辻 真先(@mtsujiji)さんの人気ツイート(古い順)

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アニメ「SSSSグリッドマン」1を見る。円谷プロのアニメ界殴り込みかと思ったが、ツカミもキャラの配置も、想定内ですらすらと見られたけれど、作品世界のルールがまだのみこめないせいか、独自の闘気や稚気がもの足りなかった。とはいえまだ第一回である。しばらくは黙って画面に接してゆきたい。
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アニメ化された「からくりサーカス」1を見る。「うしとら」の終盤ではキャラクター総動員の盛り上がりで見せた、藤田和日郎さん原作と井上敏樹さの構成力は圧巻だった。この原作も連載をリアルタイムで読んでいたが、面白かった印象は確かなのに細部の記憶は滅失したせいで、第一回を素直に楽しんだ。
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今ごろシリーズで中国アニメ「牧笛」。今はYouTubeで気安く見られる。なんと水墨画が動く!と仰天したものだが、数年前上海からアニメを目指す女性が来日して、我々がお相手したときまた驚いた。あの技法は文化大革命で滅びていた。文化は脆く壊れやすいと心しておきたい。再見の機会に再度呟きます。
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定石破りのアニメに感服したので、作者水上悟志の「惑星のさみだれ」1から3までを読む。よし、当たった。というか今まで知らなかったことを後悔する。地味に華々しく、弱げな騎士がズラズラ並んで、ヒロイン究極の願いは、敵から守った地球を自分がぶち壊すこと。書いてみたら実に訳わからん話だね。
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水上悟志「惑星のさみだれ」10巻まで読了、感服。合併領域「荒唐無稽・構造計算」。無手勝流と思わせて、構成もコマ運びも緻密なまでに計算高い。テキトーに並べたかといいたいほど、人物も動物も入り乱れているのに、読後の気持ちいい統一感に参った。ウェルメイドに留まらぬ活気に満ちたエンタメ。
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池上遼一さんと組んだ「追跡者」が、50年ぶりに刊行されました。メモリーバンクの綿引さんが,掲載誌少年キングからページごとに精細にスキャンして、やっと世に出してもらえたのです立東舎発行 ¥2692 四六判496ページ。池上さんが初の商業誌連載なら、ぼくも初の少年マンガの原作でした。
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藤田淑子さんの訃報を知る。芦辺さん角銅さんたちのツィートに接し、目がさめました。「一休さん」との長いおつきあい、声優さん動員の舞台「火の鳥」の朗々たる台詞回し、35年にわたってゴールデン街で紙上開業したバー「蟻巣」のママ近江由布子のモデル(勝手にそうきめていた)。どうか安らかに。
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アマゾンからアニメ「サザエさん」が配信されはじめた。50年近い歳月を隔てて、自分の脚本の第一回を見るのは妙な気分だ。時のうつろいを顧みるにふさわしい師走の今日。 みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。
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いとうのいぢさんから、冬コミ出展のキャラシートほかを、アンド・ナウの会経由で頂く。「コンレボ」の星野輝子ちゃんたちに大いに萌える。同会の高倉さんには、来年の夏コミに出れば、たぶん最高齢参加の記録だろうと唆され?たが、年明けたばかりでそんな話をされては、鬼が笑い死ぬでしょう。
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アンド・ナウの会冬コミの新刊がアマゾンに入荷しました。熊倉さんには「エイトマン」でお世話になったが、ぼくとしては「日本人のへそ」初舞台の颯爽たる演技演出が忘れられません。マイクから左右に顔を出してる二人、わかりますね? 石橋さんかっこいい! 敵役ってのはこうでなくっちゃ。
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半世紀近い前のぼくの原作で、作画の池上さん少年週刊誌デビュー作です。メモリーバンクの綿引さんのおかげで、世に出ました。立東舎刊 ¥2400+税
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「ブギーポップは笑わない」アニメの1・2話を見る。発表当時に原作を読んで、見知らぬ物語の地平を垣間見せられ、自分の未来に暗澹としたが、アニメはついてゆけなかった。今回はどうだろう。昔ドラマの脚本で少女に「ぼく」といわせたら、役者に嫌がられた。今あの台詞回しが魅力的なのは、なぜだ。
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アニメをいろいろと教えていただき、感謝です。「どろろ」1・2を見る。百鬼丸をどろろ視点から描くのはいいな。万代をあの尺数に纏めたのもいいが、原作を初読したときの驚愕に比し、ぼくはやや物足りなかった。でも原作を整理して、新たな小林・古橋ホラーが生まれるならと、大いに期待しています。
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アニメ「ケムリクサ」1・2話を見る。実は1話は配信直後に見ており(タイトルが気になって)、「けもふれ」話題を知らずに見たから、幸い先入観ナシの感想です。荒廃した世界なら「少女終末旅行」もあるが、ドラマを辿りやすいロードアニメ?とは違う。あれは線でも、こちらはいわば面だ。(つづく)
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(「ケムリクサ」つづきです)情報量が飛躍的に増すため、説明不足が視聴習慣の足を大きく引っ張る。それでもついて行かせたいなら、舞台や人物の魅力を更に磨く必要がある、なんて釈迦に説法ですね。流動食の多いテレビアニメでは歯ごたえがあるので、ぼくは見ます。視聴者を選ぶ作品には違いないが。
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「涼宮ハルヒの憂鬱」角川文庫さんに頂戴、読了。初版で読み、その後も読んでいるが、続刊の解説を引き受けたので第一冊から改めて読む。視点人物のキョンが実にいい奴だと再認識。ぼくが萌えたのは情報統合思念体が造った有機生命体対象のヒューマノイド・インターフェイス長門有希ですが(長い!)。
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アニメ「このすば」2を4回まで見る。ヘンに力まずのほほんとした異世界もので、第一期も気楽に見られた。野心作問題作ばかりでは疲れるし、ジャンルを聞いて即中身の見当がつくのでは、時間を返せといいたくなるが、上江洲脚本はラクに流してくれて安心だ。エンタメとして肩の力を抜いて見ています。
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「安彦良和の戦争と平和」を頂戴。安彦さんにはぼくのインタビュー集の装画をお願いしたものだが、これは対談集と違い杉田俊介氏のメニューに則り、マンガやアニメで対峙した日本人の歴史について語っている。「巨神ゴーグ」の脚本を書いたぼくは、全共闘以前の時代に育ったから、得るもの大であった。
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「どろろ」6話まで見る。「万代」を一週でスルーして、「守子唄」は前後編にしたあたり、方向づけがわかる。煽情的な演出を避けなから、片腕の少年を見せている。怪物や人間相手の殺陣など沈澱と高潮のほど良い按配で、原作者もきっと喜ぶと思うけど、あの時代では孤立無援で憤死したのだ。勿体ない。
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アニメ「ケムリクサ」6話まで見た。黒と赤が基調の鬱画面に対比して、前向きで礼儀正しいキャラクター。情報を小出しにしてゆく脚本も、緑色の足を生やしたトラム演出も、「わからん」とそっぽむく視聴者の存在まで、計算にいれてるだろうと思うといっそ愉快で、上の意向を忖度しない作風が羨ましい。
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加藤元浩さんの「Q.E.D.証明終了」50巻から、それぞれに選んだ傑作各5編が電子書籍になりました。田中芳樹さん、有栖川有栖さん、それにぼくの3人のコメントつきで、配信されています。ミステリ好きならぜひ。選者の個性が窺え、推薦作も被りなし。元が優れた作品ばかりということでしょう。
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ハルヒ、つい調子に乗ってすべて再読(あと二冊残ってるが)しようとしたせいか、夢に出てきた。部屋代徴収のおっさんが「長門さん留守中なんで立て替えてくださいよ」ときた。情報統合思念体に請求すべきだと思ったが、試しに「いくら」と聞いたら6004円で4円は消費税らしい。どういう計算だろ?
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アニメ「約束のネバーランド」7話まで見る。サスペンス基調とはいえ、子供たちの群衆場面や会話が多くなっても、場面の切り換えとカメラワークで柔軟な見せ方だ。「すべてがFになる」を面白くほぐした監督だったと思う。与える演技も原作を膨らませていて、ジャンプからのファンとして期待している。
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「ユリイカ」魔夜峰央さんの特集です。「パタリロ!」「翔んで埼玉」の永遠の28歳ミーちゃんの全貌です。冒頭に「美しき狂騒と静謐」と題した原画展紹介にはじまり,怪奇・耽美・ギャグのカーニバル。ぼくは「パタリロ!」アニメ脚本のご縁で、エッセィを書いています。ホント、無節操なライターだ。
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アニメ「ブギーポップは笑わない」13話まで見た。ここまで見たのだから、話にせよ絵にせよ魅力があったわけだが、実はよくわからない。どう面白いか呟けない。若者が皮膚で覚える世界の囲繞感を共有できる年代ではないと承知してても癪で、原作を入手し直した。ちゃんと読めるかどうか自信はないが。