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朝イチの回で『復活のコアメダル』を観た映画館、仮面ライダーの映画でこんなに子供がいない館内があるかよってくらいに大人だらけの満席で、しかもワイワイガヤガヤなんて雰囲気はなく、そろって前線に出向いた一兵卒が流れ弾を覚悟しながら戦況を見極めるようなムードが漂っていて、異様でしたね...
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『復活のコアメダル』もそうだけど、ライダーや戦隊が10年をひとつの節目とした続編がコンスタントに制作されるようになったの、やはり全てはハリケンジャーが源流にあると思うので、その熱意で東映に話を持ちかけたハリケンジャーメインキャストの皆さんには無限の感謝があるな。
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鬼頭ちゃん、「初恋ヒーローの作者としてここは戦わなければ!」がすごく素直でいい。こういうところが本当に井上敏樹脚本の妙だと思う。正義感が突発的に湧いてくるだけがヒーローじゃない。その人間が、自分の生き方に真っ直ぐに嘘をつきたくない、その結果生まれる行動もヒーローなんだ。
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「ヒーローが出てくる漫画を描いている人間が、ここで彼女を見捨てられるか!」って、すごく良い戦う動機だよなぁ。盗作騒ぎで職を追われてるけど、彼女は漫画家である自分が大事な訳で。ここでその作中精神に反することをしてしまっては、自分が許せなくなる。漫画家として返り咲きたいからこそ戦う。
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『ドンブラザーズ』、どこまでいっても○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○なんだよなあ。 fse.tw/DhTXfzJh#all
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「ファンの期待を裏切った!」「ファンが望んだものではなかった!」などと言われると、「お、俺は満足してるんだが... 俺はファンじゃなかったのか... は????」となるので、素直に「私個人の期待を裏切った」「私個人が望んだものではなかった」と表現して欲しい。君の感想に巻き込まないで。
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感想の正負で逆も然り。「ファンが〜」はそう容易く使えない主語だと思う次第。
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スピンオフ『仮面ライダーベイル』、この手の予算抑えられがちスピンオフの宿命「CGあんまり贅沢に使えない問題」を逆手に取るように過酷な肉弾戦で押す観せ方になっていて納得しながら観てたら所々絵面があれもしかしてとなってエンドロールで 監 督 坂 本 浩 一 だったから笑っちゃった。
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昨今の創作、キャラクターが倫理的にアレなことをしたり軽犯罪をやっちゃったりするとすぐに「好感度が低い」「好きになれない」と言われてしまうが、ドンブラザーズの面々、みんなもれなく自分本位でおかしいのに好感度だけがしっかり高いの、マジでこれ井上敏樹の確かなテクと腕力なんですよ......!
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「逃亡中で誕生日を忘れていた男」「漫画のために好奇心が止まらない女」「たまたまケーキを持っていた善人」「人同士の関わりで生きている仙人」そして「他人に幸せを運びたい、あの日誰とも誕生日を祝えなかった者」が、ぐぐっとハッピーバースデーに収束するの、なんでこんな脚本が書けるんだよ....
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ドンブラザーズ最終回、配達途中の桃井タロウが「カメラのこっち側」とぶつかって「すまない......。これでお前とも縁ができたな」と微笑むエンドカットに500アバタロウギア。
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ドンブラザーズ、強制的に加入させられて、戦闘が始まる際に転送されて、謎のガジェットを使って我々の世界に潜む異物と戦って、ポイントを貯めればそこから脱退できるの、もはやGANTZなんよ。ニチアサGANTZ。
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ポットデウス、「ゼンカイジャーの後日談に出てくる新しい敵の名前」として満点すぎるんだよなあ。
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「一輝本人の記憶が消える」と「写真からフォトショを使ったレベルで巧妙に一輝だけが消失する」がイコールな理屈がわからないぞ.........
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ドンブラザーズ、どんな凸凹で変テコな話してもあのEDイントロが流れた途端に脳が「いい話だったなあ〜」と認識するからずるい......... 完全にGet Wildと同じカテゴリになってる...
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つよしくん、どこまでいってもナチュラルな一般人で清々しいな。急に変身能力を手に入れたからといって、ハートが正義の味方になる訳ではない。一般人だからこそ、身の回りの愛する人を優先して考える。妻を暴行した男には死んでほしい。人として当然の感情であり、彼には「死なせる」選択肢があった。
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ドンブラザーズ、「一般人が急にヒーローの力を手に入れたらどうなる?」をしっかり描いてくれるから面白いし、それを戦隊でやるのがすこぶる新鮮だ。
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キジブラザーやドンブラザーズという特殊な状況を差し引けば、目の前で妻を暴行した犯人が暴れていて、放っておけばその犯人を殺してくれる変な奴がウロウロしてるんだよな。そりゃあ、自分だって何もしないかも。なるように任せたくなる。あわよくばこのまま死んでくれと。そう思っちゃうだろうな。
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これを「スーパー戦隊」という土壌でやる歪さが素晴らしい。逆説的に、正義の味方思考や博愛主義がどこか狂って見えてくる。ヒーローだから悪い奴の命まで救って当然? 彼はヒーローの自覚も自認もない。ただの変な力を手に入れた一般人ですよ、と。
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つよしくんが異常とかあんまり思えんのよな。彼が直接殺した訳じゃなく、どちらかというと「救わなかった」「見逃した」テイストだったし。そりゃ救いたくないよね。むしろ異常なのは理由もなく悪人すら救おうとする正義の味方、つまりは戦隊ヒーローなのだよ。正義とは異常なのだ。
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神の視点で観てる自分達はみほちゃんがカタギとは思えないムーブで脱出してきたのを知っているが、つよしくん視点では強姦すら疑ってブチギレても仕方ないシチュエーションだったしなあ......... なるべく確実に死んでほしいよな、そりゃ......... 見逃したらまた襲われるかもしれないし......
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桃井タロウとソノイの会話のシーン、ずっと「顔がいいな」「おっ、顔がいい」「顔が良すぎるな」「声もええな」「顔がいいんだよなあ」「うーん、顔がいい」って脳内で俺が喋ってた。
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ドンブラザーズが平成ライダーっぽいと言われるの、重々分かってて、というか狙ってそうしてるんだと思うのよね。白倉さんにとっては、「破壊→創造でコンテンツの幅を広げ盛り立てる」ことにおいて、平成ライダーが偉大なる成功体験なので。戦隊でその試みを踏襲したいのは想像に難くない。
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いわゆる「平成以降の戦隊」としてはキラメイジャーがほぼほぼ満点というか完全無欠の完成モデルのような手触りあったので、ゼンカイ・ドンブラが破壊担当なのは全く抵抗ないのよね。むしろドンブラ観ちゃうとゼンカイの破壊がまだまだ温かった思い出になってるからちょっとアレなんだけど。
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(おそらく)『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』が企んでいること、そしてけしかけたいこと - ジゴワットレポート
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