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ボカロエディタで鏡音リンに喋らせた「おはよう」の音声で携帯のアラーム登録して、毎朝リンちゃんに起こされたい。ある朝、夢うつつの中でいつもと違う「遅刻するよ!」というリンちゃんの声を聞き、飛び起きたら携帯は充電を忘れていてアラームが鳴るはずもなく、首を捻りながら朝の支度をしたい。
102
感情が高ぶるとリボンが発光してしまう体質のリンちゃんが、ライブに行って興奮した結果、リボンを必死に押さえつけて「違うんですっ、これはペンライトのレギュレーション違反じゃないんですっ」と慌ててるので、その頭にそっと帽子を被せてあげたい。
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春休みの宿題に苦しむリンちゃんを煽ってみたら、「大人は宿題なくて不公平だ」と自作のワークを渡されたい。ひっかけも程よく含まれててなかなか凝っており、リンちゃん問題作りの才能あるなーって感心しながら、これ作る根性あるのになんで宿題は進まないんだろうって不思議に思いたい。
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おなかすいたーって叫んでるリンちゃんに、ぼくの顔をお食べって声をかけたい。真顔で顔を覗き込まれ、滑ったかなーと思ったら「栄養価低そうだからいらない」とガチ評価をいただきたい。
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中二病発症中のレンなどは、アニメの影響で「俺は…心などとうに失った…」と呟きながら日々を過ごしていたものの、そのアニメの二期放送が決まったというニュースを受け「マジで?いつ!?楽しみだなー!」と一瞬で設定崩壊すればいい。
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鏡音リン曲の製作中、絵師さんと打ち合わせついでに雑談で盛り上がってたら、ボカロエディタがいきなり落ちて焦りたい。再起動して歌詞を打ち込み直してたら、スカイプで絵師さんが「私嫉妬されちゃいましたかねw」と言うので「まさかw」と返した瞬間またエディタが落ちて、まさかね、と思いたい。
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バースデープレゼントを抱えたまま、どうもタイミングを掴めずリンちゃんレンくんの部屋の前でうろうろしたい。何度か深呼吸をしたところで、「なにやってんの?」と後ろから二人に声を掛けられて飛び上がりたい。
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魔が差して夜中に女装姿で出かけてみたレンなどは、鏡音?とクラスメイトに声をかけられ思わず振り向いてしまい、「鏡音…リ、リンです。レンのいとこの」と誤魔化せばいい。翌日の学校では「お前いとこなんていたんだな、可愛い子だな」なんて言われて、密かな安心と興奮を抱けばいい。
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休み時間、リンちゃんの教室に遊びに行くと「げ、また来た」って嫌そうな顔をされるので、いつの間にか足が遠のきたい。暇になったなーと思いつつ自分の教室で休み時間を過ごしてたら、リンちゃんが突然入ってきて「なんで最近来ないの」とだけ言って廊下に出て行くので、急いで追いかけたい。
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音ゲー下手なリンちゃんが「細かい作業苦手」と嘆くので、それメカとしてどうなのって言いたい。「音ゲーが駄目なの!RPGなら…」と言い訳するので、それボカロとしてどうなのって言いたい。「RPGならバグ技でエンディングに飛ばせるし」と胸を張るので、それ人としてどうなのって言いたい。
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こたつは暖かくて好きだなあ、と丸くなって足を伸ばしたところで「リンとどっちがすき?」って聞かれたい。ひとしきり笑ってから「どっちかなー」ってはぐらかして、こたつの内側で脛を蹴られたい。
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リンちゃんに「さーさーのーはーもーぐもぐ」ってパンダみたいな歌を歌われたい。
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学祭にアイドルが来ると聞いて、特に興味なく聞き流していたんだけど、現れたのは毎週塾講バイトで顔を合わせてる生徒の鏡音だったので目を見開きたい。ステージで輝く「リンちゃん」はどうしても普段の鏡音の印象と一致しなくて、何度も目をこすりたい。
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リンちゃんに車を運転されたい。14歳なのに大丈夫なの!?と聞いたら「製造年数で言えば4年半だよ」と返され、尚更駄目じゃん!って叫びたい。しかし「この車のどの部品より製造年数は長いよ?」と睨みつけられ、納得し謝った瞬間電柱に衝突されたい。リンちゃん、何にせよ、よそ見運転は駄目です。
115
渋谷センター街で、鏡音リンのコスプレしてるお姉さんを見かけたい。あれだけいいプロポーションだとホットパンツの破壊力すごいなーなんて思いながら見つめてたら、隣を歩くリンちゃんに「よそみしない」って首をゴリッと回されたい。
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「早く大きくなりたい」と言われたら必ず、小さくてもかわいいよと返したい。そんなある朝起きると奇跡の力でいきなり成長していたリンちゃんは、逆にサイズは1/8に縮んでて、これぼくの返事のせいかと思うとどう接していいかわからず、でも本人の「小さいとかわいいねっ」という笑顔に救われたい。
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ここ数日、リンちゃんからしつこく「テレビ見てよ!友達が出んの!」ってLINEもらいたい。当日の放映後には「見た!?見た!?」と通話まで来て、見たよと一言伝えると「ありがとー!!」と我が事のように喜ばれたい。
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踏切前でリンちゃんが招き猫みたいに手をくいくいやってるので、怪訝に思いたい。「踏切が調律合ってないから、さがれさがれーってやってるの」と、説明を受け、なるほどボーカロイドに不協和音は辛かろうなあと納得し、一緒に手をくいくいやりたい。
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リンちゃんから、「弟がまた財布忘れてった」「弟はわさび食べれる。すごい」「これ毛虫に驚く弟の写真」と双子の弟のレンくんについての報告メールが頼んでもないのに送られてくるおかげで、やたらとレンくん情報に強くなりたい。
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「大ニュース!聞いて!」と飛び込んできたリンちゃんが、次の瞬間フリーズし言葉を止めてしまったので、彼女の視線の先が、こちらの手元の剥きかけみかんだと気づきたい。1分後、一房一房幸せそうにみかんをほおばる彼女にニュースって何だったのと尋ね、「忘れたー。おいしー」との速報を頂きたい。
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10年後の未来から来たという使者に「残念ながら何も変わってません」と言われたい。その子の頭に揺れる白いリボンを見ながら、そっか、何も変わってないんだね、って口元を緩めたい。
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リンちゃんに「やばたにえん」って言ってほしくて罠やいたずらをたくさん仕掛けたのがバレた途端、リンちゃんが台所に閉じこもったと思ったらシャリシャリと包丁を研ぐ音が聞こえるんだけど、どうにかしたい。やばたにえん…。
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「義理じゃないよ」とリンちゃんからチョコを貰いたい。「毎年貰えてなくてかわいそうだから、あたしがあげなきゃって」そんな決意めいた彼女の表情で、これは義理チョコではなく人情チョコだと悟りたい。
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数学の宿題で苦労するリンちゃんに、「音楽なら4拍子とか16ビートとか大体2の倍数で済むのに、なんで人間って10進数なんてわけのわかんないもん使ってるの!?」って理不尽に怒られたい。そういやなんでなんだろう。
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クラリネットに挑戦するが、なかなか音を出せないリンちゃんを応援したい。数日掛けて、やっと出来た!と喜ぶ彼女の演奏を聴きながら、ふと、ボカロには肺も声帯もないのにどうやって演奏してんだ!?と気付きたい。やがてクラリネットが和音すら奏ではじめた頃、ようやく理解したい。ご、合成音…!