301
妻「もうすぐ産休です」
ぼく「そうだね」
妻「その空いた時間に出来るような良い趣味ないかな」
ぼく「君のレシピをクックパッドにアップする。ぼくが君の味を再現できるように」
妻「私そのサイト見てご飯作ってる」
ぼく「そうだったの」
妻「隠し味」
ぼく「たぶん隠し味ではないよね」
302
「難しくてムリ」と思ってた仕事がふと気付くとこなせてたり、そしてそんな仕事が今度は半分くらいの時間で出来るようになってたりして、毎日頑張ってるうちに少しずつ確実にレベルアップして、明日は今の自分よりも「出来る」ようになってるはずだから、仕事で悩んでるあなたにこの言葉を。「大丈夫」
303
むすこくん(2才)に人生初の長靴を履かせてみたところ、たいそう気に入ってしまったようで、晴れの日も曇りの日も「ぼくは このカポカポいうくつじゃないと おでかけしません」と激しく主張する上、雨の日は「このすてきなくつがぬれたら どうしてくれるんですか」と怒って履いてくれない。辛い。
304
カフェの男女。スマホ見てる彼に「初デートなんだからスマホ見てないで私の話聞いてよ!」と怒る彼女。彼が「…じゃあ覚えるから少しだけ待ってて下さい」→彼女「何が」→彼「デートとか慣れてなくて、考えてきたコースを緊張で忘れたら困るのでコイツにメモして来たんです」って恥ずかしそうな顔で。
305
イオンの初売りにて。
妻「無人島に一つ持って行くとしたら何にする?」
僕「突然なに…あと何で右手挙げてるの?」
妻「立候補」
僕「え?」
妻「私を持ってくべき」
僕「じゃあ君は何を持って行くのさ」
妻「イオン」
僕「え?」
妻「イオンモールがあれば生きてける」
僕「それもう無人島じゃない」
306
ベビーベッドを置くために古いソファを捨てた日、妻が「ぼくソファです。今までありがとう。あなたたち夫婦の家具でいられて幸せでした」とソファ役の芝居を始めて、途中で涙声になってた。「危ない、一人だったら本当に泣いてた」とのことなので、実際に少し涙がこぼれてたのは見なかったことにする。
307
先輩女子にキツく当たられてた後輩女子に「あの人厳しいね」って声を掛けたら「先輩が私に当たることでストレス発散できるなら、それでいいかなって思って」と優しい笑顔で言われて天使かこの子!って思ってたら「…それに、夜は意外と可愛い顔見せてくれますし」って小悪魔な笑顔で言われて何何何!?
308
早朝、妻が急に「頑張ったね」と歓声を上げて。何だろ?と思って見に行くと、妻がにこにこ鼻歌なんか歌ってて。
聞けばどうやら、昨日まで固いつぼみだった花が、今朝きれいに咲き初めたことに思わず歓声が出たようで。誰も見てなくても、こんな風に花に声をかけられる妻が、やっぱ好きだというお話。
309
トイレ中に「?」と興味本位でウォシュレットボタンを押したむすこくん(4才)。人生初のおしり洗浄体験に、「ぱぱ!ぱぱっ!」と混乱した様子で助けを求めるのが超可愛いし、救助後に「なにするの!ビショビショになっちゃったデショ!」と便器に向かってガチ切れしてたの、いま思い出しても超面白い。
310
妻に「君は本当にきれい」とか「少なくとも今まで会った人の中では一番美人」とか言うと、冷めた目で「それ、外で言っちゃダメだからね。馬鹿だと思われるよ」って返されて、しぶしぶ「はい」って答えたら、少し黙ったあと「…でも、家では言っていい。たまには」と。
そんな素直なとこも好きです。
311
妻が時々「もう今日は家事したくなーい!」なんて言う日があって、ぼくが残りの家事を引き受けるのですが、よく見ると洗い物はコップだけとか、洗濯物は全部バスタオルとか、簡単なものだけが残っていて。これはもしや、ぼくに「家事を手伝う良い夫!えっへん!」と思わせる、妻の策略なのでしょうか。
312
妻が家の中で「どうしよう!大事な○○がない!探すの手伝って!」となることが多く、仕方なく探すのを手伝ってみると、大体ぼくが発見します。妻には「あなたが隠したの!?」とか疑われてるのですが、違います。ずっと君のことを見てたので、その頃の君がどこにしまうか、大体想像がつくのです。
313
ドラマで男の人が恋人の服の香りをくんくんするシーンを観た妻。
妻「…こんな風に私の服のにおいをかいだりする?」
ぼく「週に2、3回はする」
妻「え!(嬉しそう)」
ぼく「むすこがイタズラして散らかした君の服を『これ洗濯済』『これまだ』って仕分けるときとか」
妻「そういうのじゃなく!」
314
妻とのデート中に立ち寄ったカフェで。
ぼく「この店の照明だと、肌がよりキレイに見えるね」
妻「ほんと?」
ぼく「うん」
妻「ふむ、じゃあここに住む!」
ぼく「発想がぶっとんでるよ」
妻「もしくはディズニーランドに住むのもいいね!」
ぼく「もう肌とか関係なくただの願望になってるよ」
315
もうすぐバレンタイン。
妻からもらえるチョコに、それこそ甘さと嬉しさで頬がゆるみまくってしまうのですが、どうしてこんなに幸せな気持ちになれるのかなって考えたときに、ふと気づく。きっと「お返しをあげる権利」をもらえた喜びが、そうさせてるんだろうなって。
ホワイトデーが、楽しみ。
316
妻は新しいコスメを買うと、仕事で使う前にまず家で納得いくまで試して「どう?」ってぼくに見せてくるので、「つまり可愛さレベルアップした君を一番最初に見るのはぼくですね。幸せ」と言ったら「世の中の奥さん達も皆こうだよ」って笑われたので、つまり世の旦那さん達も皆、幸せってことですね。
317
夜、布団の中で妻が「内緒の相談があるの」と言うから、「どうした?借金でもした?」って聞いたら、「じゃあ二択で。一番、借金。二番、のどが渇いたけど、眠くて起き上がれない。正解は二番」と。「なぁんだ」とほっとしたぼくは笑顔で水を取りに行ったけど、後から思うとこれ詐欺師の手法なのでは。
318
妻が先に出かけた朝、ひと口かじったスコーンが食卓に乗っていて。きっとぼくの朝食として準備してる最中、つい味見しちゃったんだなって想像してほっこり…してたら「チョコチップじゃなくてレーズンだった。あげる」と妻からLINEが来てて。この世には知らない方が幸せな真実ってあるんだなって。
319
1才になるむすこが通っている保育園、諸事情でクラスに男子1人に対し女子が9人とハーレム漫画の主人公状態になっているらしく、人生で3回しかないモテ期を早くも1回消費してる気がするし、そんな状態でも一人黙々と積み木をうずたかく積み上げる遊びに熱中しているというむすこの将来が少し不安。
320
もうすぐ2才のむすこくん。まだ小さい彼のために、外出から帰って手を洗う前に、踏み台を準備してあげるのがパパとママの役割です。
ところが昨晩、ぼくが仕事から帰ると、むすこくんが洗面台に直行し、小さな身体で一生懸命、ぼくのために踏み台を準備してくれて。感動のあまり何だか寝不足の本日。
321
妻「うちの子はきっとドラえもんが好きだと思う」
ぼく「急に何」
妻「間違いないね」
ぼく「…もしかして生まれてくる子のために、早くもドラえもんグッズを買ったとか」
妻「惜しい」
ぼく「正解は」
妻「ドラえもんの化粧品ポーチが可愛くてね…ハイすみません自分用に買ってしまいました!」
322
iPhoneに変えた上司にSiriを教えたら「…ケータイの中に誰かいるのか?」と江戸時代からタイムスリップしてきた人みたいな台詞を発してたのがひと月前→先週「こいつ、イマイチ会話が成り立たねぇなぁ」→今日「こいつウチの反抗期の娘よりは俺の話聞いてくれる」って言ってて涙あふれそう。
323
レストランにて、妻へ。
男子が言う「それ、食べきれる?」は、「ひと口ちょうだい」という意味が込められているのです。決して「それ全部食べると太るよ」なんて意味は込められていません。だから機嫌を直して下さい。
あと、その美味しそうなケーキ、ぼくにもひと口ください(素直に言えない)。
324
旅先にて。
妻「今日の私、変じゃない?」
ぼく「…別に?正解は?」
妻「ブラ忘れたの」
ぼく「!?」
妻「キャミ2枚着てるから別にわからないよね?」と言い張る妻を無理矢理下着店に連れて行く。
妻「たくさん買ったよ!」
ぼく「…?商品は?」
妻「かさばるから郵送した!」
ぼく「え」
325
帰り道、妻に「節分だね。鬼役と福役、どっちで帰ろうか?」とメールして、きっと「いつものあなたでいいよ」なんて言うんだろうなって思ってたら、予想に反して「福役なのに鬼だと勘違いされ冤罪を晴らすために必死で福アピールする感じで!」と難易度の高い要求が来て、玄関の前で困惑してる(今ココ