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オミクロン対応の新しいコロナワクチンを受け「あれ、意外と今回は高熱が出ないな?逆に大丈夫かな?」と感じている方もいるかもしれません。
モデルナの臨床試験では発熱の報告は4.4%でした。高熱が出なかったあなたの方が実は多数派かもしれません。なお最も多く報告された全身性の副反応は倦怠感。
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米国オレゴン州からの報告です。
「COVID-19への使用を裏付ける臨床データがないにもかかわらずイベルメクチンを不適正使用した5名が健康障害をきたし入院しました。州では、科学的に証明され、FDAが承認した方法でのみ、新型コロナウイルスに対処することを強く推奨しています。」
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NY市のある警察官が、生まれてくる子供への影響を心配してコロナの予防接種を受けないことを決めた話です。その後、彼女はコロナに感染し、死の淵に立たされました。しかし、医療チームが母子の命を救いました。予防接種を受けておけばと後悔し、彼女は今、妊娠中の他の人にも予防接種を勧めています。
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(少し時間はかかりましたがチクリ)厚生労働省のウェブサイトが更新され、「妊娠12週」の言葉が外れ、「妊娠中のいつの時期でも接種可能」と変更されました。誤解がまた一つとれるきっかけになればと思います。
cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0027.html
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日々報告される数字が増え続けると、自分のやっている感染予防策が無力に感じられてしまうかもしれませんが、そんなことは決してありません。
何もやられていなければ、陽性者数はさらに急速に増加していたはずです。 twitter.com/mainichi/statu…
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現在流行中のオミクロンに対して、ブースター接種は有効です。順番がきたら接種を受けていただくことをお勧めします。米国の研究では、ワクチン2回接種から6ヶ月以上経過した人での入院予防効果は57%まで低下していたのに対し、ブースター接種後は90%まで回復していたという結果が示されています。
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感染者が増加傾向で、不安を持たれている方もいるかもしれません。ワクチン3回接種の効果は確実にあり、私たちは重症化リスクのある方への治療薬も持っています。引き続き、感染予防策を淡々と続けていきましょう。
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NY市内の介護施設でフロアのほとんどの入居者30名超が感染するクラスターが起きました。入居者はほとんどが80-90代でしたが、重症者はおろか、病院への搬送も1件もありませんでした。全員がブースター接種を完了していました。重症化は「高齢者に起こる」は過去のものと感じられる経験でした。
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【コロナワクチンと卵巣機能や妊娠に関する論文①】
少数例ですが、体外受精を試みているカップルでワクチン接種前とワクチン接種後で採取した卵母細胞や成熟卵母細胞の数、受精率などを比較。ワクチン接種後の低下なし。ワクチン接種前に妊娠のなかったカップルで、接種後3件の妊娠が確認された。
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新型コロナがエンデミックになることを考えると、ワクチンの判断は単に「ワクチン接種を受けるか受けないか」ではなく「ワクチン接種を受けるか、いずれ新型コロナウイルスに感染するか」の判断になる可能性が高いです。後者ではすでに後遺症の存在が知られ「長期のデータはまだ分からない」です。
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米国ではCDCからデルタの占める割合が過半数となったことが報告されました。
良いニュースは、ワクチンがデルタにも有効であるという点です。英国からから88%、スコットランドから79%、カナダから87%と有効性がそれぞれ報告されています。
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年末に引き続き、今週一週間NY市内の大学病院でオミクロンの入院診療にあたりました。業務は、予想以上に厳しいものでした。
あまりにも感染者が多く、十分検査も追いついていないのだと思いますが、病院に来るすべての患者さんがコロナではないかと思われるほどの出現頻度になりました。(続く)
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現在流行中のBA.5は免疫から逃れる力が高く、若い方でも2回接種では不十分な可能性が高いです。12歳以上の方は3回目接種の対象となっていますので、2回受けて終わりにしていた方も、BA.5対策と考え、追加接種をご検討ください。感染流行中ですが、遅すぎるということはありません。
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イギリスで世界に先んじて、「2価」のワクチン承認。「2価」というのは、オリジナルとオミクロンの2つ。ターゲットが2種類になります。50歳以上や医療従事者などがはじめに対象となる見通し。ブースター接種としてのみ使用が認められており、未接種の方はオリジナルワクチンの2回接種がまず必要。
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ニューヨーク市では、本日より店舗に入る際のワクチン接種証明書の提示が必須となりました。提示を求めない店舗は罰金を課せられることになりました。接種証明書のみならず、写真付き身分証明の提示も求めており、接種証明の偽造対応も行われています。
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XBB.1.5と呼ばれる変異ウイルスの感染拡大が生じると、オミクロン対応の2価ワクチンを未接種の方は高リスクとなることが予想されます。リスクを少しでも低減するため、あらかじめ2価ワクチンのブースター接種を受けておくことをおすすめします。
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Lancet誌に掲載されたスコットランドからの報告によれば、不確定要素もまだ大きいながら、デルタに感染した人はアルファと比較して入院するリスクが高い。
しかし、とても素晴らしいことに、mRNAワクチンが極めて有効な可能性が高いので、デルタ対策としてもワクチン接種が重要です。
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一方、米国では、科学的根拠に忠実に接種間隔は6週間までを許容し、2回接種を推奨しています。
「政治」「公平さ」などではなく、科学的根拠をその指標にするならば、接種間隔をどこまで広げるかの議論はできたとしても、2回目の接種を「やめ」る議論は現時点ではできないのではないかと思います。
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NYTが速報を打ちました。ファイザーのワクチンが約1ヶ月後の9月6日までに正式承認される見込みで評価作業が進められているとのこと。反ワクチン活動家の言動に惑わされ、不安を感じている層に対しては、FDA正式承認が響くかもしれません。
nytimes.com/2021/08/03/us/…
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バスの運転手など、公共交通機関のスタッフは、その他の職業と比較して、COVID-19のリスクが5倍、死亡リスクも2倍だったとの報告。
「リスクが高そう」という「感覚」ではなく、このようにデータを蓄積することは対策の誤りを減らす上で重要ですね。
cdc.gov/mmwr/volumes/7…
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私たち「コロワくんサポーターズ」はYouTube上にある誤情報の対応に取り組む「公認報告者」に任命いただきました!医療の誤情報に対する公認報告者は世界初の取り組みとのことです!
YouTube、新型コロナ関連の誤情報7.5万本を削除。信頼できる情報への取り組み
news.yahoo.co.jp/articles/5acdb…