冬樹蛉 Ray FUYUKI(@ray_fyk)さんの人気ツイート(リツイート順)

正直なところ、おれは家に閉じこもっていることになんの痛痒も感じないタイプの人間なので、新型コロナ禍でのふつうの人の精神的苦痛に無頓着になりがちだ。だから、ふつうの人がいま感じている苦痛は、おれが毎晩パーティーやイベントに参加させられているような苦痛なのだろうと想像してみたりする。
ヒトラーが『わが闘争』で述べている宣伝ノウハウはとてもシンプルだ。自分の頭でものを考えている連中は、どうせ少数派なのだから、相手にしても無駄だ。大事なのは、残りの多数派に、とにかく何度も何度も同じことを吹き込むことだ、と。つまり、「アホのほうが多数派だ」という割り切りが肝なのだ。
「Go To Travel」やら「Go To Eat」といったヘンテコな直訳英語が、検討段階とはいえ政府から出てくることに、もっとみんなゾッとしたほうがいい。これは、一事が万事、専門家不在の意思決定が閣内の素人の思いつきだけでなされているさまを如実に物語っているからだ。
「科学を振りかざす」という表現にすごい違和感があるのは、おれの中に「ほかの方法論に比べれば、科学ほど誰もが共通の認識を持てるものはない」という価値観があるからだろうな。「算数を振りかざす」と言われているように聞こえるのだ。「22が7で割り切れない不安に寄り添え」と言われても困る。
日本人はこうやってITを殺してきたんだよなあ。そのうち、「実際に通勤するときに家を出るのと同じ時刻には着替えておくこと」などと言い出すぞ。 twitter.com/takedasatetsu/…
もし、新型コロナに対するのとまったく逆の行動をしなければならない病気が流行ったら、厭だろうなあ。できるだけ人の密集したところに行きなさい。食事は必ず5人以上で。けっしてひとりで行動しないでください。映画をひとりで観るなどもってのほかですーーうわぁ、気が狂う!
「私たち国会議員や国家公務員は、いま、この状況でも全然影響を受けていない。収入に影響を受けていないわけであります。そこに果たして、5万円とか10万円の給付をすることはどうなんだという点を考えなければならない」 狂ってる……。どういう視点から見てるのだ?? headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200407-…
ほんとうに気味が悪いのは、「私の責任でオリンピックを開催するのだ」と言っている者が、どこにもいないことだ。日本側はみな口を揃えて「私には中止や延期は決められない」と言うばかりだし、IOCは「日本がやるのだから、開催を全面的に支援するだけだ」と、責任は逃れるのに権限は振りかざす。
「夫婦で同じ姓を名のりたい人は同じ姓を名のってください。異なる姓を名のりたい人は異なる姓を名のってください。みんな自分たちがしたいようにしてハッピーになりましょう」というだけの、誰も不幸にならない単純な話をどうしても理解できない政党があるが、つまりアレは“教義”だからだよね。
「老後のために2,000万円貯めろ」という国の試算に従って、いっそ全国民に2,000万円ずつ配ってはどうか? そうすれば、みな安心して、それ以降の収入の多くを消費に回すようになるだろう。たった2,400兆円でそれができる。それでハイパーインフレになるのかどうか、専門家が試算してくれないかな。
最もよく見かけるダーウィン進化論の誤解は、進化に「目的」や「意志」が介在しているというものだ。「首が伸びれば、もっと高い枝の葉が食べられるのに」とキリンが念じたから首が伸びたのではなく、少しでも首が長い個体の子孫が生き残ったにすぎない結果が進化なのだと受け入れられない人は多い。
だいたい、金持ちにも貧乏人にも一律の税率が課せられる消費税には文句を言わないくせに、金持ちにも貧乏人にも一律の額で現金を配るのは「不公平」とか言ってるのは意味がわからない。金額一律の給付の場合は、いわば「ありがたみの逆進性」が働く。バラまけバラまけ、どんどんバラまけ。
ウガンダ選手団の件は、「なるほど、陽性者が出たらここまでやる準備をしていたのか。これなら意外とオリンピックは安全かもしれないぞ」と主催者側が国民に思わせる大チャンスだったはずなのだが、いざ陽性者が出てみると、想像以上に対応がグズグズなので、ドン引きしている人が多いのではないか?
COVID-19と人類を見た場合、「おお、やっぱり小松左京はすごい」と思うが、COVID-19と日本を見た場合、「おお、やっぱり筒井康隆はすごい」と思うな。
「小学生のころのおれよ。おれは2022年11月から来た」 「なんと」 「おまえは今月還暦を迎える。そのころは、月500円払えば、家のテレビでいろんなドラマや映画が観放題だ」 「夢のような時代だ」 「おまえが今週末観るのは、『シン・ウルトラマン』と『仮面ライダーBLACK SUN』だ」 「ウソをつけ!」
責任ある立場の人間は、「仮に明日、私の頭がおかしくなったとしても、私に好き勝手ができないようなしくみを、私が正気のうちに整えておこう」と考えるものだ。「私は好き勝手をしないので、私が好き勝手ができないようにするしくみは要らないのだ」などという考えかた自体が、リーダー失格なのだ。
はて? 撤回されるべき論文がちゃんと撤回されたのであれば、科学への信頼は揺らぐどころか、より強固になっただけの話だよね。朝日新聞は、科学についてなにか大きな誤解をしているのではないか? asahi.com/articles/ASN7G…
日本の義務教育の理科教育で最も失敗しているのは、元素という概念を教え損ねている点だと思う。おれがいままで生きてきて思うに、「水の分子を構成している水素原子と、アンモニアの分子を構成している水素原子は、まったく同じ水素原子だ」ということを理解していない人は、日本人の過半数だと思う。
いざ、ホンモノの国難が襲ってきてみると、『シン・ゴジラ』はヌルいファンタジーだったよねといった意見をよく見かけるけど、バカや悪人が一人も出てこない点で、あれは最初から現実にはあり得ない痛快ファンタジーだからね。
親は経済的に困っていないが子供だけは困っているなんて家庭があったら、それは相当ケッタイな家庭であって、子供だけに金配ったって、「これは当然わが家のものだ」とどうせ親が取ることになるわなあ。国や社会を構成している最小の単位は、“家族”などではなく“個人”だと何度言えばわかるのか。
この声明文は、インボイス制度の問題点を簡潔かつ明解かつ網羅的に解説したすばらしいものになっている。ウェブ上で読めるインボイス制度批判の中でも出色のものだろう。著述業以外の職業の方々にも、ご一読を強くお薦めする。おれはSFWJ会員じゃないので、身贔屓じゃないよ。 sfwj.jp/news/202207060…
今回のパンデミックで、アメリカ人は「“おれたちの側”でないやつらを分断して無視しても、結局、感染症はおれたちに跳ね返ってくる。自分が助かりたいと思ったら、全員を助けるしかないのだ」ということを、徐々に学習しはじめているようだ。日本政府はまだ学習しておらず、滅びへの道を進んでいる。
おれは尾身氏がこの時代にこの国にいたことは、日本にとって僥倖であったと思っている。たしかに、政府は科学者を巧く使えなかった。自然現象を相手に“交渉”が可能だと考えている阿呆な政治屋もいた。「このバカどもめ!」と叫んで席を蹴らなかっただけでもすごい人だと思う。 news.yahoo.co.jp/articles/10075…
「緊急事態宣言を発令」と書いてる無神経なメディアがあるが、あれは「令」ではないので、安倍首相もちゃんと「発出」と言っていたではないか。こういうとこ、存外に大事だよね。「発出」という耳慣れない言葉を使うことで、この宣言が法治国家としてギリギリの措置であることが想起されるのがよい。
このヒトラーの宣伝手法は、まったく陳腐化しておらず、ネット社会ではますます有効にすらなっている。この手法に対抗するには、自分の頭でものを考える人間を増やすしかない。自分の頭でものを考える力は、必ずしも知識の多寡や学歴などに一致しない。マインドセットの問題だ。だから育むのが難しい。