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西村官房副長官個人は仮に影響を与えていないとしても、不要不急のカジノ法案の審議を災害対応、被災者救援より優先させているのは米カジノ業者への配慮でなくて何なの。
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5日夜10時2分、西村官房副長官、宴会写真をツイート。この時点までに3府県11万人に避難指示。6日夕以降、8府県に大雨特別警報。7日朝にかけ自衛隊派遣要請7府県10件。8日午前8時、政府、非常災害対策本部設置。最初の特別警報発表から約39時間後だった。この時点で死者48人。朝日新聞の検証記事から
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カジノ法案の今国会での成立「必要ない」76% 朝日新聞世論調査。
多くの人は今国会のみならず、将来にわたって「必要ない」とみているのではないか。それを、こともあろうにこの時期に。
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首相が注意を促したという西村官房副長官。この先何年、政治家を務めるか知らないが、11万人に避難指示が出されている中、宴会写真をツイートして自民党議員の生態を白日のもとにさらした以上にインパクトのある業績をあげることはかなり難しいのではないか。
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同じ時間、同じ場所で酒を飲んでいたのに、竹下自民党総務会長は「どんな非難も受け入れます」と申し訳なさそうに言い、首相は「万全の態勢で対応にあたった」と胸を張る。どんな非難も受け入れません、とばかりに。この違いは何なのか。
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「カジノ法案が成立したあかつきには、すぐに被災者の救援に全力をあげます。被災者のみなさん、それまでしばらくの間、暑さに負けず、気をたしかにもって、首を長くして生き延びてください」ーーと言いたいらしい、この国の為政者は!
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「カジノより被災者を助けて!」と議場でアピールした山本太郎議員らが参院懲罰委員会にかけられるのだという。
11万人に避難指示が出ているなかで酒をくらっていた首相、閣僚、官房副長官の方がよほど懲罰ものじゃないの。
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杉田議員の「生産性がない」発言について、二階自民党幹事長は「(自民党には)いろいろな考え方の人がいる」ととぼけているが、いろいろな考えの人がいる中から、あえてこういう考えの人を公認候補にしたのはだれなのか。党幹部の責任は免れない。
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だったら、ウミを出しきると何度も大見得をきりながら、ウミをため込んでひたすら逃げ回る政権に、いかなる生産性があるのか。
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〈杉田水脈議員の差別思考〉。「特定の少数者や弱者の人権を侵害するヘイトスピーチの類いであり、ナチスの優生思想にもつながりかねない。……国会議員には不適格だと言わざるを得ない。……杉田氏の言動を放置してきた自民党の責任は重い」毎日新聞社説。首相の周りはこんな議員ばかり。
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杉田水脈氏の発言について。「異性のカップルであっても、子どもを産むか産まないかは、個人の選択である。それを『生産性』という観点で評価する感覚にぞっとする。歴史的に少数者を排除してきた優生思想の差別的考えとどこが違うのか」朝日新聞社説。
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「コミンテルンが日本の家族を崩壊させようとしている」と杉田水脈議員。コミンテルンの亡霊より、杉田氏の実在の方がはるかにヤバい。
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杉田水脈氏「生産性のない人に税金を使う必要はない」
最近はやりの「人生100歳時代」キャンペーンも実は同じ思想に立つのではないか。死ぬまで自分で稼げ、社会保障をあてにするな、生産性のない人に税金は使えないーー杉田氏は自民党の考えをあまりに正直に明かしてしまった。
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杉田水脈氏の「生産性」発言について読売新聞が政治面で初めて報道している。自民党内と野党から批判があがっているという書き方だ。
朝日、毎日は6日も前に社説で杉田氏を批判している。読売もきちんと批判しないと、人権より政権を擁護するのか、とうけとられかねない。
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杉田水脈氏「生産性」発言について、首相「人権が尊重され、多様性が尊重される社会をつくっていく、目指していくことは当然のことだろう」。
ひとごとのようにおっしゃるが、杉田氏の主張を知りながら、杉田氏を自民党公認候補にした総裁としての責任が問われる。
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桜井よしこ、杉田水脈、安倍晋三の各氏が思想上の同志であることは天下周知の事実。でも安倍さんは自分に都合が悪くなると、かつてとりたてた仲間でも平気で知らんぷりする。森友の籠池氏しかり。今回の杉田氏しかり。実は安倍さん、保守主義者というより、ただの保身主義者ではないのか。
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佐川氏を偽証罪で告発せよ、という野党の求めに自民党が答えた。「記憶に忠実である限り、客観的に誤っていたとしても虚偽の陳述に当たらない」朝日新聞。
これじゃ、どんなウソもウソでないことになる。そうじゃなくて、客観的に誤っていればその陳述は虚偽の疑いが強いということでしょう。
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だいたい、頭のなかはのぞけないのに、記憶に忠実であるかどうか、だれがどうやって判定するの?
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「記憶に忠実である限り」という命題を先に立てるところがそもそも詭弁的。記憶に忠実に陳述したか、それとも記憶を曲げて虚偽を言っているか、そこが問われているのだから。
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「記憶に忠実である限り、客観的に誤っていたとしても虚偽の陳述に当たらない」ーーこんな自民党論法にだまされてはならない。
それを言うなら、記憶に忠実に述べると陳述者が言ったとしても、陳述内容が客観的事実と食い違えば、その陳述は虚偽であることが疑われる。
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サマータイム。首相は「仕事を終えた後、レジャーや買い物の時間が増えることなどによる経済効果」に「着目」しているのだという。読売新聞。
残業が増えるだけでしょう。
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ボクシング連盟会長の姿をテレビで見るたび、某国財務大臣の顔が浮かんでくる。まるで同じ世界の人のように雰囲気が似ている。もっとも、不祥事で会長は辞意を表明したのに対し、大臣の方は決して辞めるとは言わない。大臣より会長の方がまだしもマシということか。
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去年は、核兵器国と非核兵器国の「双方に働きかけを行うことを通じて、国際社会を主導していく」と述べた。今年は「橋渡し」。で、この1年間、首相は何をしたのだろうか。
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戦前戦後を通じ68年間、富士山頂にある測候所職員が書き継いできた40冊以上の日誌を東京管区気象台が昨秋、廃棄していたことがわかった。毎日新聞。
絶句。血のにじむような日誌をあっさり捨てるとは。引き取ってくれる博物館を探したのか。作家の新田次郎が生きていたらどれほど嘆き、怒ったことか。
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1945年7月10日「山頂から見える街が毎晩一つ、二つと焼土となる。これが戦争の現実だ」
7月30日「2機が観測所に110発の銃撃。総員15人のうち軽傷3人とは奇跡」
東京管区気象台総務課「毎日の出来事や感想を個人的に書き留めたもの。行政文書に当たらない」
気象台なのに記録の重要さがわからない!