26
論理が逆。共有している情報を共有フォルダに入れるのは当たり前で、行政文書扱いにしていないことを注意するべき。それを「個人メモを共有フォルダに入れたから注意」とは。
文科相が次官ら厳重注意 加計文書の管理「不適切」 (日経7/6)
nikkei.com/article/DGXLAS…
27
公文書管理委員会が本日7月7日に開かれるが、何が議論されるのか注意しないと危ない。今の政府の考えだと、行政文書を「きれいにする」(途中経過が残らないようにする)ためのガイドラインの改正になりかねない。今回の教訓が間違った方向に活かされてはならない。
28
三木さんも談話で述べているけれども、公文書管理法違反でしょう。そこについてこの特別防衛観察の報告書は全然触れていない。
<特別防衛監察>日報「公文書でない」…隠蔽、防衛省ぐるみ(毎日7/28)
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170728-…
29
防衛省の特別防衛監察の報告書を読んだが、これを「隠蔽工作」と言わずに何というのか。「日報を出しているから隠蔽ではない」って、河野太郎議員や内部からのリークなければ、廃棄して無かったことにできてたわけでしょう。それは工作に失敗したというだけでしょう。
30
報告書や大臣の会見を見ていると、日報の管理や公開については不適切であったことは認めている。そして日報は10年保存にして国立公文書館に移管するとした。でも他の文書は適切に管理されているのか。クリアリングハウスの三木さんが、他にも重要に見える文書も規則では短期間で捨ててると指摘してる
31
公文書管理法という言葉が報告書から出てこない以上、どうやら日報問題を「特別な問題」として限定したいという考えがあるように見える。防衛秘密をガンガン捨てているような慣習があるわけで、公文書管理制度のあり方からきちんと見直さないと、似たような不祥事がまた起こるだけでは。
32
山本大臣は何も反省していないし、「きれいな」記録を残すようにして、できる限り政策決定過程がわかる文書は残さないように改革しようとしている。結局彼らはそういう「教訓」を得たのかなと。
山本創生相「文書の存在と、事の信憑性は関係ない」
asahi.com/articles/ASK81…
33
議事録や議事要旨を何のために作るのかが全く理解されていないことにビックリする。政策決定過程の可視化のためなわけで、後から発言を変えたり、居た人の発言を出さなかったりしたら、過程に疑念を持たれるだけ。
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170808-…
34
会議直後には公開できない情報があるというのはわかる。だからこそ、自分たちがきちんとした政策決定を行ったという証拠を示すために、議事録などは整備しておいて決定後に公開する。そこが歪んでしまったら、すべてを疑わなくてはならなくなる。失うのは自分たちの信用なのに。
35
特に大きな問題なのは、WGの委員が「公開にあたって内容を調整した」って堂々と言っていて、それが悪いと全く思ってないことなんだよな。加計学園関係者の発言は「非公式」だから載せないとしているが、政策決定に影響あるんだから載せるべき。
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170808-…
36
東京新聞8月8日朝刊に私のコメントが載っています。これが問題なければ、後からつじつま合わせで書き換えてもよいという話になりかねない。それは歴史研究者としては看過できない。
特区WG、発言内容を書き換え 「公開」巡り趣旨正反対に
tokyo-np.co.jp/article/politi…
37
久しぶりのブログ更新。「衆議院選挙公約における公文書管理制度改革」。各党のマニフェストの中にある公文書管理や情報公開に関する記述を抜き出して、コメントを付けました。
h-sebata.blog.so-net.ne.jp/2017-10-10
38
共同通信のスクープ。会計検査院が文書管理に問題があったと指摘していることは重要。文書管理がしっかりしていないから、財務省は自分たちを守ることができていない。
this.kiji.is/29596532833519…
39
集英社新書から2月16日(金)に、拙著『公文書問題 日本の「闇」の核心』が発売されます。『時の法令』に連載している「公文書と日本人」をまとめ直したものです。集英社のサイトに予告が出てましたので宣伝を。
shinsho.shueisha.co.jp
41
本日2月16日発売です。よろしく御願いします。瀬畑源『公文書問題 日本の「闇」の核心』集英社新書。
shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0920-a/
42
ついに「真正性」の問題に飛び火したか。真実だとするとこれは公文書管理の根幹を揺るがす。
ただ、いつかはこういった事件は起きると思っていた。電子情報はこういった改竄の危険性を常に伴う。
森友文書、財務省が書き換えか 「特例」など文言消える(朝日3/2)
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180302-…
43
森友の問題は、早い段階で全部出して正直に話して、下が忖度しましたとして理財局長などが処分されていれば、ここまで炎上しなくても済んだ事例に思えてならない。説明責任から逃げてごまかそうとするから、事態がより悪化しているように見える。
44
公文書管理の考え方からすると、財務省は「朝日がスクープした文書は、いつ誰が管理していたのか」(文書そのものを朝日が捏造してないなら、どこかの段階の文書ではあるはず)を説明しないと説得力は出ないだろう。そもそも地検に出した文書自体が、修正した後の可能性もあるわけだし。
45
毎日が朝日の援護射撃をしたこの件。朝日が提示したのは売買契約の決裁文書。毎日はそれを大阪航空局に知らせた決裁文書。同じ時期に作られている文書で朝日と毎日が同じ表現の文書を提示しているという構図。
別文書に「特殊性」の表現 国会開示にはなし(毎日3/8)
mainichi.jp/articles/20180…
46
さらに毎日は森友に通知した決裁文書も出してる。しかもこれらは情報公開請求で1月に入手済。つまり、議員に見せたものは改竄したが、それ以外は改竄していなかったので、請求に応じて無造作に出してしまったという可能性が高い。
47
この毎日の報道で「朝日は誤報」みたいなことを言っている人がいるようだが、同時期に作られている決裁文書で表現変えるとか考えにくい。もし財務省が出している文書が「本物」なら、内部では「特殊性」の表現を削り、他省へ「特殊性」と書いたということに。それはおかしくはないか。
48
自分の本にも書いたけど、毎日の情報公開請求の利用の仕方は見事としか言いようがない。これを1月に入手していたわけだから、財務省が出すまで待っていたということだよなあ。
49
誤解を招く書き方でしたが、毎日は朝日が報道して文書の意味に気づいた→あとは財務省が出てくるのを待ったということです。その文書を情報公開請求できちんとおさえているのがすごいと。後から請求しても隠される可能性高かったわけですし。地道に情報公開請求で集めていた効果ですね。
50
財務省の森友文書問題。私が『公文書問題』で書いた時にそこそこ踏み込んだ書き方したつもりだったが、それ以上の闇で驚いている。「「正規」の手続きを踏みながら、証拠を抹殺し続けることをルーティンワークにしていた可能性」って書いたのだけど、まさか「正規」でない方法も使われていたとは…