1602
自民党は1955年の結党時、「政綱」で「憲法の自主的改正」をはかるとともに「自衛軍備を整え、駐留外国軍隊の撤退に備える」と述べていた。その後自民党は「憲法改正は結党以来の悲願」と強調してきたが、「駐留外国軍の撤退」についてはだれも何も言わなくなった。
1603
「(地下9メートルまでゴミがあるという)ストーリーはイメージしている」「ゼロに近い額まで努力する」と近畿財務局。「会話の一部が切り取られている」と理財局長は言うが、結果はその「ストーリー」通りになった。これぞ「共謀」ではないか。
1604
首相秘書官が官邸内での面会について「メモをとっていない」なんてよく言うよ。取材でインタビューした新聞記者が、あとになって「メモも録音もとっていない」と言うのと同じくらいバカげている。メモはただの備忘録ではなく、重要な「証拠」。官僚がそれを知らぬわけがない。
1605
記者「5月9日に共産党議員から資料請求があり、同じ日に紙媒体が廃棄され、その前後にデータも削除された。内閣府によると、バックアップのデータはその後最大8週間残っていた。それを使えば資料提供できたのに、なぜしなかったか」
官房長官「それは承知してません」朝デジ(要旨)
ばれるから。
1606
加計学園事務局長「理事長が首相に会ったと愛媛県・今治市の職員に説明したが、あれはウソでした。その場の雰囲気で、ふと思ったことを言ってしまった」
これって「理事長は首相に会いました」と自供したも同然。国会の集中審議の前にウソだったことにしろと迫られたのでは、と勘繰りたくなる。
1607
加計学園理事で内閣官房参与だった文科省OB木曽功氏「総理のご意向」文書について「違和感はない。……これは個人では作れない。(現場の人が上司に)報告するためにメモにしているような気がする」朝日新聞。
1608
モリカケサクラでわかったように、首相は自分と身内のためなら不法行為も脱法行為もいとわない。お友達の検察官を定年延長するのも同じことだ。自分とお友達の利益のためなら法律さえ改正し、民主主義だって破壊する。
1609
首相の母校・成蹊大の加藤節名誉教授(政治哲学)「母校として首相就任当初は歓迎する声もあったが、今は『恥ずかしい』という声も上がる。森友や加計の問題で不信を積み重ねた揚げ句にあの(「こんな人たち」)発言で首相支持層が溶け出している」毎日新聞。
1610
和歌山市での「励ます会」で首相「和歌山で先月パンダの赤ちゃんが生まれ、東京でも生まれた。安倍政権になって5頭目。民主党政権の4頭をやっと追い越した」毎日新聞。
ウーン……。
1611
働き方改革法案、可決成立。
むしろ、残業代不払い合法化・労働者働かせ放題法案とでもいうべきか。次は海外ギャンブル業者日本進出推進法案の採決ですか?
1612
去年は、核兵器国と非核兵器国の「双方に働きかけを行うことを通じて、国際社会を主導していく」と述べた。今年は「橋渡し」。で、この1年間、首相は何をしたのだろうか。
1613
7月7日、盧溝橋事件80年。「戦後日本では米国との戦争の経緯については注目を集めるのに、日中戦争への一般の関心は必ずしも高くない。歴史観の違いはともかく、中国人は日中戦争についてよく知っている。日中戦争とは、日本では依然忘れられている戦争ではないか」歴史家・入江昭氏。朝日新聞。
1614
日本軍撤退から75年を迎えたインドのインパールで22日、戦没者の慰霊式が開かれた。インパール作戦は現地で「日本戦争」と呼ばれ、住民237人が戦闘に巻き込まれて死亡した。朝日新聞国際面。
先の戦争について戦後、多くのことが語られてきたが、現地住民の犠牲についてはほとんど語られてこなかった。
1615
他国にケンカをうって大衆のナショナリズムを煽り、自身の権力保持をはかる。いつまでこんなことをやっているのか。
「もう十分だ。対中追加関税は企業や労働者、家庭により大きな痛みを与えるだけ。大統領は大きなミスを犯している」米国の家電IT産業の業界団体。毎日新聞。
1616
「全国6割の自治体が、自衛隊員募集に非協力的」「自治体が円滑に業務を遂行するため、自衛隊の憲法明記を!」日本会議主導の改憲団体が昨年12月の大会で配ったチラシにそう書いてある。朝日新聞。
チラシを読んで「あっ、これだ」と思ったのか。
1617
日本会議の名を消し、夫人の名を消し……ということは、どこからみても、首相案件であることの痕跡を消したというではないか。
おいおい、関係があったら議員を辞める、なんて言い出したぞ! 消せ、消せ!
1618
この期に及んで麻生大臣は、佐川氏について「適材適所だった」と。そりゃ政権を守るための「私僕」としてはそうだったかもしれない。しかし国民全体に奉仕する「公僕」としては全く失格でした。
大臣自身は適材適所?
1619
「私の妻が(森友側に)どういう答えをしたか、それがそんなに大切なことですか。大切な問題じゃないんじゃないですか」
どんなに大切か、今はもう、おわかりですよね。
1620
たとえばの話、大学の運動部の監督が暴力行為を選手に指示した疑いで解任されたとする。本人は解任されたから後任に事情を聴くなんてあり得ない。ところが自公政権はそれで通すらしい。国会という名の無法地帯。
1621
近畿財務局の役人は、森友が購入できるよう法の例外を無理やり繋ぎ合わせて8億円値下げした。彼らも理事長にねじ込まれて、むちゃな要求だと思ったに違いない。同じことを別の学校法人が求めても即、却下されただろう。無理を通したのはひとえに名誉校長のご威光が眩しかったからだ。
1622
「いま繰り返されているのは、米国本土を攻撃するためのミサイルの実験で、飛んでいるのは領空と認められない何百キロもの高さの宇宙空間です」「宇宙空間を超高速で飛んでいる物体が、真下に落ちてくることは物理の法則上ありえません」藻谷浩介氏、朝日新聞。防空頭巾は何のため。
1623
防衛省がミャンマー軍幹部らの教育訓練受け入れ 人権団体から批判:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASQ26…
なんと、市民に銃弾を撃ち放つ軍隊を日本が支援!
1624
アベノミクスを自画自賛したり、インフルエンザにかかる手もある、と仮病を勧めたり。「質問を無理に長くしたら自分で自分の首を絞めると思っていたが、予想以上に首を絞めていただいている」枝野代表。毎日新聞。
1625
いま自衛隊は合憲です。
憲法改正は自衛隊を合憲とするためです。
国民投票で否決されても自衛隊は合憲です。
じゃ何のために?
そう言われればそうですね……。