辻 真先(@mtsujiji)さんの人気ツイート(古い順)

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ご指摘いただいたように、「レオのうた」の歌詞はふた通りあります。記憶が不確かですが、子どもの歌に字句がむつかしいと注文され書き直したような┄┄┄┄。
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桑田次郎さんが亡くなった。「エイトマン」では桂真佐喜の名でお世話になった。いっしょに脚本を書いたのは、原作の平井和正さんはじめ、豊田有恒さん加納一朗さん半村良さんたち。桑田さんとは「源氏物語」のコミカライズでもコンビを組んだ。遠い20世紀の話です。あの磨き抜かれた線の鮮やかさよ。
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75年前のピカ、知ったのは翌日の新聞。敵数機(とあった)の新型爆弾で相当な被害を受けたとある。相当というからにはよほどひどいと想像したが、まさか北村小松が新聞小説に書いた原子爆弾とは(小説では日本が使った)。新藤監督「原爆の子」は一瞬のピカをひまわりで描破した。謹んで合掌します。
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ぼくは無宗教の人間だが、クリスチャンの国が教会の街に原爆投下したことで、神も仏もないことを痛感した。「7シーズ」で少年少女が世界の滅亡を知るのが、海に沈んだ長崎平和祈念の像であったと思い出す。願わくばこの街が最後の被爆地でありますように。批准もしない国の人間にいう資格はないけど。
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次々作として「昭和36年のミステリ」を書く予定。12年・24年とつづいて那珂一兵が探偵役だが、彼がはじめて登場したのが、1978年刊行のこれ。すでにベテランのマンガ家だ。主役はキリコことスーパー。最下段キャラは「残照」でアニメになる「トコトンくん」で、作画 ダイナミックプロです。
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75年前の今日、母校愛知一中(今は旭丘高校)はまるごと兵器工場だったので、鑢とドリルで格闘していた。陛下の放送はよく聞こえず、のちに詔勅後も武器を生産したと日本人同士でもめた。神国が負けたとは書けず、ポツダム宣言受諾一点張りだから、意味不明の人も多かった。「終戦」は苦心の造語だ。
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「ソードアート・オンライン」第一期観了、第二期を4回まで見る。なるほどなあ。リアルとゲーム世界を往還する話の典型を見た気分、スラスラと面白い。シノンの両世界への登場が,新旧ユーザーにアッピールする手際を、どこかで見たと思ったら昭和初期の大衆文学だった。エンタメのコツは同じなんだ。
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豊田有恒さん「日本アニメ誕生」を読む。懐かしさはもちろんだが、SF作画音楽すべて無知で首を突っ込んだあの頃が、若干の後悔と共に蘇る。豊田さん(エイトマンの平井さんも)にはSFの基本を教えてもらった(ぼくの知識は海野十三まで)。彼のアイデアに驚嘆、NHKを辞めてよかったと痛感した。
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@nitadorikei 細く長く書いている者には大問題です。ご教示ありがとう。新刊本を講読したことのない役人の発想でしょうか。
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ツイッターの質問に答えようと、35年ぶりに「ユニコ」を見る。原作の2話ぶんを貼り合わせた弱さと、質問にあった敵役の男爵の造形が中途半端だった。今頃反省しても遅いけど。対米契約のため、原作4ケ月分を24分に纏めねばならなかった「ジャケングル大帝」を思えば、遥かに練りが足りなかった。
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「デカダンス」観了。クライマックスから駆け込む大団円は見る方も息が切れたが、抜群の発想と完成度ではないか。アニキャラと三頭身の並立に驚いたあげく、バグまで包含したシステム論を傾聴する。変幻自在な色彩とフォルムの活劇にも工夫があって、巣老人(巣ごもり爺の略)には眼福のアニメでした。
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石ノ森さんの「幽霊船」+「空飛ぶゆうれい船」が復刊ドットコムから完全版として刊行された。映画とコミカライズの脚本をお手伝いしたぼくとしては、まことに懐かしい。先日、デジハリ大学のライブラリーに預けた当時の初稿に目を通したが、拙さに赤面しきりだ。タイムスリップできたら修正するのに!
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昨日ユーチューブの収録で石森プロのみなさんに同行した早瀬マサトさんから、「チャンピオンRED」連載の「8マンvsサイボーグ009」1・2回を頂戴した。このふたつのシリーズは、SF アクションの天下の王道を行くものだ。どちらの脚本も書いたが身贔屓ではない。七月脚本・早瀬作画の今後に期待して。
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矢口高雄さん、小林泰三さんと、ふたつのジャンルからつづけざまの訃報だなんて。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。老輩、置いてけぼりをくった思いを、今さらのように噛みしめております。合掌。
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「たかが殺人じゃないか」読んでくだすったみなさまに、感謝申し上げます。「このミスがすごい!」「ミステリマガジン」「週刊文春」それぞれのアンケートで1位を得ることができました。長生きしたことも運が良かった┄┄「このミス」では大倉崇裕さんとの対談で、「コナン」の話も出来たぞ、ワーイ。
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マイクロマガジン社太田さんから頂戴した絵本は、菊地秀行さんの作である。ソノラマ文庫「魔界都市」を読み驚愕してから幾星霜。だがやはり、時と所を越えた吸血鬼の幻想。いい仕事ですね、菊地さん。ぼくは自分を余り好きではないが、こんな絵本を読んでフト涙ぐんだりする自分は、まあ嫌いではない。
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イーストプレス社から「アニメ大国の神様たち」を頂戴。中日新聞から東京新聞に籍を移した編者の三沢さんには、ぼくもマンガのコラムで長くお世話になった。これはそのころ三沢さんが手がけた、アニメ神のインタビュー集で(貧乏神か?)、一時代の創造神たちの肉声に接してほしい。中川右介さん監修。
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ぼくの昭和シリーズ第一作が文庫になりました。二十面相につづいて、この年の記憶に鮮やかな平和博の楽しかったこと。(大波に揺れる船の遊戯具!)そのたった二カ月後に平和は吹っ飛び、以降8年にわたる戦争図絵。南京やシンガポール占領の提灯行列を忘れまい。光に伴う影の悲哀を肝に銘じるために。
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アニメ「呪術廻戦」16話まで見る。颯爽、といっていい。パンダの形相、メカ丸のペーソス、そしてアクション。他人の借り着で、ギコチなさが目につく「進撃の巨人」に比べて、自分の歌を歌っている観のMAPPA。動きとそれを捉える視点が斬新で、見ていて生理的快感。原作に並行して楽しんでます。
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しばらくぶりでドラマの脚本を書きました。謎解きクイズドラマです。解答者のおひとりが同業の黒田研二さん。簡単すぎて笑われそうだ。残念ながらこの中京テレビ特番は、愛知・岐阜・三重でしか見られないらしい、ごめんなさい。ぼくも熱海だからリアルタイムではダメ。黒田さん、番組を盛り上げてね。
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ゆうべ素面で「進撃の巨人」を見直しはじめた。自分の感想が自分で納得できない。某老害会長どうよう頭の固くなった自覚があるし、耳が遠くなり台詞の味を捉えきれなかった不安が湧いて出た。すでに触れたツイッターも訂正、再起動します。とはいえ一度口にすれば駟も及ばず。SNSは大事に扱わねば。
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しばらくぶりで手塚先生の夢を見る。虫プロ三階の試写室(映画に興奮して立つとコブができる、屋根裏部屋です)でみんなと待っていたら、先生か駄々をこねながら丸山さん(「この世界┄┄」のプロデューサー)に連れられてきた。予定した企画が後回しにされたらしい。「次はキットですよ!」(つづく)
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(夢のつづき)同席して畳に胡座をかいたりんちゃんや富やんが笑って見ている。SFの人たちもいた。ああ、あのころが懐かしい。まったく気がつかなかったが、先ほど手塚るみ子さんのツィートを読んで知りました。今日は手塚先生の命日だったのか。頭の奥深いどこかで覚えていたのだろうか。
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藤津亮太さん「アニメと戦争」を恵贈いただき、読み進めている。これは一気読みするホンではない。「昔々戦争がありました」と、よそ事では困るから。先の短いぼくではなく令和の読者が。熱すぎず冷めない目で、戦争とアニメとあなたの関わりを「自問」するのに最適だろう。ぼくにはついに及ばぬ一冊。
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名アニメーター大塚康生さんが亡くなった。ぼくが書いていた「アタックNO.1」のスタジオへ、「ルパン三世」のパイロットをひっさげて現れたときが初対面であった。「動かなくてはアニメじゃない」と大塚さんはいい、できるだけ動かさずにすむアニメのホンを書いたぼく。ごめんなさいね、大塚さん。