山田 悠史 | Yuji Yamada, MD(@YujiY0402)さんの人気ツイート(リツイート順)

(少し時間はかかりましたがチクリ)厚生労働省のウェブサイトが更新され、「妊娠12週」の言葉が外れ、「妊娠中のいつの時期でも接種可能」と変更されました。誤解がまた一つとれるきっかけになればと思います。 cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0027.html
熱中症から身体を守る上で最も強力で大切な体温調節の仕組みは「蒸発」です。水が蒸発する時、熱が放散されます。暑い環境で運動をしているとき、汗をかきます。その汗が皮膚の表面から蒸発していく過程で体温を下げてくれるのです。マスクはそれを「ほとんど」邪魔しません。
ニューヨーク市はついに死亡者数0を記録しました。また、検査の陽性率もカウントが始まって以来の最低記録を更新しました。 Zero New COVID Deaths in NYC, All-Time Low Positivity Rate as More Vaccine Prizes Debut nbcnewyork.com/news/coronavir…
NYマンハッタンの感染者数は順調に減少。このまま0になりそうな勢いです。 検査数はほぼ一定な中、陽性者が減少しており、陽性率も大幅に低下しています。 観光客で賑わい、ルーフトップバーも人でごった返す中、それでも感染者が抑えられるのは、「ワクチンの社会への効果」に他なりません。
米国ボストンの病院からコロナワクチンアレルギーの報告。 ・アレルギー症状は2.1%に見られ、アナフィラキシーは0.025%に見られた。 ・アナフィラキシーの平均年齢は41歳、94%が女性。 ・発症までの時間は平均17分。 ・人工呼吸器使用や重度の持続的血圧低下(ショック)はなし。 ・全員が症状回復。
ニューヨーク州のワクチン接種状態別のコロナ入院患者数の推移(10万人あたり)です。青がワクチン未接種。誰が入院しやすいのかは、一目瞭然です。接種後の方が圧倒的に多い中、絶対数を比較する情報に惑わされないよう注意してください。
【ワクチン接種後もマスクを】 ワクチンは高い有効性を示していますが、100%ではありません。また、変異株の登場でその有効性が当初より低下する可能性も指摘されています。この欠点はマスクによって補完されます。この先マスクが必要なくなる時の訪れを期待しながら、接種後もマスクは続けましょう。
入院を必要としない軽症の新型コロナの患者に起こるlong COVID(いわゆる後遺症)の発症率。 ワクチン接種回数で比較すると 0回 — 41.8% 1回 — 30.0% 2回 — 17.4% 3回 — 16.0% と分かりやすい結果に。 対象となる方は3回目までまず確実に。 対象外の方、4回目は慌てなくて良いと思います。
デルタに対するワクチンの有効性に関しては、未査読の論文ですが、ファイザーのワクチンで有効性が約9割、アストラゼネカでは約6割と報告されています。ただし、1回接種だとこれがともに約3割まで低下することも併せて報告されています。2回接種をしっかり完了することが大切です。
ジムでの運動中は、安静時と比較してエアロゾルの粒子が100倍以上まで増えるとの報告。 屋内ジムでの大規模な集団感染がこれまでしばしば報告されてきましたが、その理由を説明するような研究報告です。 感染リスクの高い地域では特に、ジムのこまめな換気や人数制限は引き続き重要になりそうです。
今週からCOVID患者さんを数名担当しています。見事なまでに皆さん未接種の方です。未接種の理由は様々ですが、皆さん一律未接種だったことを後悔されています。交通事故後のシートベルトをしていなかった後悔に似ています。「自分はそもそも事故に遭わない」と思っているのです。
LINEで使えるチャットボット「コロワくんの相談室」で、多くの方からご相談のあった隔離や自宅待機の解除日を自動計算するボタンを作りました。メニューを選んで、症状が出た日などを入力すると、いつから解除かを計算してくれます。ご家族からの相談時や医療現場などでご活用いただければと思います。
ファイザーのワクチン1回目を接種しました。感想としては、インフルエンザのワクチンと変わりませんでした。1秒にも満たない針の僅かな痛みを感じだ後、何事もなく終了しました。接種して1時間が経過しましたが、今のところアレルギー反応なども何もなく経過しています。
副反応に関する新たな知見 コロナワクチンの接種から遅れて生じる「遅発性局所反応」 要点 ・接種後約8日で遅れて接種部位に赤みや腫れ、痛みが出ることがある ・持続期間は約6日、いずれも治癒 ・1回目の接種で大きな遅発性反応が出ても、2回目では半数が見られず、悪化するケースはなし
オミクロン対応の新しいコロナワクチンを受け「あれ、意外と今回は高熱が出ないな?逆に大丈夫かな?」と感じている方もいるかもしれません。 モデルナの臨床試験では発熱の報告は4.4%でした。高熱が出なかったあなたの方が実は多数派かもしれません。なお最も多く報告された全身性の副反応は倦怠感。
バスの運転手など、公共交通機関のスタッフは、その他の職業と比較して、COVID-19のリスクが5倍、死亡リスクも2倍だったとの報告。 「リスクが高そう」という「感覚」ではなく、このようにデータを蓄積することは対策の誤りを減らす上で重要ですね。 cdc.gov/mmwr/volumes/7…
駅前の抗原検査会場が旅行客の大行列。都が主導されているもののようですが、予想される用途の多くは「安心のため」。「全く意味がない」わけではないものの、残念ながら検査の使い方として誤っている上に、必要なところで検査キットが不足しているのであれば、なおさら誤った選択では…
【話題のイベルメクチンのエビデンスまとめ】 イベルメクチンは新型コロナに対する試験管レベルでの活性に基づき治療に応用できる可能性があるとされる。しかし試験管レベルで「有効」とされた実験でのイベルメクチンの濃度は、人に安全に投与可能なレベルの約50倍から100倍量。内服では達成できない
一方、米国では、科学的根拠に忠実に接種間隔は6週間までを許容し、2回接種を推奨しています。 「政治」「公平さ」などではなく、科学的根拠をその指標にするならば、接種間隔をどこまで広げるかの議論はできたとしても、2回目の接種を「やめ」る議論は現時点ではできないのではないかと思います。
米国オレゴン州からの報告です。 「COVID-19への使用を裏付ける臨床データがないにもかかわらずイベルメクチンを不適正使用した5名が健康障害をきたし入院しました。州では、科学的に証明され、FDAが承認した方法でのみ、新型コロナウイルスに対処することを強く推奨しています。」
【コロナワクチンと妊娠】 米国では、すでに12万人を超える妊婦さんがワクチン接種を受けました。うち、800人以上の妊娠完了が論文として報告されていますが、流産、先天異常、胎児の成長、早産、死産、または新生児の死亡などのアウトカムに現時点までで明らかな影響は認められていません。
コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種は、アメリカで先行して許可されてきたため、すでに9万人以上のデータの集計結果が報告されています。そのデータをシェアします。
オミクロンの登場で、ワクチン接種の意義がなくなったという声を耳にしますが、そんなことはありません。ワクチンへの効果にどんな影響があるかは明らかではないものの、最悪のシナリオでもワクチンの効果が全く失われるとは考えにくく、他の変異ウイルスから体を守る上でも、変わらず接種は大切です。
年末に引き続き、今週一週間NY市内の大学病院でオミクロンの入院診療にあたりました。業務は、予想以上に厳しいものでした。 あまりにも感染者が多く、十分検査も追いついていないのだと思いますが、病院に来るすべての患者さんがコロナではないかと思われるほどの出現頻度になりました。(続く)
「ウイルスの変異よりも個々人のふるまいの方が、パンデミックの経過に影響を及ぼすより重要な要因と考えられます。」 これは米国ワシントン州でのD614G変異の影響に関する研究報告の記述ですが、多くの地域、多くの変異ウイルスで同じことが言えそうです。