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駅前の抗原検査会場が旅行客の大行列。都が主導されているもののようですが、予想される用途の多くは「安心のため」。「全く意味がない」わけではないものの、残念ながら検査の使い方として誤っている上に、必要なところで検査キットが不足しているのであれば、なおさら誤った選択では…
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検査陽性→旅行はキャンセル
検査陰性→それでも感染している可能性もあると考え、検査を受けていない場合と同様に感染予防行動をとりましょう
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検査の陰性確認よりも、まずは濃厚接触がなかったか、体調の変化はないか、旅行先で万が一体調を崩したら?などを考えていただくことが大切です。
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「ほとんどの子どもは軽症だが、合併症で命を落とすこともある。ワクチンで予防してほしい。周りの大人が接種することも重要だ。」
5~17歳のワクチン接種を推奨 小児科学会、重症者増で | 2022/8/10 - 共同通信 nordot.app/93002156860696…
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発熱と喉の痛みで受診、コロナと診断された方の処方箋を拝見。
ムコダイン、アスベリン、ムコスタ、ロキソニン、トランサミン、SPトローチ、アズノール
1日27錠。真面目な方は処方箋通りに内服。「病院に行くと色々良い薬をもらえる」という印象も与えています。
その薬、本当に全て必要ですか?
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「ちょっと熱っぽい」と思ったら、可能な限りそれに気がついた日から休みをとりましょう。
何事もバランスではありますが、仮にそれが勘違いでの休みだったとしても、その勘違いが許されるような雰囲気もまた、作っていきたいものです。
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COCOAの利用者が急増しているそうです。
COCOAを利用してイベントに参加し、複数の濃厚接触を確認後、抗原検査で陰性確認。安心して次のイベントに参加するという判断につながることがあるようです。
検査陰性は、残念ながら感染なしを保証しません。
濃厚接触後は、【自宅待機、症状観察】です。
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海外旅行を予定されている方へ。渡航先入国に検査は不要かもしれませんが、日本への入国前に現地での検査(その種類にも制限あり)が必要とされます。陽性となった場合には、多くの場合、陰性となるまで帰国ができません。スケジュールや予算にはゆとりを持たせておく必要があります。ご注意ください。
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知念先生がおっしゃるように、インフルエンザシーズンがきたら、インフルエンザの予防接種もお忘れなく。
日本国内でも、インフルエンザの予防接種は、コロナワクチンから特に期間をあけずに接種を受けることが可能です。タイミングを気にする必要はありません。 twitter.com/mikito_777/sta…
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「患者による高品質のマスク(N95/KN95マスクなど)の使用は、サージカルマスクと比較して、約4000名の医療従事者の間での新型コロナ感染を大幅に減少させた。」 twitter.com/erictopol/stat…
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イギリスで世界に先んじて、「2価」のワクチン承認。「2価」というのは、オリジナルとオミクロンの2つ。ターゲットが2種類になります。50歳以上や医療従事者などがはじめに対象となる見通し。ブースター接種としてのみ使用が認められており、未接種の方はオリジナルワクチンの2回接種がまず必要。
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いわゆるコロナ後遺症として嗅覚、味覚の障害はどのぐらい残るのか?
• 6ヶ月後時点での嗅覚と味覚の障害は、それぞれ5.6%と4.4%で報告された。
• 女性は男性よりも匂いや味が回復する可能性が低かった。
数字は割合としては小さいものの、絶対数としては全く見逃せない数字です。
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何度かご質問をいただいたので、改めてNYでの外来コロナ診療の様子。
•クリニックの発熱外来はオンライン移行
•遠隔診療は電子カルテシステム内で完結
•コロナは自己検査、必要なら自宅で採血
•薬剤確認は電子カルテ内で自動化
•パキロビッドは当日自宅配送
•(条件付きで)薬剤師も処方可能
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この「コロナ後遺症」の有効な予防法として、ワクチン接種が知られてきており、接種回数が1〜3回で増加していくほど、そのリスクが低減する関連性が報告されています。
一方、有効な治療法はまだ確立されておらず、多くの病気と同様「予防に優るものなし」だと思います。
jamanetwork.com/journals/jama/…
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米カリフォルニアでの研究で、オミクロンの感染流行中に、感染後につくられる抗体が陽性になった(すなわち感染していた)人のうち、過半数は感染したことに気がついていなかった、だからこそ、急速に感染拡大するのではと示唆する報告。
jamanetwork.com/journals/jaman…
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厚生労働省からもすでにシェアされていますが、改めて。
「インフルとコロナワクチン、同時接種OK」日本医師会が呼びかけ(朝日新聞デジタル) news.yahoo.co.jp/articles/6ec0e…
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コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種は、アメリカで先行して許可されてきたため、すでに9万人以上のデータの集計結果が報告されています。そのデータをシェアします。
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これらの数値は、コロナワクチン単独で受けた人の数値よりも、それぞれ僅かに多いという結果でした。
また、入院治療を要するような重い副反応を示したのは0.02%で、ほとんどが中等症までであったことも報告されています。
これらの結果から、同時接種は大きな問題のない選択肢と判断されています。
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その研究によれば、ワクチン接種後の1週間に通常の日常活動を行うことができない状態に一時的になったのは、ファイザーのブースターとインフルエンザワクチンを同時に受けた人で15.5%に、モデルナのブースターとインフルエンザワクチンを受けた人で22.2%に報告されています。
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まとめ
•インフルエンザワクチンとコロナワクチンの同時接種は、十分安全な接種法と考えられます。時期が重なれば、同時接種で良いと思います。
•ただし、コロナワクチンの単独接種よりわずかに副反応の割合が高い可能性があります。
•特にモデルナとの同時接種で割合が高い傾向がありそうです。
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時にはTwitterの情報が専門家集団の学会の発表の信頼性を上回ることもあるという事例。どこから健康情報をとれば間違いが少ないかを伝えるのは、本当に難しいと感じます。1つの情報源を過信しすぎない、は大切なのでしょう。 twitter.com/kosuke_yasukaw…
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変形性膝関節炎に対するヒアルロン酸注射には、臨床的な意義が見出せないとする結果。そもそも企業主体でやや偏りのある中での結果。感染症の副作用リスクもあり、そろそろ中止を決断する時かもしれません。グ◯コサミンなどのサプリメントも含めこの領域は...。
bmj.com/content/378/bm…
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バスの運転手など、公共交通機関のスタッフは、その他の職業と比較して、COVID-19のリスクが5倍、死亡リスクも2倍だったとの報告。
「リスクが高そう」という「感覚」ではなく、このようにデータを蓄積することは対策の誤りを減らす上で重要ですね。
cdc.gov/mmwr/volumes/7…