藤井光/Hikaru Fujii(@fujiihikaru)さんの人気ツイート(リツイート順)

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パキスタンのイスラマバード西方にある広大な武器市場に私設図書館を開いた人の記事。「武器よりも本のほうが上」という信念から、武装組織の攻撃に苦しむ地域に図書館を作って一年足らず、現在は地域の回復のために軍の支援を受けて第二の図書館を作っているとのこと。 nytimes.com/2019/06/18/boo…
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19世紀後半にグリーンランド東岸の先住民からデンマークに持ち帰られた、手のひらサイズの流木を彫って東岸の沿岸や島々を表している地図についての記事。移動の際に使うのではなく、木を彫りながらそれぞれの土地や人や物について語るという物語の道具だったということ。 atlasobscura.com/articles/green…
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ナミビアのゴーストタウンが砂と交わる光景は、何度見ても幻想的です。ただし、二十世紀初頭のドイツの植民地時代にダイヤモンド鉱山の富を独占した名残であり、支配拡大のなかでピンチョンの『重力の虹』に出てくるヘレロ族の虐殺も行われた、暗い歴史の産物でもあります。 nationalgeographic.com/travel/destina…
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ロンドンのナショナル・ポエトリー・ライブラリーが、絶滅の危機に瀕している言語で書かれた詩を収集するプロジェクトを始めたそうです。同時に、四人の詩人に、失ってしまった先祖の言語で詩を新たに書くことを依頼しているとのこと。 poetrylibrary.org.uk/news/library/?…
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有名作家が書いたのにほとんど知られていない、子供向けの本を十冊紹介する記事です。ボールドウィン、ヒューズ、フックス、マッカラーズ、スタイン、エーコ、プラス、ハイスミス、フォークナー、ジョイスという面々。原書の挿画も添えられていて雰囲気を味わえます。 lithub.com/10-little-know…
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YouTube上でおすすめの本について語る「ブックチューバー」の人気ぶりを取材した記事。若い世代向けの新しいブックガイドで、友人におすすめされている雰囲気が人気を呼び、40万人近い登録者を持つブックチューバーもいて、出版社もその影響力に注目し始めているそうです。 nytimes.com/2018/07/31/boo…
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書評で「官能的な唇」と形容されるサリー・ルーニー、男性批評家から「娘」と呼ばれるエリフ・シャファク、同じ原稿を男女両方の名前で投稿したら男性名義のほうが好意的な評価だったキャサリン・ニコルズ…2010年代でも女性小説家を取り巻くジェンダー格差を指摘する記事。 theatlantic.com/international/…
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オスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』のオリジナル原稿版が刊行される予定だそうで、ワイルド自身が1890年に雑誌に提出した際に修正を加えた手書き原稿の一部が公開されています。同性愛的と思われそうな表現を弱める変更が見られるとのことです。 lithub.com/take-a-look-at…
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トールキンの「新作」が2017年に続いて出版されるというニュース。ソンムの戦いの後に入院中に書いた、中つ国を舞台とする「最初の本格的な物語」であるThe Fall of Gondolinが八月に刊行だということです。 theguardian.com/books/2018/apr…
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ヴァージニア州の名レストランが営業再開にあたって、席の半分を空けるよう要請されたため、1940年代の服装をしたマネキンを空席に座らせる演出を考え出したとの記事。マスクもマリリン・モンローの笑顔やジョージ・ワシントンの顎が描かれた特製品を用意しているそうです。 washingtonian.com/2020/05/12/inn…
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マーガレット・アトウッドによる『侍女の物語』の続編が2019年9月に刊行されるとアナウンスされました。あれから15年後の世界を舞台とするThe Testamentsは3人の女性による語りになるほか、目下進行中のTVシリーズ版とは別物とのことです。 global.penguinrandomhouse.com/announcements/…
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「古本自販機」が、トロントにある古書店Monkey’s Pawに設置されていることを知りました。2ドルを入れると、古風な起動音とベルの音とともに、古本が一冊出てきます(何が出てくるかは分かりません)。動画では自販機内部の手作り感も見ることができます。 craigsmall.com/portfolio/the-…
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ベイルートで最も幅の狭い建物の写真を見かけました。一番狭いところは1メートルもないようですが、人が住める構造だそうです。1950年代に兄弟の諍いがあり、片方の土地から海の見晴らしなくす目的で建設されたそうです。もう小説になっていてもおかしくない話かと。 twitter.com/Emilydische/st…
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UNESCOが統計を取っている、「世界で最も翻訳版が出ている著作家TOP50」ランキング(1979年以降の数字のようです)。もちろんカフカ、マルクス、ドストエフスキー、シェイクスピアなど錚々たる名前があるのですが、一位は他を大きく引き離してのあの人です。 unesco.org/xtrans/bsstate…
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ブコウスキーの死後に出版された詩1,600篇の相当数が、編集の手が入ったせいで別物になっているという記事です。原稿と出版された作品とを比較してみれば、大掛かりな削除やブコウスキーが一度も使わなかった単語などが加えられ、元々の美しさが失われているとのこと。 lareviewofbooks.org/article/charle…
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僕は本日6/22付で『早稲田文学』の編集委員を辞任いたしました。#WeToo
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書店員のいない書店がドバイにオープンしたというニュース。2万冊が置かれ、年中無休の24時間営業。さてはすべて機械化されたのか?と思いきや、「客を信頼しているから」好きな金額を出口の箱に入れていけばいいという仕組みで、それでも1日100冊以上売れているそうです。 gulfnews.com/xpress/news/24…
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ニコラス・ケイジ、2007年に購入したティラノサウルスの頭骨が盗難品だったと知り、モンゴル政府に返還を決意したとの報道。さすがケイジなお買い物…しかも買うときに競り合った相手はディカプリオだと書かれています。美談なのか何なのか。 theguardian.com/film/2015/dec/…
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史上最も短い学術論文として紹介されているのが、1974年に出版された「執筆スランプという症例の自己治療の失敗」。本文・参考文献0語、脚注に「本論文の一部は**学会で口頭発表されませんでした」とあり、査読評は「構成・文体に全く欠陥なし」。著者も雑誌も最高です。 openculture.com/2018/01/the-sh…
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読書家だったバラク・オバマが大統領時代に公表していた読書リストのまとめ記事です。小説では『フリーダム』『ティンカーズ』『白鯨』『ソロモンの歌』『低地』『屋根裏の仏さま』『すべての見えない光』、マッカラーズ、デニス・ジョンソンなど。 electricliterature.com/barack-obama-r…
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トルコの首都アンカラでごみ収集の担当者たちが捨てられた本の収集を始めたところ、寄贈も含めてかなりの数が集まり、ついに図書館として開館したという記事です。目下蔵書は6千冊で、学校への貸し出しも実施中。本を救い出した本人たちの勇姿が眩しい。 edition.cnn.com/2018/01/15/eur…
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アメリカ人が2019年に公共図書館を訪れた回数は平均で10.5回で映画館の倍近くだった、という調査結果が出ています。男女別に分ければ女性が、年齢別に分ければ18-29歳 が、年収では4万ドル未満の層が図書館を多く利用しており、子どもの有無はさしたる要因になっていません。 news.gallup.com/poll/284009/li…
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ミニマリストの編集の手が入ったとおぼしき、ごみ置き場の看板。削りに削ったがゆえの凄みもありますが、消えた部分はすべてレトリックなわけで、そこもかなり豊かな世界だのではと思えてきます。
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作家が守る奇妙な習慣の数々。アガサ・クリスティは風呂でリンゴをかじり、ディケンズは磁石を持ち歩いて北向きに眠り、ガルシア=マルケスは執筆前に新聞を読み、村上は走り、アジェンデは必ず1月8日に書き始め、ハイスミスはとにかくベーコンエッグを食べていたそうです。 buzzfeed.com/ariannarebolin…
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かつて、本がひとつひとつ手作りされていたころの工程を見せてくれる動画です。文字を組んで、ぐいっと印刷して、切って、折って、綴じて、表紙を貼り付けて...。 atlasobscura.com/articles/watch…