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ポエムって言葉を侮辱や悪口として使うのやめましょうね。ポエムとは美味しいオムライスが食べられる喫茶店の名前や、薄くオレンジがかった新種のバラの名前や、銀と紫の混ざったアイシャドウの色の名前になるべき言葉であって、他人の発言を貶すために用いられる言葉ではありませんよ。
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美しい言葉が口からこぼれたとしても、それが誰かの耳のところまで流れていくためには美しさだけでは許されない、風や鳥の力を借りて種子が運ばれていくように、人の息吹や、生活の名残りや、忘れられた怒りの力を借りることもあるだろう。同時代性というのもそうだし、季語もまたある一つの風だ。
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このことはもちろん直接伝えた。インタビューとか密着取材で顔が出せないなら無理ですって話はよくあるしそれはむしろ申し訳ない気持ちになるのだが、原稿依頼でこんなこと言われたのは初めてです。ハハハしかも連載の依頼だったんだよな〜。嬉しかったのに残念です。
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某新聞からエッセイの原稿依頼があってお受けしたのだけど、その後顔写真が載せられないなら原稿は載せられないと言われて結局辞退した。にしたって作家が商品として出しているのは顔ではなく原稿なのに、顔が出せないなら原稿を載せられないなんて、作家の仕事をなんだと思っているんだろうな。
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望海さんのトート閣下、すごすぎる……私は何を見たんだ……死……そう……「死」そのものとしか言えない、あの、得体の知れない、けれど常に知っている、すぐそばにあるあの死が……。嘘でしょ、こんな……こんなすごいものを生で見ている観客が一人もいない?!人類の損失だろそれは!!!!
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愛と命と世界なら、一番価値がないのが世界だからな。(大事なことなのでもう一度言った)
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だから、たぶんあの人たちは残念に思いながらもコツコツと、幕が上がるときに向けてこれからも頑張るのだろうな、と確信できることは、本当に救いで、心底、また観れるときを楽しみにしています、と思う。私もちゃんと自分の仕事をしなくてはならない。
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それは、推しや劇団を思いやるのと同時にあって、多分、共存していて、どっちが優劣つくとかではないし、愛していれば自分の傷なんて!などという話ではなく、むしろ悲しいな、悲しいなあ、っていう真っ暗な感覚の中で、それでも心配できる、思いやれる相手がいるという、幸福ですらある。
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舞台に立つ人たちの無念さについて考えるし、何よりそれがまず一番しんどいけど、それとは別に見たかったという観客としてのしんどさもあって、ファンとしての「心配だな」の気持ちとは別に、舞台を愛し舞台に日々を豊かにしてもらっていた人間としての大切なものが奪われた悲しみは、あるんですよね。
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立ち直れない。こんなことになるぐらいなら仕事すっ飛ばして(だめ)見に行けばよかった、などと思う私は愚か者。仕事はとても大切、推しにとっての舞台も仕事だし、私も自分の仕事を頑張ることが最低限の礼儀、だと信じて頑張ります。何が言いたいのかは私も良く知りません、たぶん「つらい」です。
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今日も舞台に出る推し
今日も稽古に出る推し
どんな時もコツコツやるしかないことを誰よりも知っている推したち
推しに幸あれ
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手足を完全に拘束して「ほらこれで安全」って言われてもな……。本屋も劇場も居酒屋もライブハウスも服屋も美術館もだめですかそうですか
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エンターテイメントの力、とかいうのはよくわからない、というかエンタメがなんなのか、私もそこに片足を入れているので余計わからないのですが、めちゃくちゃに好きになれるものに身を焦がして全部燃やして息が詰まるような熱に飲まれること以外に「生きる」ってあるか?という実感だけは強くあります
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昔は好きな音楽とかの話をして大人の人とかに「趣味いいね」と言われて、なんとなく「ありがとうございます」と答えていたけど、いまは「趣味に良いも悪いもないし、その審査は頼んでない」と思う。好きは好きが全て、他人が永遠に介入できないからこそ最高の世界。
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才能云々の話が好きだったのは17歳ぐらいまででそれからはこういう類の話には「うるせえな空は才能で青いのかよ」と思うようになった。
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でも自己満足すること以外に人生でやることある?
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暗いねって昔言われて困っていたのだけど今思うと「人間はサービス業じゃないので……」で終わる話だったな。
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フォロワーが減るとかそういうことを恐れてはならない、人間にフォロワーがつくという状態がまず異様なのであり、それを当たり前と思うことがおかしい、常に誰もついてこない中で確かでも何でもない無根拠な選択を繰り返して生きてきたじゃないか……
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そういえば神奈川県立高校の入試で私の詩が出題されたらしいです。大変だな……って思ってしまった……(わたし解ける自信ない……)受験された方おつかれさまです……。
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当時も「送り仮名は間違えてごめんやけど、別に大したことじゃなくない?」って思ったけど、今でもそう思う。こういうのに落ち込む人もいるだろうから書いとくと、評する場で、校正頼んだわけでもないのに、書いたものの肝に触れないでそういう部分だけ指摘して全否定する人の話は本気にしなくていい。