hhasegawa(@hhasegawa)さんの人気ツイート(古い順)

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環境問題への取り組みを訴える欧州の若者を見ると本邦のツイッター(の一部?)が発狂してしまうのも、そこに「享楽の盗み」を見るからではないの。自分の短期的利害とは直接に関係しない長期的構想を練るなど、その日を生きるのに汲々としている哀れなる日本人には許されていない「享楽」なのである。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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漢文の授業に意味がない、と主張する人物の書いた詞が「この身体に流れゆくは/気高きこの御国の御霊」(bit.ly/2oYGV7K)と考えると非常に腑に落ちるのであった。一年後の伏線回収。 / “「RADWIMPS」野田洋次郎の「漢文不要論」ネット上で議論に - ライブドアニ…” htn.to/BriRNN7pBZ
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いまさら古文だの漢文だのを学ぶ必要はない、自然科学と国際言語としての英語だけでやっていけばよい、と居直ってすめば最高であるとしても、どこかで必ず民族的、文化的アイデンティティが欲しくてたまらなくなる時期が来るのであり、そのときどういうものに飛びついてしまうのかはもはや自明である。
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災害時に顕著なように、現政権の過去の各政権との違いは、国民の便宜のため尽力するポーズをとるかそれをこれ見よがしに放棄するかにあって、自分のことを尊重してくれる人がいるとナメくさり、逆にパワハラ傾向の指導者には嫌われぬよう尻尾を振る「普通の日本人」への人間理解度では群を抜いている。
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戦後の啓蒙言説を読むと、保守派が復活させたがる記紀ベースの歴史教育は現代人には荒唐無稽にしか感じられず拒否されるだけ、といった楽天的な予測があり、サブカルでファンタジーに慣らされた層がまわりまわって神話にまつわる君主の演出を進んで受け入れるようになるとは夢にも思わなかっただろう。
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某大「最年少准教授」を名乗って差別発言などをしているという人の現職を調べると、寄付講座の特任准教授とのことらしい。産業が大学に密接に関わるようになればなるほどこの手の人士は増えるのであり、68年のテーマが「産学共同」であった意味も明らかになろう。この機会に過去ツイートも掲げておく。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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ヨーロッパで、商品を渡せりゃいいだろ、と言わんばかりの最低限の接客に遭遇すると、ああ労働者の権利が守られているんだな、と思う方なので、国鉄のサーヴィスがJRになって向上したと喜ぶ心性は理解し難いものがある。むしろ、鉄道や郵便が民営化されてもあの水準でやっているあちらの凄みを感じる。
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東大教養学部の全学自由ゼミのなかには学生の発案で講師を招き単位認定もする正規の授業として開講するものがあり、典型的な68年の遺産である。当時はまさか、そこで得た「東大非常勤講師」の肩書を使いオイタをする者が現れるとは思わなかっただろう。まあ、それを含めて大学解体というならその通り。
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ポリティカル・コレクトネスは68年左翼の産物であると同時にグローバル資本主義のイデオロギーに回収されたものでもあり、だからこそ最年少准教授氏を真っ先に切ったのは寄付講座の出資企業だった。ゆえに、自分を資本主義の側と誤認する当人を越えて、「東大闘争2.0」の標語は不気味な輝きを帯びる。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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最年少准教授氏が周回遅れなのは、いまだに「ポリコレ」をサヨクのものと思っているところで、それはすでにグローバル資本主義の戒律である。一種の共犯としてガス抜きが許されるのは国際ビジネスから離れた領域にすぎず、純粋に国内向きの商売(整形医療など?)でなければ差別では食えないのである。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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ドイツ鉄道とトゥーンベリの悶着をいまさら把握した。本人のツイートと『シュピーゲル』の記事(spiegel.de/lebenundlernen…)を総合すると、当初予約していたバーゼル発のICEが運休で、しかたなく別便を確保したら満席ゆえ床に座って途中まで行き、ゲッティンゲンでようやく席につけたのが経緯とわかる。
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(承前)で、本邦では、一等車の切符を持っていたトゥーンベリが床に座って嘘をついたのを鉄道側が暴いた、と素朴に信じる者が多いのか。これは、むろん彼女へのヒステリックな反発があるためにしても、それ以前に予約した列車が突然運休するのは想像の範囲外という事情もあろう。あちらでは日常だが。
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それにしても、その『シュピーゲル』の記者も書いているように、せっかく自動車や航空機より環境負荷の低い交通手段として鉄道を推してくれている以上は社としてそれを利用しない手はないのに、逆に腐すツイートをしてしまったとは、案の定ドイツ鉄道の広報も我らがラノベ作家や登山家と同水準らしい。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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内容自体は「いつものアレ」で論評にも値しないが、この令和の御代、2020年代にもなって「欧米は『行き詰って』いて日本はそうではない」なる判断を前提にしている時点ですでに貴重である。普段なにを見ているのか。 / “京大総長・山極壽一67歳がフランスで感じた「一神教…” htn.to/3x58VmS7T7
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スーパードライのような薄味の(ゆえに苦味だけが強調される)品目を「キンキンに冷やして」「味あわず喉越しを頼りに」流し込むというのは世界的には相当な奇習であって、そんなものを大学や職場の上下関係と一緒に強制されればビール嫌いになる方が当然で、むしろ味覚がしっかりしている証拠だろう。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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カール・レーフラー騒動の再来になりつつある? 『図書新聞』の書評を読む限り誤訳の次元を越えて原著者が書いてもいない文章が載っているようで、翻訳を名乗っている以上は「訳者の作品」と擁護するのも苦しそう。 / “『戦時の手紙』をめぐって 鈴木創士|Web河出” htn.to/dAzdjwA9Ce
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表現の自由戦士を観察すると、親の立場から子供の接する作品の性描写や暴力描写を懸念する声にやたらと噛みつく傾向が見え、家族形成から不当に疎外されたと思っているインセルオタクのルサンチマンがうかがえて微笑ましい。TLの諸先輩方は子育てツイートを多めにされると効果的に彼らに刺さるのでは。
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諸外国が休業補償や家計補助としてかなりの額の分配を検討するなか、本邦が和牛券だ国産魚券だとやっているのは、生活保護で現金を渡すとパチンコに使ってしまうから現物で与えろ、といった言い草をのさばらせてきた延長であり、だからこそそのまま実行しても現金給付より支持されるのではとすら思う。
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首相を見ていると、単純な家父長的保守政治家とはだいぶズレている面があり、例えば野党議員と討論すると必ず「親や教師に叱られる子供」の側になって、むしろそれを支持の源泉にしてさえいる。戦後民主主義の帰結として(!)江藤淳的な治者たり得なくなった大衆は、子の方に自己同一化するのである。
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(承前)で、この構図は、いい歳をしたはずの人間が「親の立場」ではなく「子の立場」でしかものを考えられない現象(twitter.com/hhasegawa/stat…)とも相即しているのではないか。オタクや表現の自由戦士が体制を擁護したくなる心理的要因としては、このあたりのメカニズムも考えた方がよさそうである。
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補足すれば、支持母体からもわかるように、家父長制的な支配に魅了され一貫して理念に掲げてきたのも事実で、そのくせ本人は「家長」ではなく「お子様」キャラという鵺的構造が見事に現代日本にマッチしたわけである。「ゾンビ家父長制」、「こどおじ家父長制」などの分析概念が必要なのかもしれない。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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「マルクス主義者がこの言葉をふり向けた相手は失業者ではなく、自ら働かずに寄生虫的にぼろ儲けをしている資本家とその背景に巣くう連中である[...]我々はもう一度原点にかえって、働く者が食える社会を作ろうじゃないか」(田川建三『訳と注 4』、amazon.co.jp/dp/4861821363/…)左翼はかくあるべし。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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コロナ騒ぎで消えたものの一つは、学生がPCを持たなかったりキーボードを打てなかったりする現状を問題視する年長者がいると老害呼ばわりする風潮ではないか。いざオンライン授業をしなければならなくなってみると、最低限の端末と回線と使用能力がないとどうにもならないと露呈してしまったのである。
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コロナ対応に比較的成功している台湾や韓国と、「中華圏や朝鮮半島とは違う」を国是としてきたがために自縄自縛になり結果的に成功例を模倣する選択肢を奪われている日本の対比からは、脱亜論の弁証法とでもいうべき構図が見て取れる。アジアが近代化すればするほど「アジア」に追いやられる、という。
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日本の「愛国者」がわざわざ「武漢」ウィルスと呼んだり中国からの意図的流出説などの陰謀論を唱えたりするのは、自分を含む東アジア人差別の助長で、自滅的愚行にすぎない。先般の例に続き、これも中華圏や朝鮮半島との連続性を否認してきた末路で、ここでも自国の近代史に復讐されているわけである。 twitter.com/hhasegawa/stat…