辻 真先(@mtsujiji)さんの人気ツイート(リツイート順)

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南正時さんから「昭和のアニメ奮闘記」恵贈をいただく。ぼくも8月末刊行予定で、過去現在の実録「テレビアニメ道」を書いているが、仕事がら企画脚本に偏しているので、アニメーターに寄り添った作者が羨ましい。鉄ちゃんとして神経痛と前立腺肥大で廃線と化しているぼく、そっちの方も羨ましいです。
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竹宮恵子さんから「少年の名はジルベール」を戴く。「風と木の詩」に至るまでのざっくばらんな内輪話。少女マンガ家のビッグネームが大勢出てきて楽しいが、それだけではない。あの時代の少女マンガ界の鬱積と高揚が、間近に迫ってくる。当時の事情を多少は知るぼく、苦くて甘い追憶にひたりつづけた。
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少年サンデー連載の「だがしかし」、シニアマンションの食卓で話題にしてみた。老いたみなさん、駄菓子というキーワードにするりと乗ってきた。ぼく自身このマンガは楽しいし、痛いヒロインにも萌える。魅力的なアニメ制作は大変だが、世代を横断した視聴者を狙えば、新しい家庭番組にできるかも。
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アニメ「ゆるキャン」1・2話を見る。学園ものに収斂してゆくにせよ,第一話の掴みはよかった。ひとりキャンプの女の子と,寝坊でベそかきの女の子の対比、テントの組み立てなど細部のリアルさで、凡百の学園ものと違ったスタートを印象づけられた。これからの展開でどうなるか、ゆる観してゆきたい。
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「蒼穹のファフナーEXODUS」観了。第一作の主題曲に痺れ、冒頭のサプライズに感嘆、龍宮島のコア姫の存在に驚いて、劇場版も見た。思えば遠くにきたもんだ。「エイジ」「種」と平井キャラにも馴染んだが、アクション描写は最後まで磨かれていた。ドラマ世界の広がりと深み、勉強させられました。
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ぼつぼつ次の作の資料を捜している。「焼跡の二十面相 大人のための少年探偵団」だから、昭和20年ごろが舞台。この写真は昔スクラップしておいた「少年マガジン」から。大伴さんの特別大図解は怪獣だけではないのです。和光の時計塔は盤面が破壊され、全焼した銀座三越はがらんどうである。
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「進撃の巨人」15を読む。連載長篇はトーナメント的展開が多いが(やってみるとわかる。締め切りに追われる身としては、この構成がいちばんラク)、作者はそんな安易な道へ逃げない。螺旋状に主題を掘ってゆくから着地点が見えず、先へ先へと読者をひきずってゆく。アニメも実写も楽しみである。
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アニメ、長く箸を迷わせているのは老いたぼくの時間の無駄遣いだ。残念だが作品をしぼって見てゆこう。ご大層な理由なんてない、ぼくに合うかどうかそれだけで、でも視聴中止する前にもう一度ずつ見ておくか。念をいれたつもりだが後悔する場合はある。一視聴者にとっても、アニメ道は険しいようです。
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高橋さんが亡くなった! ここしばらくご縁がなかったけれど、彼が新聞記者のころ、連載ショートショートの注文をいただいた。ぼくにマンガ原作の仕事を斡旋してくれたこともある。後に集英社のマンガ賞選考(彼は手塚賞、ぼくは赤塚賞)で同席した。すべては遠い日の夢か。ご冥福をお祈りいたします。 twitter.com/tmichitsuna/st…
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ご存じ(といってもいいでしょう、もはや)「屍人荘の殺人」文庫化である。帯も豪華な鮎川哲也賞受賞作だが、ミステリファンと限らず、エンタメ小説に関心のある人は、読んで決して損はない。今のミステリがここまできた、ということだ。どう話してもネタバレしそうだが、嵐の山荘ものの新機軸である。
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自分の原稿が進まないので、しきりとアニメに逃げ込む。「宇宙より遠い場所」11回の「ドラム缶でぶっ飛ばせ!」、痛快だった。「いじめた奴は忘れるがいじめられた者は忘れない」とは拙作の中の台詞だが、南極へ着いても生きてきた現実を根っこに持つ四人に乾杯! ああ、逃げてちゃいかんのですね。
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「ゾンビランド・サガ リベンジ」9話まで見る。子役同士の対決はとてもいい出来だったが、ゆうぎりを前面に押し出した佐賀事変、この絵でこう明治を見せたのも面白かった。時空を超えるキャラのライブ参加はもっと見たいほど。なんでもやってやろうという姿勢に拍手。なんでも見てやろうじゃないの。
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危うい時代だと思います。それ以前に、まず自戒します。 twitter.com/hirorin0015/st…
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竹宮さんから頂戴する。お互いに遥けくも遠くへきましたね。連載の打合せでお会いしたとき、あなたは大学生だった。竹宮原作「夏への扉」はぼくの劇場アニメで一番と自負しています。最近では同人誌の装画を、学長先生のあなたにお願いしたばかり。「私を月まで連れてって」アニメ化頓挫が心残りです。
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テレビ草創時代の人たちが退場してゆく。ぼくも書ける内に書きたいものをと、徳間文庫「義経号、北溟を疾る」につづいて、東京音頭の頃の銀座・燕号・広小路を舞台のミステリ「昭和ゆめうつつ」、明智探偵が復員する直前に小林少年と共闘して浮世絵流出を防ぐ「焼跡の二十面相」の脱稿を志している。
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ニコ動MMD杯選考のため、投稿された800本あまりのアニメを見る見る見る。まあね、全部見ていたら寿命が足りないので、自分の基準をつくってとびとびに見てるが、毎度おなじみにまざって、いいもの、真似できないものがあるから、目を放せない。わーっ、ドライアイがドライアイが!
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大正時代の資料として伊田チヨ子『ベルと紫太郎』1を購読する。この作者の大正に関する蘊蓄を信頼してだが、人情四コマ漫画として面白いので、お買い得だった。浅草の芝居小屋で女優を勤めるベルと金満家の三男坊が、裏長屋で同居する話。背景に凌雲閣が聳えている。体験で書けた昭和と違うもんなあ。
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次々作として「昭和36年のミステリ」を書く予定。12年・24年とつづいて那珂一兵が探偵役だが、彼がはじめて登場したのが、1978年刊行のこれ。すでにベテランのマンガ家だ。主役はキリコことスーパー。最下段キャラは「残照」でアニメになる「トコトンくん」で、作画 ダイナミックプロです。
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「ひそねとまそたん」配信が開始されたので、第一話を見る。予備知識がなくてよかった! まだこんな切り口が残っていたんだ。気持よく興奮した。続けて見ます、ハイ。それにしてもタイトル打ち間違いしてないかな? もはやいちいち謝る段階を超えて、題名そのほかミスタッチだらけで、ごめんなさい。
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コミケでは体調に用心しながら、至近距離の5ブースのみ巡回、あれこれ買う。「宗教アニメと人権アニメから見る京都アニメーション」「ぼくたちの雑破業クロニクル」「エロマンガ先生5話は何を描いたのか?」「映画・アニメ業界のホンネを暴く!」「新用語ラノベハスラー大辞典」「石ノ森ノーツ6」。
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グランドハイアット東京で脚本家連盟50周年。著作権を確立した寺島アキ子さんにいてほしかった。アニメで共闘してくれた雪室俊一さん(サザエさん)、そして藤川桂介さん(宇宙戦艦ヤマト)に会う。NHK会長や民放連の挨拶がえんえん続きゲソッ。
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氷川竜介さんから頂戴する。なんとなく好きで見て関わった特撮だが、こうして一冊に纏まると、心棒が一本通った気分でシャンとする。ありがとうございます。テレビ最初期のドラマ『燃える切支丹城』では胸ほどの高さの天守閣の瓦棒葺き屋根の立体感を、菜箸を並べて出した。燃えるのは一瞬だったけど。
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「未来少年コナン」12話まで見る。必要以上に湿らない話運びが快適なのと、身体機能の高い少年や断じて負けない少女と、キャラを使い尽くす演出の妙。なのにあのとき飛び飛びにしか見なかったのは、「未来」を名乗るには牧歌的で郷愁に満ちた画風に違和感があったせい?だから「トトロ」に喝采した。
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アニメ「ヴィンランド・サガ」営々と見ております。原作も読み続けているから、いささかわが脳中は錯綜しているが、アシェラッドの落日クヌートの覚醒など重厚な描写に、改めてドラマの構成演出力の強靱さに敬服、トルケルが揮う武器の量感を連想した。悠揚迫らぬテンポながら、細部まで練られている。
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「デカダンス」観了。クライマックスから駆け込む大団円は見る方も息が切れたが、抜群の発想と完成度ではないか。アニキャラと三頭身の並立に驚いたあげく、バグまで包含したシステム論を傾聴する。変幻自在な色彩とフォルムの活劇にも工夫があって、巣老人(巣ごもり爺の略)には眼福のアニメでした。