辻 真先(@mtsujiji)さんの人気ツイート(古い順)

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角川文庫版、谷川流の「涼宮ハルヒの動揺」に解説を書きました。どんな角度から書けばいいんですかね。一読者の率直な感想をキョンに託してチョロッと書いたら、編集さんに「長門有希を書くのかと思ってました」って。そ、そうでしたか。ぼくが萌えてるのをご存じでしたか。
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山本弘さんがツイッターで、震災直後のデマを検証している。わずかな時間差で露になるデマがなぜ跋扈して人心にアッピールするのか。ナンセンスと笑ってはいられない。関東大震災の、韓国人が井戸に毒をいれたというデマを、今なお信じている人もいる。明日にも天災人災が降りかかるだろうこのときに。
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「本の雑誌」4月号 昭和ミステリー秘宝館 で昭和30年代にデビューした推理作家の番付が出た。現役で生き残っているのは西村さんとぼくらしい。おかげで西前頭四枚目にいれてもらえた。選定したシンポ教授と日下三蔵さんに感謝。
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「ケムリクサ」12回まで観了する。テレビアニメとして極めて充実した作品だ。既視感に頼りがちなユーザーに甘えず、オリジナリティ横溢の設定と人物と画趣。理解が及ばぬ部分は、遠慮なく我流で解釈させてもらったけど。一から十まで訓育されるより、余白を想像力で展開できる物語を僕は歓迎します。
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「どろろ」12回まで観了する。ばんもんの巻にいたって伏在したテーマが噴出、そのドラマの力感に心動かされた。対立と鼎立、こんな方向づけで劇構造に雪崩を打たせたのか、参ったな。その一歩を踏み出せなかっ昔を悔やむ。おまけに「テガミバチ」以前から好きだったマンガ家が、キャラデらしいもの。
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チャコこと白石冬美さんが亡くなった。飛雄馬の姉星明子や、ドロンパでもおつきあいしたたけれど、「一休さん」のやんちゃ姫が気に入ったらしく、長編アニメで何度か主役を勤めてくれた。去年トークショーでいっしょしたばかりなのに。アニメの明子の物真似で客席を沸かせたのに。お疲れさま、チャコ!
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「約束のネパーランド」12回まで観了。マンガ原作のアニメとして最良の部類ではないか。物語は原作に負うところ多いが、ママの過去を緻密に描いて母親から巣立つ雛鳥に暗喩される子供の成長のドラマとして結晶する。夜を縫う白いロープなど画面効果、焦点を移動させる会話場面など、満喫させられた。
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新刊が18日に書店に並びます、1700円。ぼくが二十面相を書くのは、推理作家協会50周年記念の文士劇、東京駅をテーマにした短編と,これで三度目です。アニメやマンガに多彩な二十面相が出没しますが、初めて彼に巡り合ったときの興奮をぼくなりに再現、元祖二十面相を登場させたかったのです。
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モンキーさんが亡くなった! こないだお便り交換したばかりなのに。拙作「焼跡の二十面相」ラストについてぜひ感想を聞きたかった。アニメ化前の「ルパン三世」をノベライズしたり、ぼくの原作を連載してもらったり、アニメ教室へきてもらったりして、はや四半世紀以上だが、それにしても早すぎるよ。
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horikenさんに囁かれて思い出した。昔ゲームノベルというものを書かされた。でもぼくはゲーム脳に欠陥があるらしく、仕事部屋を松本に移したとたんの悪戦苦闘となった(確かおなじシリーズに山口雅也さんが登場した記憶がある) 。そんな愚作に格好をつけてくれたのが、モンキーさんの装画であったのだ。
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「名探偵コナン」の今週(20日)と来週(27日)はぼくが脚本を書きました。「巨人タロスの必殺拳」前後編。特撮(古いね)映画の傑作「アルゴ探検隊」に出た青銅の巨人タロス。フィギュアのタロスがなぜ人間を襲ったのか。文字通り、玩具箱をひっくり返したスペクタクルが見たかったものですから。
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小池一夫さんも亡くなった! さいとうプロから独立したばかりの頃「白地に黒く死の丸染めて」(記憶違いなら失礼)の生原稿に仰天したことも、トキワ荘物語のアニメ化を仕切ってもらったことも、みんな昨日のような気がする。「漫画アクション」の時代には「子連れ」と拙作「獅子伝」が雁行したっけ。
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平成さようなら、令和いらっしゃい。 ぼくとほぼ同年の平成天皇さま、被災地だの沖縄だの全国行脚ほんとうにお疲れだったと思います。ありがとうございました、という言葉を「臣民」としてではなく、おなじ日本人として囁くことができるのが嬉しいです。
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「どろろ」遅ればせながら17話まで見る。鯖目、樹海と主題に寄り添うキャラが出て見応えがある。脚本の出来に多少の注文はあっても、全体を通す心棒が強固なため、瑕瑾にしかならない。ぼくがアニメを乱作していたころは、シリーズ構成というパートがなかったが、なる程こういうスタンスで捌くのか。
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秋田書店刊の「TVアニメ創作秘話」バビルさんから戴く。現場に立ち会った者として思うことが多く、歴史も伝説もこんな風に作られるのだな、という感懐。文章にのこすのは強いけど、書き手の文章力読み手の読解力によって結果の幅が出るのは自明と考え、思い込みを微調整しつつ歴史に対峙しなくては。
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アニメ「賭ケグルイ」第2期12話まで観了した。オープニングからエンディングまで、これほど蠱惑に満ちたアニメは滅多にない。たまたま主題はギャンブルであったが、欺瞞と策謀の心理的格闘、作画と声技によるキャラの変貌等を、テレビアニメの新しい財産と見たのは、ぼくの買いかぶりだったろうか。
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5月17日付けの中日新聞「平成→令和 あすへの手紙」記事の取材をうけました。スキャン下手で一部が切れてごめんなさい。論点に欠けたのは、(負け戦はイヤだ。次は勝つように戦うぞ)という声の存在ですが、戦争はスマホを凌いで進歩していますから、勝利より先に核の嵐に塗れて死ねますよきっと。
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アニメ「さらざんまい」とりあえず5まで見た。趣味炸裂のこの監督作品、ただアレヨアレヨと見ております。ミュージカルナンバーはなんべん見ても面白いし、話はなんべん見てもわからない。見なくてもわかるようなアニメより、支持すべきかと思いつつ、もう少し先まで見てきめようとズルズル見てます。
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アニメ「さらざんまい」8話まで見た。珍しく1話ずつアルコール抜き(原則夜中に呑んで、アニメの配信を見る人です)。話の縦筋が朧に見えると、アングル、演技、声技、音楽、音響などのガッチリ加減もほの見える。制作者の恣意が支配できる世界だから、ぼくはアニメにのめり込んだのだ。当たり前か。
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コミケ当選。ぼくのインタビュー誌はこちらに出展されます。どうぞご贔屓に おねがいいたします。辻真先 拝 twitter.com/andnownokai/st…
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昭和20年代の末、クリエーターの末端に連なって以来、考えていた問題を富野さんにぶつけました。ありがとう。老いたぼくにできる事を、もうひとつもうひとつと積み上げてゆきます。昔「リボンの騎士」で富野演出とやりあったときの印象が、それでした。もうしばらく、石を積んでみるつもりでいます。 twitter.com/animage_tokuma…
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青山葬儀所「モンキー・パンチ先生を偲ぶ会」に出る。漫画アクションの清水編集長にバーへ呼び出され、ふたり揃って叱られて以来の仲です。友人代表の里中満智子さんのお別れの言葉で、雲の変化を透かし見てルパンや不二子を造形するという挿話が、味わい深かった。あの衝撃的デビューは今も生生しい。
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アニメ「進撃の巨人」3期19話まで観了する。テレビアニメとして第一級の出来に違いない。絶体絶命の危機からついに地下室にたどり着くまで、アクションの冴えから、ためにためた狙撃術のドラマ、郷愁の想いを湛える画面。テレビシリーズだから可能な情報量をフル回転させて、視聴者を拉致してゆく。
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アニメ「どろろ」観了。ライターのさがで自分ならこーするあーするとバイアスをかけて見てしまう。それを割り引いてほしいのだが、多宝丸関連はともあれ、影光について深いメスの跡をなるほどと見た。でもバデイものの終着駅として、どろろが女に変化する場面を、浅田キャラでタップリ見たかったです。
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アニメ「さらざんまい」を観了する。作家性がここまで露呈されればいっそ痛快で、土俵際押し倒されながらニヤニヤした。向かない人には向かない個性の発露。なんべん見てもお皿ミュージカルが快適なのは、思いつきではない映像素養が下地にあるからか。こんな作ばかりではテレビアニメは崩壊するけど。