276
生後二ヶ月のむすこを見ながら。
妻「将来、この子は私の誕生日に似顔絵をくれたりして。きっとどんなに下手でも尊い…下手でも…大切…?」
ぼく「?」
妻「…ちょっとイイハナシから『私の誕生日に、下手でもいいからあなたにマニキュア塗ってほしい』ってつなげるんだから待って」
ぼく「!?」
277
帰宅するなり「あのね!このスムージーすごく美味しい!果肉ゴロゴロしてるの!」と2つ入った袋を差し出して来て「一緒に飲もう!」ってニコニコしてる妻を見て、こうして美味しいものを見つける度に「教えなきゃ、一緒に味見しなきゃ」ってなってくれてる事に気付く。
また彼女/妻に恋に落ちた。
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電車の中で、修学旅行生らの「○○で乗換やって」「(路線図に)ないやん」という会話に、すぐさま妻が「この駅の別の路線だよ!降りて駅員さんに聞いて!」と助言して、とても感謝されたそうで。うちの妻は、たまに格好いい。その後「あってるよね…?」と不安になり、こっそり後を尾けた点を含めて。
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むすこくん(2才)ったら、いつの間にこんなに大きく!?と驚く出来事が増えてきて、昨夜の例では、オモチャで遊ぶのに夢中だったはずのむすこくんが、風邪気味の妻が「こほっ」と咳をした途端、急に大人しくなり、部屋の電気を消し、寝室の扉を開けて一言「まま、ねるよー!」と。優しさの塊である。
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保育園で七夕の短冊を書くように言われ、色々と考えた結果、とても難易度が高いのになっちゃって、織姫と彦星に先に謝っておこうと思う。
妻とむすこに囲まれ超幸せな人生を送るぼくを超えられるかな!?的な期待も込めつつ。
「むすこの人生が、ぼくのと同じくらい幸せな日々でありますように」
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電車の中で男子高校生が「女子はすげぇよな。ブラジャーってワイヤーとか入ってるから超締め付けられるのに、毎日つけてるんだもん。すげぇよ。あんなん俺なら5分でギブアップ」とぽつりと言って、友人に「お前…まさか試したのか…」って言われ顔真っ赤にして否定してる。車内が若干ざわざわしてる。
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上司トップ2の仲が少し険悪になってて、その理由が先日の健康診断での、
スマート上司「俺が太ると、旦那のカロリー管理もできない嫁なのか、って思われるからな」
ぽっちゃり上司「うちの嫁は料理が美味くてつい食べ過ぎちゃうんだよな」
という会話が原因だそうで二人とも嫁のこと好き過ぎる。
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もうすぐ1才半になるむすこくん。散歩中に階段を見つけると、いそいそと駆け寄っては、(みてください、ぼく、のぼれるんだよー!)ってドヤ顔で登ったあと、(でもまだ、ひとりではおりられないのー!)と切なそうな顔で助けを求めてくるのが、思い出すたびにニヤニヤしちゃうレベルでたまらなく可愛い。
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うちの妻は、電車の切符や映画のチケットを「頼んだよ銀行員」と、毎回、僕のポケットに預けてくる。
それを見ていたむすこくん。お風呂に向かう前に、大事な宝物であるトーマスのスーパーボールを僕のポケットに(たのみますよパパさん)と無理矢理ねじ込んで来て、妻そっくりの行動に思わず苦笑い。
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ぼくが作った晩ご飯を妻が笑顔で「いただきます」「ごちそうさま」って残さず食べてくれたのがとても嬉しかったし、「おいしい!」なんて一言があったときには「よーし次も頑張ろう」ってなるしで、本当に、思うだけじゃなく言葉にするって大事ですよね、と思ったので、声に出してみる。
好きです。
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むすこのオムツを替えて手を洗い、哺乳びんや食器を洗っていると、いつの間にか手がガサガサになっていることに気づく。家事を少し手伝っただけなのに、このありさま。
さて。世の旦那さま、もうすぐ良い夫婦の日ですね。
この機会に、奥さまにちょっといいハンドクリームとか、贈ってみませんか。
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「キャバ嬢のサバ読みを破るには、年と一緒に干支を聞くといい。素直に本当の干支を答えるのは三流、『猫です』と答えるのが二流、一流はその年24才になる干支を答える」と語っていた先輩から「昨夜ついた現役女子大生嬢に『干支って何ですか?』って言われた…これが本物か…!」ってメールが来た。
288
妻が仕事に向かうとき「いってらっしゃい」の他に、もう一言「気を付けて」とか「忘れ物ない?」と声をかけると、嬉しそうなことに気づく。ちなみに一番効果があったのは「今日もきれいだ」です(鼻歌まじりで仕事に行きました)。
仕事に向かうのが憂鬱そうな奥さまを送り出す際に、お試し下さい。
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会社の昼休み、「先輩は音楽とか聴きます?」という後輩女子の問いに「妻の鼻歌くらいかも」と応じたら、「ノロケごちそうさまです!」と赤い顔でお礼を言われる。
そこまでは良いとして、でも周囲の同期らが「この程度でノロケとか言ってたら身が持たないぞ」とその子に忠告してたの釈然としない。
290
外出中。
妻「私ネイル行くから、待ってる間、マッサージ受けてて」
僕「え?」
妻「肩コリ辛くない?今日は首をよく回してるから」
僕「すごい。当たり。何でわかるの」
妻「やっぱりー」
僕「君は僕のこと、よく見てるなー」
妻「…別に!(赤い顔で、スタスタ早歩きに」
僕(あ、照れてる)
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「急にお洒落なディナーしたい気分なんだけど今日は足元がサンダルだから大人しく帰る。へこん」(へこん=凹んでるという意味の妻語)という妻に「靴持って車で迎えに行くから、そのままご飯行こうか?」って言ったら妻からのテンション高い喜びのLINEが鳴り止まないので今日の呟きはお休みです。
292
デート中、急に妻がぼくの背後に回る。
→こつん、とぼくの背中に軽く額をあててひと言。
妻「だーれだ?」
ぼく「…?」
妻「…間違えた!『だーれだ?』は目隠しする方だ!これは少女漫画でよく見る『…好き』の方だ!」
って逃げるように早足で先に歩いてった。恥ずかしかったのか、赤い顔で。
293
スーパーでレンジ調理OKな冷凍うどんを見て、うどん県出身の同期が「レンジ調理は風味が落ちる」と→「本当?」と同期らで茹でとレンジでブラインド試食するも見分けられず、でも香川出身の彼だけ百発百中で「こっちが茹で」と見抜いてて彼の適職は銀行員ではなくうどんソムリエなのではという疑惑。
294
大泣きしてる息子(生後1ヶ月)をぼくが抱くと、ピタッと泣き止むことがある。妻は「私だと泣き止まないのに!ジェラシー!」なんて言うけど、きっと息子にとって『泣くとおっぱいくれる優しいママ』と『その他(泣いてもおっぱい出ないパパ)』なんだろうなと、パパはおっぱいジェラシーなうですよ。
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電車で女子高生が「雨!私傘ないのに!先輩、相合い傘しましょう」って隣の子に言う→先輩「その手に持った折りたたみ傘は何?」後輩「飾りです」先輩「さっき使ってた気がするけど気のせい?」後輩「気のせいです。だって同じ傘の方が温かいですよ!さあさあ」と強引に先輩女子と相合い傘で帰ってる。
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君は無意識のうちに歌を口ずさむクセがあって、たまにぼくが知らない曲なんかも歌ってたりするのですが、(へー、いい曲だな)と気になって原曲を聴いてみると、ちょっと違う箇所があったりもするんだけど、でもいつだって君が歌うバージョンの方が好きだなと思ってしまうのは、君に恋に落ちてる証拠。
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となりですやすやと寝ている妻へ、敗北宣言をひとつ。
自分の想像力のなさを告白するようで恥ずかしい話なのですが、「夢でみる君」が「ほんとの君」より可愛かったためしがないの、割とすごいことだと思うのです。
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実家の台所でくるくるとよく働く妻を見て、親戚のみんなが「いいお嫁さんだね」と褒めてくれて、(この子は本当に働き者のいいお嫁さんですが、でも本当の魅力はそんなとこじゃないんですよ)といつもの可愛いエピソードを披露したくなるのをぐっとこらえて「ありがとうございます」って笑うお盆休み。
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会社の納涼会に浴衣で登場した素敵女子。オジサマ達が「会社の納涼会に浴衣とか…もっと気になる人に見せなよ」と言ったらその子は「気になる人に見せるために着ました」とハニカミ。
今日、いつもより張り切って働くオジサマ達に、あの子は納涼会の後、彼の家に行っただけですよとは言えずにいる。
300
スーパーにまん丸いスイカが並んでいて、小さい女の子が駆け寄り手を伸ばす。
母親「ダメ!」
女の子「あ(スイカを落として割ってしまう)」
母親「ダメって言ったじゃない!(割れたスイカを指さして)どうするのこれ!」
女の子「…ごみ?」
母親「正解だけど!」
…子育てって大変だ。