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アニメ『僕の心のヤバいやつ』2話まで見る。今のぼくには曾孫レベルの、中二病少年の交友スケッチ。三菱の兵器工場でお国のため働いたぼくの中二時代を忘れて、素直に面白く見たことにに驚く。図書室はこう使えるんだ。ぼくが成長しないのかスタッフの手腕か。昔シンエイさんにもお世話になりました。
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ぼくがシナリオを書いた長編アニメでは、一番好きな作品なのに、申し訳ないほど楽に書けてろくなダメ出しもなかった。歯切れよく、ときに愁いにみちた情感の演出は、「少年マガジン」の連載マンガで受賞している真崎守の演出。ぼくは「ジャングル大帝」でいっしょでした。丸さん、その節はありがとう。 twitter.com/trapro2017/sta…
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『水星の魔女』16話まで見る。ひたすらガチな構成でパーツを締め上げた剛構造を、ぼくみたいにヘタレな視聴者は息苦しく覚えることもある。免震建築みたいにどこかゆるみがあってこそ長丁場に耐えるアニメができると、わかったようなことをいいながら、でもやっぱり見続ける。スレッタ、がんばって。
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小梅けいと『戦争は女の顔をしていない』4が出た。バビルさんに恵送いただき読んでいるが、これはぼくがツイッターでチマチマひとりごとを漏らすより、新聞のコラムで取り上げたいから、改めて熟読するつもりでいる。監修・速水螺旋人さんの名にも目を止めたい。戦争に笑いで歯向かう強靱な作家です。
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アニメ『僕の心のヤバイやつ』7まで見て、いろいろ考えた。なぜこのシリーズをこのご老体が見ているんだ? 戦争で失った中学生活を妄想しているなら、これまたヤバイ。職場見学、持久走、席替え。ジャージの件なんてスリリング。この平和な情景と戦争が地続きとは。世界はアニメよりずっとヤバイ。
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拙作について呟き。近作『迷犬ルパン異世界に還る』は2月に脱稿したものの、「ルパン」を知る年代には「異世界」が通じず「異世界」になじむ層は「ルパン」を知らない、しかも作者の遊びすぎで(だって書きたかったもんね)、同人誌として冬コミに出展と変更しました。ルパン完結編もきっと出します。
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3日名古屋の講演会で、しばらくぶりにお目にかかった大地監督と、短い時間でも意見が一致したのは「『ぼくヤバ』の原作、おもしろいネ」ってことであった。いまコツコツ読んでいるのだが、戦争で失われたはずの中学時代を回想すると、意外に思い当たる節があって驚く。爆音の下でぼくも青春していた!
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『水星の魔女』観了した。惑星間を駆けめぐる航宙技術、老耄の極のぼくには手応えがありすぎたけど、やはり「スレッタがんばれ」と叫びたくなったし、ボッチ視聴のぼくの耳に満場の喝采が聞こえたのだから、これは上出来のエンタメであった。絵と音の高度な連携にしばしば痺れたぼく、改めて拍手する。