辻 真先(@mtsujiji)さんの人気ツイート(リツイート順)

226
中野晴行さん企画編集「あしたは戦争」に、小松左京・筒井康隆・江戸川乱歩・星新一・海野十三たち巨匠にはさまって、辻の「名古屋城が燃えた日」収録。手塚マンガが昨日描かれたようにリアルで怖い。読んでほしい。ちくま文庫、¥1000。
227
「なつぞら」が終わった。アニメ制作の話だったのに、テレビの前に座れなくてとうとうご縁がなかった。朝ドラ第1回の「娘と私」第1話は、担当者がラジオの先輩で不慣れだったし、主演が「ふしぎな少年」に出た女優だったご縁で、ぼくが代ってコンテを切った。テレビ銀河小説と呼んだころの昔話です。
228
[予告] 今日は日本が負けた日です。どこと戦ったか、なんていいっこなし。中日新聞夕刊の文化欄に、中二だったぼくが名古屋で空襲を受けた話を書きました。ご縁のある方は読んでやってください。もう爆弾や焼夷弾と戦った体験のある人は、少なくなりましたから。
229
磯貝さんに教えてもらいました。今週土曜(18日(の『名探偵コナン』は拙作「灰原哀監禁事件」だそうです。ネタバレになるかな? 誤認トリックものですが、むしろコナンがそれをどう看破するかに、頭を痛めました。未見の方はどうぞお楽しみください。すでにご覧の方は脚本家の迷走ぶりを笑ってね。
230
ぼくの昭和シリーズ第一作が文庫になりました。二十面相につづいて、この年の記憶に鮮やかな平和博の楽しかったこと。(大波に揺れる船の遊戯具!)そのたった二カ月後に平和は吹っ飛び、以降8年にわたる戦争図絵。南京やシンガポール占領の提灯行列を忘れまい。光に伴う影の悲哀を肝に銘じるために。
231
「絶対魔獣戦線バビロニア」20まで見る。広げた風呂敷にほころびを見せず、さらにとめどなく風呂敷を広げようとするエネルギーに、今さらながら敬服する。設定時に四方八方からネタとキャラを選び尽くした、努力の結果か。その収穫が、二枚腰で踏ん張る底力だ。脚本にしても活劇の視覚演出にしても。
232
ご縁あって、NHK出版の高原さんから頂戴した。かつてのSF大会で猛威をふるった「すごかが」こと『すごい科学で守ります!』の合体愛蔵版である。長谷川裕一さんとは、『マップス』のアニメ化でお付き合いいただいた。巻末の座談会には笹本裕一・環望のお名前も。SF特撮考証の決定版であります。
233
12月8日、大詔奉戴日である。翻訳すると、天皇陛下に開戦の詔書を戴いた日だが、対中戦争はその四年前に始まっていて事変といった。敵基地反撃能力とおなじく曖昧な日本語のせいで、戦前と戦中の線がひきにくい。ところで今は戦後なのか戦前なのか。歴史が線を引くころには、ぼくはもう死んでるぞ。
234
「どろろ」遅ればせながら17話まで見る。鯖目、樹海と主題に寄り添うキャラが出て見応えがある。脚本の出来に多少の注文はあっても、全体を通す心棒が強固なため、瑕瑾にしかならない。ぼくがアニメを乱作していたころは、シリーズ構成というパートがなかったが、なる程こういうスタンスで捌くのか。
235
アニメ「アビス」13話まで観了。原作は最初から読んでいたが、原作のエスプリそのままに、原作の域を超えた稀な結実だ。設定の基本である垂直の大探検行に、色と音と動きがタフな小島演出、誠実で着実な倉田脚本、いっそう愛らしくなった黄瀬キャラ、すべてが異世界創造に貢献して毎回楽しまされた。
236
「楽園追放」を見る。ウェルメイドのSFCGアニメとして,広い客層にアッピールするだろう。SFとアニメが好きなぼくには、とても嬉しい。ツンデレ節の炸裂、板野サーカスを思い出すアクションと、理屈抜きで面白かった。わーい。
237
長いおつきあいの菅谷充さんから頂戴した。映像畑でありながら仕事の中身は文字なので、ノベライズには関心があり携わったここともあるけれど、コミカライズは盲点だった。消費者(子供たち)の皮膚にじかに触れ合う媒体であったこと、改めて思い知る。マンガ業界入り口であり、通過儀礼であったのだ。
238
大型ひきこもりの日々に推奨したいマンガはないかと、中日新聞からの問いかけでした。記事では「ヴインラインド・サガ」「7シーズ」をご紹介してみました。纏めて読むにふさわしい長編で、難関を突破しつつ前途に希望をもてる力作を選んだつもり。意見は色々でしょうが、この2作まずはお勧めします。
239
洋泉社の「アニメ秘宝」編集部選のオールタイム・ベストアニメーションのトップに、ぼくの脚本の「サイボーグ009 太平洋の亡霊」を選んでいただきました。ありがとうございます。あの時期でなくては描けなかったテーマの素朴な主張。近作「深夜の博覧会」も、迂遠ながらおなじ根っこのつもりです。
240
新作テレビアニメいくつか見る。作画がお寒く紹介すれば悪口になるので、パス。今後も漁るつもりだが、いいものが見つかりますように。マンガ「ゴールデンカムイ」26巻の札幌決戦は渋滞が懸念されながらも、コマの磁力で纏め上げている。そのマンガに比べアニメの底力って、こんな浅いものだったか?
241
ラジオ大阪「上坂すみれの文化部は夜歩く」収録。アシスタントは早瀬かなさん。一夜目はテレビの昔話で8日深夜0時半から、翌日午後1時ごろニコ動に配信です。アニメの話題は翌週に。「コンクリート・レボルティオ」だの、あの「ポプティピピック」だの。拙作や同人誌もPRして、お疲れさまでした!
242
メモリーバンクの綿引さんから、企画編集した「大塚康生画集」を頂戴する。日本を代表するアニメーター大塚さんは、ぼくよりご年配で、「白蛇伝」「未来少年コナン」「ルパン三世」に命を吹き込んだ。思えばぼくはマンガとミステリは知っていても、アニメーターを知らぬアニメ脚本家であったと悔やむ。
243
スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチ原作・小梅けいと作画・速水螺旋人監修「戦争は女の顔をしていない」1をバビルさんに頂戴読了。2700万人を失った独ソ戦の実相を綴る従軍女性の回想集だ。空襲でぼくの二軒隣の女学生は隻脚となり未婚のまま先年病没した。戦争は長くて酷いと知ろう、男どもよ。
244
『その着せ替え人形は恋をする』9話まで見る。構成のサビにあたる位置に登場した姉妹も上手く納まった。レンズの効果なんてNHKにはいる前に熟知すべきだった、魔法少女のアニメもっと気合をいれて造形すべきだったと、今ごろ後悔。青春と海はよく似合う、必要以上にべたつかぬ甘さが後をひきます。
245
誕生祝いの言葉をありがとうございます。お礼に便乗して近作のPRです。4月末に『ルパン三世(小説版)』上梓。40年以上昔の復刻に加筆、亡きモンキーさん・おおすみ監督・ぼくの鼎談も収録。5月『馬鹿みたいな話! 昭和36年のミステリ』8月『殺人の多い料理店』文庫化です。どうぞよろしく。
246
今日、敗戦の日。武田一義さん『ペリリュー外伝』1をバビルさんに頂戴、読了。ぼくが百万言を連ねるより、このマンガの方が雄弁に戦争の一断面を語るのです。どうか読んでみてください。わざとらしい泣かせの演出なんかないのに、キャラクターはとぼけた三頭身ばかりなのに、自然と涙が流れるのです。
247
『夏への扉』つづき。嬉しかったのは豪華演技陣五人(42年前は若手だが)が全員健在で、顔を見せてくれたこと。水島・古谷・古川・三ツ矢・潘。お嬢さんのめぐみさんは、まだこの世に存在していません。(もっとも潘さんは彼女を妹と称していた)。ぼくは彼女を『コナン』で犯人にしている、ごめん。
248
「映像研には手を出すな!」昨夜観了。例によって呑んでいたので、今日改めて見直してと思ったら、あっ。「映像研」に限ってストリーミングでなく、放映を見ていたんだ。というわけで記憶はヨレヨレなのだけど、湯浅演出がうまく舞台にマッチして、天馬空をゆく縦横無尽、唯我独尊だったのは確かです。
249
たぶんぼく最後の鉄道ミステリになるでしょう。やはりテツの評論家戸田さんの手を煩わせました。30年にわたって書いた短編集なので、以前に幕を下ろした瓜生慎たちも顔を見せています。最近の長編には出たけれど短編はこれ一作という怪人も。ぼく自身が懐かしく読みました。おお我ながらトシですね。
250
magmix.jp/post/60733 発売した拙作『テレビアニメ道』(立東舎)について、マグミクスの取材でおしゃべりしました。(おなじ内容がYahoo !ニュースにも出ております) ご一読いただければあなたはきっと 購入するつもりになるでしょう、責任はもたんけど。立ち読みの代わりにご覧下さい。