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それは、推しや劇団を思いやるのと同時にあって、多分、共存していて、どっちが優劣つくとかではないし、愛していれば自分の傷なんて!などという話ではなく、むしろ悲しいな、悲しいなあ、っていう真っ暗な感覚の中で、それでも心配できる、思いやれる相手がいるという、幸福ですらある。
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舞台という作品そのものには観客は確かに部外者ではある、けど、「観劇体験」という作品(つまり観客側が受け取った作品の形)で言うと、観客(の感情)も作品の一部であり、それは作る側からすると不純物なのかもしれないが、観客(少なくとも私)からすれば「観劇体験」の心臓そのものなんだよなぁ。
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そういえば神奈川県立高校の入試で私の詩が出題されたらしいです。大変だな……って思ってしまった……(わたし解ける自信ない……)受験された方おつかれさまです……。
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新潟に暮らす人たちや、そこの医療機関の人たちにとってどれくらい怖いことか、ということを考えていた、でも私は同時に配信を楽しむこともでき、さらにはそのことにいま落ち込んでいて、どこまで無為なことしてんだろう、と自分に腹が立ってきている。
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完璧な言葉を話している人はどこにもいないし、完璧な人間もどこにもいない。人間は自分が完璧じゃないから、正解や完璧にそもそも辿り着けない不完全な道具である言葉に頼る気もする。
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舞台は「今」でなければならないことが何より自分の命を肯定してくれるから好きで、逆に、本は「今」からかなりはぐれていく媒体で、「今読まなくてもいい」をずっと示してくれるのが良さだと思う、本はそこが好き。積読とかも、それは本の良さそのものだと思う。待ってくれる。どちらも好きだなぁ。
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才能云々の話が好きだったのは17歳ぐらいまででそれからはこういう類の話には「うるせえな空は才能で青いのかよ」と思うようになった。
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今週金曜11/26深夜、24:50〜の
NHK Eテレ「言葉にできない、そんな夜。」に、恋をテーマにした言葉を書いています。言葉にできない気持ちを、それでも言葉にしようとするときの、その人自身の言葉を尽くそうとする姿が、何より言葉の形を決めていくと思っています。
nhk.jp/p/ts/QG95M2Z6V…
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愛のために人が死ぬの耐えられない。愛の方が死ねよと思う。
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愛してるって気軽に言いたいな、このパンおいし……愛してしまう……などの文脈で。書き言葉ならともかく、話し言葉としてはあまり言わない感覚がある。対象を絞りすぎて鋭くなったこの言葉を取り戻したいなぁ、私はもっとたくさんのもの愛してるのになって思うから。
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昔は好きな音楽とかの話をして大人の人とかに「趣味いいね」と言われて、なんとなく「ありがとうございます」と答えていたけど、いまは「趣味に良いも悪いもないし、その審査は頼んでない」と思う。好きは好きが全て、他人が永遠に介入できないからこそ最高の世界。
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新しい詩集、出ます
『さっきまでは薔薇だったぼく』
4/13ごろ
小学館から発売予定です
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望海さんのトート閣下、すごすぎる……私は何を見たんだ……死……そう……「死」そのものとしか言えない、あの、得体の知れない、けれど常に知っている、すぐそばにあるあの死が……。嘘でしょ、こんな……こんなすごいものを生で見ている観客が一人もいない?!人類の損失だろそれは!!!!
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エッセイ新連載が婦人公論WEBで始まります。イラストは北澤平祐さん。
誰かを好きになって応援する時(私の場合は宝塚)好きって気持ちを綺麗事として全てがハッピー!と書くよりももっと鮮やかに本当の「好き」が書けたらいいなと思って始める連載です。画像は序文💎
初回↓
fujinkoron.jp/articles/-/617…
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昔もこう書いてたけど、何言ってんのかわかんないのは当たり前なんだよな……他人なんだから。何言ってんのかわからんって言われて泣きたくなってたの意味がわかんないよなあって昔のこと思い出して考えたりする。わかってたまるか、私はあなたじゃない。
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言葉を書く時に大事にしてるのは自分が誰よりもその言葉に確信を持つことです。メリークリスマスと書くなら本気で今はクリスマスだと思って書く。冬だろうが「夏だ、」と書き出した時は視線の先に夏の光が見えてなきゃいけない。
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今朝の朝日新聞朝刊に、カルティエの広告でエッセイ書いてます。
#CartierLoveIsAll
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「(芸名は)朝の通学時にまだ空に残る月を見て「一晩たってもお客様の心に残る娘役になりたい」という思いで付けた」
朝ぼらけ有明の月とみるまでに吉野の里にふれる白雪 だね、きわちゃん(朝早く空に残ったあの有明の月の眩しさかと思う程、光り輝き吉野に降る白い雪)
mainichi.jp/articles/20220…