辻 真先(@mtsujiji)さんの人気ツイート(リツイート順)

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アニメ「ケムリクサ」1・2話を見る。実は1話は配信直後に見ており(タイトルが気になって)、「けもふれ」話題を知らずに見たから、幸い先入観ナシの感想です。荒廃した世界なら「少女終末旅行」もあるが、ドラマを辿りやすいロードアニメ?とは違う。あれは線でも、こちらはいわば面だ。(つづく)
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誕生日と受賞をお祝いくださったみなさまに、謹んでお礼を申し上げます。お応えするならせめて仕事で……というわけで、PRします。「たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説」再校待ち。「名探偵コナン あいつがそいつを殺した方法」は決定稿。「二十面相暁に死す(仮題)」プロット進行中。
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アニメ『うる星やつら』22年版1を見る。目に耳に,懐かしくも狂騒的であった。最初の『うる星』はお手伝い程度だったが、おかげで押井演出におつきあいできた。アラフォーアラフィーと共に令和の若い読者層を掴む戦術、どんな結果を招くのか。主演のみなさん、第一回ながら安定感があって流石です。
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コミック「新九郎、奔る!」1を読了。ゆうきまさみ作品はしばらくぶり。時代は応仁の乱直前で、のちに北条早雲となる少年が主人公だ。説明だらけの展開なのに、退屈させないのは不思議である。作者の腕という他ない。「一休さん」の新右衛門が説明役に客演。オリジナル脚本家として、ちよっと嬉しい。
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「絶対魔獣戦線ハビロニア」観了した。ゲーム不案内のぼくだからむろん原作を知らない。でもFateファンの端くれだし,毎度呑みながらだし,無責任に見続けていたので、無責任に面白かった。アニメを知り尽くした演出にも安心だが、キャラの中ではギルガメッシュの、尊大で粋な王様ぶりに平伏したい。
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鶴田謙二は『エマノン』シリーズで好きなマンガ家だがあれは原作がある。『モモ艦長の秘密基地』は完全オリジナル、但し年三回8ページ連載とあって、この一冊が5年がかりの労作という宙航貨物船団物語なのに、語るべき物がない(!)虚しい楽しさ。SF史上もっとも裸体の登場が多いヒロインですよ。
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アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』プロローグと、第1話を見る。横綱相撲のダイナミズムで幕をあげ、お定まりの髪色違いのライバルを紹介した学園モノ──と思わせておいて、決闘の結果はとんでもない方向に話が進みそうだ。 端倪すべからざるストーリーテリング。久々のガンダム、楽しみです。
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75年前のピカ、知ったのは翌日の新聞。敵数機(とあった)の新型爆弾で相当な被害を受けたとある。相当というからにはよほどひどいと想像したが、まさか北村小松が新聞小説に書いた原子爆弾とは(小説では日本が使った)。新藤監督「原爆の子」は一瞬のピカをひまわりで描破した。謹んで合掌します。
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中島かずきさんのツィートの二番煎じですが,ぼくも喜んで呟きます。庵野監督作品と新海監督作品が、轡をならべて大ヒットを飛ばすなんて。それを自分の目で確かめるときがきたなんて。長生きしててよかった。
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コロナ疲れでいっそ巨大な話が読みたくなって、30年ぶりに再読したのが士郎正宗「仙術超攻殻オリオン」。いやーデカい。作者の言葉に従えば話の元は「スサノオ神話とクトゥルー神話、味付けは西遊記やら量子力学やら浅く広く日本仏教やら」。ぼくが「わからないのに面白い」と感じた嚆矢です、多分。
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戦争法制に反対する名古屋大学人の会のセミナーに出ます。あの時代の小中学生が、ナマで感じた戦争の匂い。キナ臭さが皇国の少国民には心地よい刺激であり、その思いが現実に焼夷弾と対決してどう変貌したか。理論武装もクソもない、当たれば皇国民も死んだのだよ。という今に通ずるおしゃべりです。
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今月発売の拙作です。この作者には稀な情緒纏綿の装画ですが、純然たる謎解きミステリです。はじめて読者への挑戦状を挿入してみました。男女共学第1号の時代相を舞台に、あのころの学園ミステリとして、修学旅行?も学園祭も交え、貧しくとも懸命であった若者たちを描いたつもりです。ご愛読を請う。
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アニメ『チェンソーマン』11話まで見る。ハマってきた。部分的な趣向もそうだが作品全体に流れる乾いた殺意は、ぼくの知る既成のアニメにないもので、過去のぼくが逆立ちしても生み出せなかった狂気。それでいて姫を失ったアキの空虚な気分など、丁寧な説得力に感じ入る。新天地を覗かせてもらった。
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怪作「ゾンビランドサガ」を観了した。終盤の胸つき八丁で危うい気はしたが、記憶を取り戻したさくらの懊悩を通して、レギュラーゾンビを描き直す構成が巧みで,最後の舞台場面も実写ならお約束のカメラワークを、アニメでやってのけた(ぼくの無知かも知れないが)手間と金に感じいった。拍手を送る。
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アニメ『平家物語』4まで見る。含みと膨らみのある脚本と端正で折り目正しい演出に、歴史に暗いぼくも無常の風の香りを嗅がせてもらった。案内役を務める少女ビワの立ち位置が絶妙で、厳島の干潟で戯れるこどもたちも印象的。エハガキに堕すことのないアニメの矜持が、原作の品格を今に伝えてくれる。
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アニメ「若おかみは小学生!」24話まで観了。最後までアクセルとブレーキの踏み分けが的確で、小学生にふさわしい視点もぶれなかった。できそうでできないことだと思う。作画スタッフの出自だの旅館のモデルだの事後の知識をいろいろ得たが、関係なくいいテレビアニメだった。劇場版にゆけず残念だ。
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仕事の関連で「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」15巻を頂戴、今は14巻目を読んでいるのだが、ボッチではじまった主人公に友達の輪が広がった。原作者のネタ詰まりでなく(クロてめーなにをつるんでやがるキショイじゃねーか)と突っ込みたいぼくは、読者の一員になったというべきか。
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豊田有恒さん「日本アニメ誕生」を読む。懐かしさはもちろんだが、SF作画音楽すべて無知で首を突っ込んだあの頃が、若干の後悔と共に蘇る。豊田さん(エイトマンの平井さんも)にはSFの基本を教えてもらった(ぼくの知識は海野十三まで)。彼のアイデアに驚嘆、NHKを辞めてよかったと痛感した。
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今期のアニメ、二番煎じと思わせて土俵際で視聴者を押し返す作品が、目について嬉しかった。裏返しのヤッターマンがそうなら、新味のあるアクションでグイグイ見せるファフナーもそうだ。「寄生獣」も原作に負けない力のこもった展開だし、「マリア」も楽しく見ているし、アニメはやはり面白いです。
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news.yahoo.co.jp/articles/05605…ちょっとこちらに目を止めていただければ幸いです。
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「本の雑誌」4月号 昭和ミステリー秘宝館 で昭和30年代にデビューした推理作家の番付が出た。現役で生き残っているのは西村さんとぼくらしい。おかげで西前頭四枚目にいれてもらえた。選定したシンポ教授と日下三蔵さんに感謝。
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「SHIROBAKO」配信終わる。観了とはいえない。初期に芦辺さんから教えてもらって飛び飛びに見たに過ぎないからだ。身につまされて見つづけるのが辛かった。だが最終回、一緒に乾杯したい気分に変わりはない。ああ、アニメの楽屋裏をテレビ化できる時代がきたんだ。信じられない、泣ける。
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コミケに出品します、どうぞよろしく。3日目ポ08bアンド・ナウの会にて。「天使の殺人」につづく推理劇「人形の殺人」(未刊)も収録しました。表紙はごらんの通り竹宮恵子さん。ぼつぼつアニメの話になるのかな。
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アニメ「はたらく細胞」は10話まで、原作3巻まで読む。学習マンガの平成版くらいに思っていたら、遥にしたたかで恐れ入る。手塚・梶原・円谷・永井調を頂きながら、ロリを肩車した血塗れの若者がナイフを揮ってる! 悪辣なはずのガン細胞にまで、アイデンティティを主張させる世界観にのけぞった。
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青山葬儀所「モンキー・パンチ先生を偲ぶ会」に出る。漫画アクションの清水編集長にバーへ呼び出され、ふたり揃って叱られて以来の仲です。友人代表の里中満智子さんのお別れの言葉で、雲の変化を透かし見てルパンや不二子を造形するという挿話が、味わい深かった。あの衝撃的デビューは今も生生しい。