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消費税やらガソリン税やらを減らしたり停止したり廃止したりさえすれば、巨額の金が消費に回るだろうに、なぜ政府は雀の涙ほどの給付金の話ばかりしているのだろう? 一度取りはじめた税はなにがあろうと絶対に手放してはいけないという教義のカルトに、政府ごと入信してでもいるのか?
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ひとつだけ確実に言えることは、強行開催して大惨事を招いたあと、IOCは「おまえらがおまえらの意思で招致し、おまえらの頭で考えて開催を決定し、おまえらが準備し開催した。それだけのことだ。IOCの知ったことではない」と言う。これはもう、絶対に言う。というか、すでに自己責任だと言っている。
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おれは努力して日本人に生まれてきたわけではない。気がついたら日本人に生まれており、日本語が話せるようになっていた。遊んでいるうちに読み書きができるようになった。おれが日本人であることは、おれの手柄でもなんでもない。ただの運だ。ただの運を誇らしく思えるおめでたい人種が理解できない。
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「東京オリンピック中止」は、いまのところ、関係者のあいだでは「言い出した者が負け」といった空気が流れているが、あるところでカチャッと空気が変わり、「言い出した者は、大英断をした政治的賢者」として語り継がれることになる。この一瞬の潮目の変化を読む能力は、小池都知事にしかないだろう。
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緊急事態宣言の延長をするにしても、いったい全体、どういう発想で「期間」を最初に決めようとするのだ? そんなことが予め決められるくらいなら、すでにパンデミックを制御下に置いているに等しい。「期間」ではなく、「解除条件」を決めるのが筋と言うものだ。そうしないから、ますます信用を失う。
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つまりこれは、原発事故前の政府や電力業界やマスコミの姿勢とまったく同じだ。このぶんでは、またアレを繰り返すのだ。
「もしものときのことを考えておくのが危機管理なのでは?」「もしものことなんかない。縁起でもない」
いいかげんにおれたち日本人は、過去の失敗から学習してはどうか。
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ホントに安倍政権はズレてるなあ。閣僚も全員ちゃんと十万円を受け取って、「こんなことにスパーンと使って、停滞している経済を少しでも回す足しにしました」と、使いみちのセンスのよさをSNSでアピールすれば格好の宣伝になるのに。裕福な者たちは、「#十万円使いみちチャレンジ」をやればよい。
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それに、財力やら家柄やら教養やら才能やらとちがい、「科学的な考えかた」というのは、誰でも身につけることができる。コスパ最高の考えかただ。貧乏人の味方、凡人の味方だ。本来、科学的な考えかたは義務教育で万人に与えられているべきものだが、どうも現状はそうなっていないのが嘆かわしい。
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これはほんとうに狂気の沙汰だ。美談でもなんでもない。即刻やめさせるべきだ。医療従事者の人命を軽視していることはなはだしい。 twitter.com/mainichijpnews…
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このまま進めば、オリンピックが原因で大感染爆発が国内でも国外でも誘発された場合、みな蜘蛛の子を散らすように逃げてしまうにちがいない。「私はじつは開催に反対だった」「対策が万全だというから賛成したのだ。万全でなかったのは私のせいではない。私は被害者だ」と、口を揃えて言うのだろう。
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庶民はパンを買うために必死なのに、給付金を出せと言うと「貯蓄に回っては意味がない」と出し渋り、出したら出したで「ほら、貯蓄に回った。なぜ大量のパンをすぐいっぺんに買わない?」と無茶なことを言い、税金を下げろと言うと「ケーキの買い控えが起きる」と意味不明の言いわけをするカルト政府。
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1960年代生まれくらいの人には共感してもらえると思うのだが、庶民の口に入る外国料理のヴァリエーションが爆発的に増えたのは、1980年代後半くらいからだったと思う。おれは高校を出るまで、それこそ嘉門タツオじゃないが、スパゲッティと言えば、ナポリタンとミートソースしか食ったことがなかった。
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それにしても、今回のドコモ口座の事件は、ダメ企業の危機管理という観点で、7payの事件と判で捺したように似ているなあ。
・前から指摘はあった。
・サービス自体をなかなか止めない。
・よくわかっていない人間が記者会見に出てきて、基本的な事柄すらわかっていないことをわざわざ宣伝してしまう。
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「『寒ダラ』という語感を聞いた瞬間、僕が引き受けるしかないと決めた」 なんという使命感であろう。たしかに、そりゃそうだけどさ。
kahoku.news/articles/20210…
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「ら致」だの「だ捕」だの「漏えい」だのといった醜い表記にいったいなんの意味があるのかといつもぼやいてきたが、「ひっ迫」だけは、たしかに現場のあちこちから「ひっ」と声が上がっているさまがよく表現されているようでもあり、「逼迫」よりも「ひっ迫感」があるような気もする。
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また、たまたま日本で生まれたアメリカの学者がノーベル物理学賞をもらったなあ。逆を早く見たいよ。たまたま外国で生まれた学者が、日本の大学や研究機関でだからこそできた研究でノーベル賞を取るところを見たい。一人の日本国民としては、そちらのほうがずっと誇らしい。
ray-fuyuki.air-nifty.com/blog/2008/10/p…
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だから、不要不急の外出をしないでくれとお願いしているほうの立場だろう、あんたらは。アホちゃうか。 twitter.com/Matsukawa_Rui/…
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神真都Qに関する話を聴いていると、ドラマの《トリック》に出てくる奇妙な宗教団体のように思えてくるよなあ。ウヌャニュペェィギュゥリュ星人のミイラとかを崇めていそうだが、この手の団体、オウム真理教を経験したわれわれ日本人は、「面白い」と消費してすませてはいけないことを学習している。
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ディストピア小説をいかに読むかについて、じつに保守的でまっとうな見解を述べているだけの大学の英文学の先生に、「いまの日本にディストピア要素なんかあるものか」とわけのわからない連中が絡んでいるさまそのものが、紛れもないディストピアの描写になっているのは面白いよね。
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18歳以下だけが支給対象というのがそもそも意味不明なのに、さらにそれを2回に分ける意味がさっぱりわからない。この連中は問題を解決しようとしているのではなくて、自分たちの面子を調整しているだけなのだ。だから、結局「足して2で割る」ことで、問題解決とはまったく関係ないバカな着地点になる。 twitter.com/tv_asahi_news/…
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地上波テレビを観ていたら、あちこちでまだ「インド型」などと言うとるな。昨日、厚労大臣も東京都知事も、ちゃんと「デルタ株」と言うておったぞ。WHOが、病原体の呼称に国や地域の名前を使うべきでないという理にかなった方針を何度も表明し、協力を呼びかけているではないか。報道機関は情弱か。
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人は誰かの“資源”になるために生きてるわけじゃない。「人材」というのは、人の多様なありかたの一部を指して便宜的にそう呼んでいる言葉なのであって、人が「人材」にしか見えなくなったら、人間おしまいだと思う。
news24.jp/articles/2020/…
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「神様、下界の人間どもがWBCとかいう野球の大会をやっております」
「ああ、もうそんな時期か。シナリオ書くの、めんどくさいなあ」
「まあ、そうおっしゃらず」
「そうだ、去年来た新入りが野球好きだったな。あいつに書かせよう」
「それはいい考えですね。おーい、水島」
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まあ、まだまだ国民は開催中止を諦めてはいかん。万が一、いまのようなゆるゆるの準備で強行開催されて大惨事になったあと、「あのとき、日本人は全員気が狂っていたのか?」と問われたとき、「いや、私は正気だった」と胸を張って言えるようにはしておきたい。
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今回の気象庁の対応はファインプレーだと思う。なにが起きているのかよくわからなくても、そこに危険が存在する可能性があるなら、既存のしくみを使って「つなみ! にげろ!」と警告を発してしまうほうがよい。空振りだったら、めでたいことではないか。気象庁、おみごと。
news.yahoo.co.jp/articles/bc8df…