではつよい対策が必要にみえることを論じています。
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原子力発電推進の動きがみられますが、2011年の事故ではどのようなことが起こったのか、まずは『見捨てられた初期被曝』
iwnm.jp/029639
を参照していただけたらと思います。とくに、若い皆様に。著者の故study2007氏も、お子さんをもつ父でした。
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「内閣総理大臣がオールマイティーであるかの如き印象を与えるものいいは「法の支配」の原理を理解していないというほかありません」
「行政権は、内閣に属する(憲法65条)のであって、内閣総理大臣に属するのではありません」
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study2007著『見捨てられた初期被曝』iwanami.co.jp/.BOOKS/02/6/02…の見本ができあがってきました。12日に出庫(販売開始)します。同日、上記サイトに「立ち読み」(pdf一部公開)もアップ予定です。
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気象研究所の測定は1970年代まで東京・高円寺で、その後つくばでの測定。12年4月号掲載のセシウム137の月間降下量(1957年4月〜2011年9月)の順位を示すと、
1位 2011年4月 2万7000ベクレル /平方メートル /月(執筆時の暫定値。単位以下同)
2位 2011年4月 2300(暫定値)
3位 1963年6月 550
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特設サイトiwanami.co.jp/kagaku/hibakuh…において、3月号掲載の宮崎早野第1論文批判の考察の要旨、および、印刷中の4月号掲載の黒川眞一・谷本溶「インテグリティの失われた被曝評価論文:宮崎早野第2論文批判」の考察の要旨を公開いたします。
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進行中の8月号の牧野淳一郎「3.11以後の科学リテラシーno.115」リード文より
「新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が6月中旬から急速な増加に移っています。実際の感染者数が公式統計に対してどの程度かを,東京都の戦略的検査強化事業のデータを用いて見積もってみると,10倍程度になります。…
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牧野淳一郎著『被曝評価と科学的方法』iwanami.co.jp/.BOOKS/02/1/02…の見本ができあがりました。24日発売、店頭では来週後半以降にご覧いただけると思います。著者の雑誌『科学』の連載「3.11以後の科学リテラシー」もご注目を。
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『科学』5月号「核燃料サイクルの正体」が本日24日から発売(出庫)になります。中心は河野太郎氏(衆議院議員)と舩橋晴俊氏(法政大学教授、原子力市民委員会座長)の対談です。核燃料サイクルをめぐるウソから、自民党と国会の実情と裏話まで、大変興味深い内容と思います。
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『科学』では準備中の9月号(8月末刊行)を急遽、再稼働特集に切り替えることにいたします。なお、印刷中の8月号(7月25日出庫)は汚染水問題特集です。
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添田孝史著『原発と大津波 警告を葬った人々』(岩波新書1515)iwanami.co.jp/moreinfo/43151…が科学ジャーナリスト賞を受賞。
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……重症者・死亡者の割合を減らすのには有効であっても,感染拡大を抑えるには有効でない可能性があります。ワクチンの有効性については限定的である実態が国外から報告されており,ワクチンに加えて,検査強化など他の手段を進めることが必須です。」
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…一方,今年1~4月の超過死亡数を公表されている統計から考えると,4万8000人程度となり,これはデルタ株にみまわれた2021年に比べて死亡者は,同じ期間で見ると2.4倍程度になっていることを示唆しています。対策をとらなければ一層の死亡者をだすことになり,対策は必須といえます。」
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クルーズ船から104人の検査陽性患者を受け入れた自衛隊中央病院の報告:
mod.go.jp/gsdf/chosp/pag…
(旧:mod.go.jp/gsdf/chosp/pag…)
では、全例にCT検査を行い、来院時無症候および軽微な症状の人の約半数に以上に異常陰影を認め、その3分の2は変化せず軽快、3分の1は悪化したとのこと。
…
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【『見捨てられた初期被曝』2015年に選ぶ3冊の第一に】島薗進氏:「原発事故後、数カ月の被曝影響が分からない。なぜか。どうすれば見えてくるか。死を前にした科学者が若いいのちに捧げた渾身の分析。心を揺さぶる稀有の科学書。」(東京新聞12月27日「2015私の3冊」)