@ped_allergy そして、みなし陽性後の隔離解除の計算にはぜひ「コロワくんの相談室」をご活用いただければ!
重症化リスクのある発症1週間以内の新型コロナ患者に対するイベルメクチンの介入試験で、イベルメクチンの重症化予防に対する有効性は示されず。JAMA Internal Medicineに本日付で報告されています。ランダム化比較試験での知見がまた一つ積み重なりました。
ニューヨーク州の感染状況です。年末年始に1日あたり8万人ほど出ていた陽性者数は、すでに1000人オーダーに。この1ヶ月は1度も増加を見ることなく減少を続けています。
まだコロナワクチンを受けていない12-39歳の男性は、1回目と2回目の接種の間隔を2ヶ月に延ばした方が良いかもしれないと、CDCが記述の変更を行なっています。効果が高まり、心筋炎のリスクを下げられるかもしれないとのことです。 cdc.gov/vaccines/covid…
「植物由来」のワクチンが話題になっていますが、「植物由来だから体にいい」みたいなことではないので注意が必要です。あくまでデータに基づいて判断する必要があります。 newspicks.com/news/6740114/?…
尿酸値の誤解 •「尿酸が高い」だけでは多くの場合、それは病気ではなく、それはただの状態 • 痛風に「プリン体制限」はほとんど効果は期待できない • ビールからプリン体ゼロビールへの切り替えは意味がなく、お酒を全体に減らす必要あり • 痛風には、バランスの良い食事、肥満あれば減量が大切
★4回目接種について • 日本ではまだ開始されていない • 米国ではゴーサインがかかり、3回目から4ヶ月以上経過した50歳以上または特定の免疫不全を持った方に推奨となった • それに該当しない方への4回目接種については十分な根拠を欠く状態にあり、さらなる知見の蓄積を待っている段階
「性差別や年齢差別をなくし、公平で平等な世界に」という言葉を聞いて”equality”をイメージする人は多い。私たちが目指すのは”equity”。その違いをしっかり認識しておく必要がある。このイラストはその点で秀逸。私たちが目指すのは右。でも左と勘違いしている人も多い。
★4回目接種のオミクロンに対する効果 • イスラエルの60歳以上の大規模データの報告 • 感染予防効果は約4週間で低下 • 重症化予防の追加効果は観察期間の6週間維持を確認 →60歳以上の重症化リスクの高い層には勧められるも、重症化リスクのない若い世代には今のところ4回目の十分な根拠なし
★BA.2流行に備えて • お住まいの地域の感染流行状況にアンテナをはる • 品質の高いマスクを自宅に備えておく • 自己検査キットを自宅に備えておく • 職場や旅行、イベントのプランでプランBを持っておく • ブースター接種を受ける • 重症化リスクのある方は自宅に酸素飽和度測定器を備えておく
★話題のオミクロンXEまとめ • BA.1とBA.2のハイブリッドで、ほとんどBA.2 • イギリスからの報告で既存のBA.2より約10%伝播性が高い可能性が指摘されている • BA.1とBA.2の同時感染で誕生 • あくまでオミクロン、感染予防策に変わりはない • ワクチンの重要性にも変わりはない • XE Proは出ない
英語ですが、原因不明の小児急性肝炎に関するよくまとまったスレッド •11カ国169ケース •原因不明 •アデノウイルスが検査された中の75%に陽性、主要な原因ではないかも •各々約6割で黄疸、嘔吐、腹痛の症状 •ほぼ全てのケースで肝酵素検査の著しい上昇あり •17人が肝移植、少なくとも1人の死亡 twitter.com/mugecevik/stat…
「多くの人がマスクをするだけでインフルエンザの感染流行は防げるのか」と感じさせる、興味深い二峰性の波を示した今期のインフルエンザ患者数@ニューヨーク(赤い線が今年)
子どもの原因不明の急性肝炎について、今までに分かってきていることをまとめました。 トピックの重要性を考え、一般公開にしましたので、どなたでもご覧いただけます。 newspicks.com/topics/yuji-ya…
現在NY州で流行しているオミクロンBA.2.12.1は、日本で流行しているBA.2と比較し、さらに20-25%程度伝播性が増加していると考えられており、免疫逃避しやすいことも示唆されています。 現在のところ入院診療には大きな影響を与えていませんが、徐々に増加傾向にはあり注意は必要です。
ここ数日COVIDによる受診が急増しています。ただし、感染者、医療機関側それぞれが過去から学んだことにより、混乱はなく安心して受診いただけると思います。NY市内であれば、自宅検査、ビデオ受診を経て、パクスロビドの受診当日のデリバリーが可能で、軽症なら自宅で全てを完結することができます。
米国FDAが5-11歳の新型コロナワクチン(ファイザー)のブースター接種を許可しました。 これで、米国では5歳以上の全ての方が3回目の接種まで、50歳以上の方は4回目接種までを受けられます。 オミクロンの感染流行で米国では小さなお子さんの入院が増加したことが指摘されていました。
NY市内で”high COVID alert”が出されました。これは感染者数および入院患者数の増加に基づくもののようですが、「屋内でのマスク装着」が再び推奨される状況と説明されています。なお、マスク義務については検討はされているものの、出されてはいないようです。
NYではインフルエンザが興味深い動向を示しており、遅れて感染流行が起こりつつあります。最近になり、コロナへの警戒レベルが上昇したNYですが、こちらの意味でも、混雑する室内などでマスクを装着する意義は高まっていると考えられます。
ファイザー社が6カ月から4歳のお子さんのワクチンの有効性を発表。 接種量は大人の1/10で、2回接種で十分な反応が得られず3回接種としています。 一方、モデルナは大人の1/4量で2回接種というスケジュールで進行。 まだ両者とも使用許可は得ていません。
COVIDの患者さんが相変わらず増加中のNY市内ですが、パクスロビド投与後の再燃の問い合わせや受診も増加しています。全く稀な事象ではなくなりました。BA2.12.1で増えている可能性もあると思います。体感はとても2%ではなさそうです。投与期間の見直しなど、早急にエビデンスの構築が求められます。
1年以上大切に温めてきた書籍がお披露目できる時がやってきました。 「最高の老後」 講談社から出版します。 300を超える論文をもとに、悔いなく健康に生きるコツを「5つのM」というフレームでまとめました。 老後というタイトルですが、歳を重ねる全年齢の方に読んでいただきたい自信作です。
mRNAワクチンがパンデミックで突然出てきた「新しい技術」ではなく、1960年代から研究に研究を重ねられて然るべき時に登場した「歴史のある技術」であることがよくわかるまとめです。英語を読める方はぜひどうぞ。 twitter.com/EricTopol/stat…
今日はここNYのある患者さんから「この国では、赤ちゃんのための粉ミルクを買うのは難しいのに、銃なら簡単に買える」という悲しいセリフを聞きました。何も返事ができませんでした。
ジムでの運動中は、安静時と比較してエアロゾルの粒子が100倍以上まで増えるとの報告。 屋内ジムでの大規模な集団感染がこれまでしばしば報告されてきましたが、その理由を説明するような研究報告です。 感染リスクの高い地域では特に、ジムのこまめな換気や人数制限は引き続き重要になりそうです。