瀬畑 源(@hajime_sebata)さんの人気ツイート(古い順)

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情報公開クリアリングハウスが「政府の秘密指定・保護制度の全貌が明らかに」と題して、特定秘密や防衛秘密以外の秘密指定制度を全省庁片っ端から調べた調査結果を11月7日付で報告しています。これは素晴らしい仕事。 clearinghouse.main.jp/wp/wp-content/…
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むしろ私としては、韓国は30年原則に基づいて外交文書をガシガシ公開しているんだなということに注目したい。日本側も対抗して出さないと、韓国側の資料で日韓関係が語られる事態になる。川島真さんの言うところのアーカイバルヘゲモニーをめぐる争いってことだ。外交史料館では出てるのかな?
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本来、玉音放送盤は「行政文書」のはずなんだけどなあ。それが「天皇の私物=皇室文書」に分類されている。ただ、天皇の私物であるが故に、天皇がOKを出すと公開されるという仕組みとなっている。よって今回の公開には、天皇自身の意志が強く反映されている可能性が高いように思える。
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天皇のメッセージを聞いた。かなり踏み込んで来た印象。NHKへのリーク後に議論になっていた、公務の軽減や摂政擁立ではダメだということを明確に言い切ってる。病気になってからの交代では遅いということ(元気なうちに譲位)も言ってる。退位以外の選択肢は無いとしか理解できないようにしてる。
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さらに、天皇が健康を損なった際の自粛への懸念、大喪と即位が同時並行で行われることが家族にとって負担という理由も、リアルな理由に踏み込んでいて、説得力がある。
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会見からにじみ出ていたのは、天皇は国民からの支持がなければ生き残ることができないという強い危機意識だろう。そのために各地への旅(行幸)がいかに大事かということを語り、国民と共に歩むことを示し続けることの大事さを強調していた。「歴史」と「国民と相携え」という両方を並立させている。
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安倍首相の返答が簡略なのは、あまり踏み込んだことを話してしまうと、憲法4条の天皇の国政関与の問題になってしまうからだろう。ただ、「重く受けとめる」と発言しているので、何らかの対応はするということは明言したと受け取ってよいかなと。
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改めて全文読むと「天皇が国民に、天皇という象徴の立場への理解を求めると共に、天皇もまた、自らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました」というこの部分が、昭和天皇と今上天皇の考え方の最大の違いだなと思う。
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昭和天皇は「君臨」する天皇であり続けた人だと思う。今上天皇は、日本国憲法の「象徴」と皇室の「伝統」をどのように折り合いをつけるかを、皇太子時代からずっと考え、会見で述べてきた。昭和天皇なら、公務ができなくなるから退位するという発想はありえない。天皇制のあり方が変わってきている。
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天皇は国民世論の同情を引いて、安倍首相に何とかしろと圧力をかけている構図に見える。しかもこの1ヵ月で論じられてきた退位以外の選択肢を潰しに行ってる。最後に「国民の理解を得られることを、切に願っています」とまで言っている。明らかに政治的な発言なんだけど、感じさせない言い回しだなと。
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天皇退位後に「上皇」になると二重権威になるという問題は、亡くなられた奥平康弘先生が、日本は民主主義国家なんだから、上皇をありがたがるかどうかは国民の側の問題であって、天皇の側の問題じゃないという主旨の話を書かれていたことを思い出す。
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天皇制についての講義を行うときに最初に学生に言うのだけど、日本国憲法第1条には天皇の地位は「主権の存する日本国民の総意に基く」とある。だからこそ国民が無関心であってはならず、どう天皇制があるべきかを国民の側が考える必要があると。今は象徴とは何かを天皇本人のみが語り続けている状況。
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これは開示されて当たり前。決裁してるのに「組織的ではない」と言い張る法制局のおかしさが、審査会で公式に認められたか。 集団的自衛権審議の想定問答、内閣法制局が一転開示(朝日1/19〕 headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170119-…
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さきほどの朝日新聞の内閣法制局が情報公開・個人情報保護審査会で負けた記事。答申自体がウェブにアップされていた。 平成28年度(行情)答申第646号 koukai-hogo-db.soumu.go.jp/reportBody/114…
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防衛省南スーダンPKO文書ネタの原稿書いた。調べていると本当に頭が痛くなるな。結局情報公開請求逃れのために、ありとあらゆる抜け道を探った結果、次々とバレていって問題が大きくなるという状況だなあ。防衛省や自衛隊の情報公開嫌悪は相当に深刻だな。
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来月の時の法令、結局森友学園関係の公文書廃棄問題について書いた。財務省がなぜ開き直っているのかをこまごまと書いた。書きすぎて大阪府の文書管理問題は数行しか触れられず。 あと、余談で鴻池議員の文書管理を思わず持ち上げてしまった(資料批判は必要だと思うけど)。
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結局財務省の開き直りは、「行政文書の管理に関するガイドライン」の「歴史公文書等に該当するとされたものにあっては、1年以上の保存期間を設定する必要がある」を、「歴史公文書等に該当しない文書の保存期間を1年未満にする」と曲解していることが問題だと良くわかった。
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ガイドラインの趣旨は「歴史的に重要な文書を1年未満にして勝手に捨てるんじゃないぜ」という意味なのに、「歴史的に重要じゃ無ければ1年未満で捨てていいのね」と取ったということ。そしてその「重要かどうか」は各部局の内部基準で決まっているという。公文書管理法の理念を理解してない。
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最近の一連の安倍政権の不祥事は「公文書管理制度」の話がものすごく絡むなあ。自民党長期政権下でなあなあになっていた部分が、公文書管理法施行後初の自民党政権下で次々と明るみに出ているというところか。政府は真摯に公文書管理を見直して、きちんとする体制に改革すべきと思うがなあ。
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「私的メモ」問題は、この問題に精通している毎日新聞が非常に良い記事を最近書いていたので読むべき。頭を抱えたくなる。 「公文書?私的メモ? 都合よく線引き 元官僚らに聞く」毎日5/17 mainichi.jp/articles/20170…
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加計学園の問題、だんだんと権力闘争の方に視点が偏ってきてるけど、これ公文書管理制度や情報公開制度の問題から切り込まないと。政策が決まったときにきちんと過程を公開すればいいだけの話。行政文書にせずに、こういったリークみたいなことをするのではなく、堂々と公開して信を問えばいいのだ。
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最近の安倍政権の進み方を見ていると、「議論」の方法という点で根本的になにかがおかしいとしか思えない。資料を出した上でそれに基づいて議論すること、不安に対してそれを解消させるために真摯に答えること。それこそが自分たちへの信頼に繋がると思うのだが。
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大臣や次官への説明資料が「共有フォルダに無い」から「行政文書では無い」はおかしい。むしろ行政文書として登録し忘れていることが問題視されるべき。この毎日の記事を読めばそこは良くわかる。毎日は公文書管理問題では一番鋭い記事を書いてる。 mainichi.jp/articles/20170…
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森友、加計の問題は、行政文書の管理のあり方にいかに問題があるかということを可視化したものと考えている。この視点から考えていかないと、ただの安倍叩きに終わってしまう。政策決定過程をきちんと「行政文書」として残すことを徹底しないと、同じ事はくり返される。
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これは重要な指摘だと思う。公文書管理法の行政文書の定義では、「行政文書だとみなす」から行政文書になるわけではなく、条件が揃えば行政文書になるのだ。恣意的な線引きに則って行わなかったから注意されるというのは明らかにおかしい。 twitter.com/johokokai_ch/s…