辻 真先(@mtsujiji)さんの人気ツイート(新しい順)

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「少女コミック」の山本順也さんが亡くなったと、飛鳥さんのツイッターで知り思い出すこと。萩尾さんの初単行本が出た直後に会ったとき。「辻さん、聞いてよ!売れたんだよ売れたんだよ!」本当に彼は涙が止まりませんでした。新しい少女マンガの緞帳が上る瞬間を、ぼくはまざまざと目撃できたのです。
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「ゴジラS.P」11話まで見る。といってもかいなでだからいずれ見直したいが、怪獣のつぎつぎの出演、膨大なライブラリー、大深度に存する特異点、そそりますねえ。ゴジラが出るたびに、伊福部昭を思い出させる旋律と咆哮。昭和29年以来のゴジラパンフ、死ぬ前にと進呈したけど今ごろ惜しくなった。
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米澤さんの新刊の帯にコメントさせていただきました。舞台と人物を知って驚き、読み進みながら驚き、最後に泣けた。ああ、みなさん新しい世界に鍬を入れている。なのにぼくの次のミステリは、旧天地に引っ込んだみたいで残念だ。少しは新しい土に足跡を残したいのだが、年内の脱稿に間に合うだろうか。
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うちのマンションの図書室を新装開店?してから十日ほどたつ。一時あがったぼくの血圧もどうにか安定、廃棄本の呪いは収まったみたいです。「大菩薩峠」「富士に立つ影」など再読したいが高望みか。書棚にゆとりを設けたから、存命中に少しずつでも充実させたい。ぼくはまだ当分、ここの図書部長です。
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「ベルセルク」の三浦建太郎さんが亡くなった。早すぎる! なんてこった、もうあの続きが読めないのか。はるか以前に白泉社さんから、ノベライズの打診を受けたがポシャッたことがあった。本編はもちろん「ギガントマキア」なんてこの人でなくては書けない颯爽たるファンタジーだった。ああ、惜しい!
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今週土曜日放映の「名探偵コナン」の脚本は拙作です。「毒殺もの、やりたいんだけど」「コナンではもう30本くらいやったよ、毒殺。それでもかぶらないトリックなら、企画通すけど」「┄┄┄┄」 臆病者のライターとしては、コナン通ミステリ通に、ぜひ見てほしいような、イエ見ないでほしいような。
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「ゴジラS.P 」6話まで見る。ああ、これは面白い。今度はアンギラスですか。ゴジラ第二作「逆襲」で登場したっけ? 半世紀以上前だ、違っていたらスミマセン。ラドンの死臭紛々に鼻を抑えている演出、ゴルフ場が舞台の活劇、うまいもんです。他にいくつも見たが肌に合わないアニメは御免ね、スルー。
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アニメ「ゴジラSP」第一話を見る。これまたまるっきり予備知識ナシで見たから、驚いたし面白かったが、当然呑んで見ていたので、無責任な独り言でしかない。円城塔シリーズ構成・脚本・SF考証のクレジットで、漸くメガネを拭いたが遅かった。ラドン?の口腔内の歯列に感心してる場合ではなかったよ。
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アニメ「エスケーエイト」1・2話を見る。「Free !」の内海監督でしたか。内海原作と大河内脚本を信頼して予備知識ゼロで見る。なるほど、沖縄に雪が降るわけか。常夏の光と炭鉱跡の闇、アクションとギャグがなんともバランスよく、主役コンビの均衡もキマッて、トップクラスの出来と思った。
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「ゾンビランドサガ リベンジ」1・2話を見る。ミステリー文学大賞を頂戴した一昨年の記者会見でアニメの話をふられたとき、前作をおすすめした記憶が。これの第二期ってどう創る? ゾンビらしさを忘れず、賑やかに死臭を振りまいてほしい。特にたえさんの純粋な亡者ぶりに萌える。いや冷えるのか?
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「葬送のフリーレン」マンガ大賞受賞おめでとうございます。ぼくが小学館(まだ木造三階建てだったかな)でマンガを手伝っていたころの方はもう誰もいないけど、「葬送」は第一回から共感していただけに、まだマンガ読みの目は死んでいないと思い、受賞にかこつけてぼくも勝手に嬉しがっているのです。
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みなさんがごらんになっている「エヴァ」を,残念ながら見に行けない。「シンゴジ」で映画への集中力をブッタ切って募る尿意との戦いは、もう繰り返したくない。だから配信中の冒頭10分余と、バビルさんに頂戴した劇場エヴァのパンフ、貞本さんのコミカライズ終章を反芻して、現物を偲んでおります。
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拙作ができました。三年後に「青銅の魔人」が登場するため、ぼく版「二十面相」の最後です。届いた見本の帯を見て一驚、美術品と思った二十面相が三冠に手をのばしたみたい。主筋は小林少年の初恋ですが、幼き日二十面相にはじまり、今終ったぼくのミステリ道の終着駅でもあります。さよなら怪盗紳士。
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名アニメーター大塚康生さんが亡くなった。ぼくが書いていた「アタックNO.1」のスタジオへ、「ルパン三世」のパイロットをひっさげて現れたときが初対面であった。「動かなくてはアニメじゃない」と大塚さんはいい、できるだけ動かさずにすむアニメのホンを書いたぼく。ごめんなさいね、大塚さん。
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藤津亮太さん「アニメと戦争」を恵贈いただき、読み進めている。これは一気読みするホンではない。「昔々戦争がありました」と、よそ事では困るから。先の短いぼくではなく令和の読者が。熱すぎず冷めない目で、戦争とアニメとあなたの関わりを「自問」するのに最適だろう。ぼくにはついに及ばぬ一冊。
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(夢のつづき)同席して畳に胡座をかいたりんちゃんや富やんが笑って見ている。SFの人たちもいた。ああ、あのころが懐かしい。まったく気がつかなかったが、先ほど手塚るみ子さんのツィートを読んで知りました。今日は手塚先生の命日だったのか。頭の奥深いどこかで覚えていたのだろうか。
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しばらくぶりで手塚先生の夢を見る。虫プロ三階の試写室(映画に興奮して立つとコブができる、屋根裏部屋です)でみんなと待っていたら、先生か駄々をこねながら丸山さん(「この世界┄┄」のプロデューサー)に連れられてきた。予定した企画が後回しにされたらしい。「次はキットですよ!」(つづく)
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ゆうべ素面で「進撃の巨人」を見直しはじめた。自分の感想が自分で納得できない。某老害会長どうよう頭の固くなった自覚があるし、耳が遠くなり台詞の味を捉えきれなかった不安が湧いて出た。すでに触れたツイッターも訂正、再起動します。とはいえ一度口にすれば駟も及ばず。SNSは大事に扱わねば。
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しばらくぶりでドラマの脚本を書きました。謎解きクイズドラマです。解答者のおひとりが同業の黒田研二さん。簡単すぎて笑われそうだ。残念ながらこの中京テレビ特番は、愛知・岐阜・三重でしか見られないらしい、ごめんなさい。ぼくも熱海だからリアルタイムではダメ。黒田さん、番組を盛り上げてね。
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アニメ「呪術廻戦」16話まで見る。颯爽、といっていい。パンダの形相、メカ丸のペーソス、そしてアクション。他人の借り着で、ギコチなさが目につく「進撃の巨人」に比べて、自分の歌を歌っている観のMAPPA。動きとそれを捉える視点が斬新で、見ていて生理的快感。原作に並行して楽しんでます。
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ぼくの昭和シリーズ第一作が文庫になりました。二十面相につづいて、この年の記憶に鮮やかな平和博の楽しかったこと。(大波に揺れる船の遊戯具!)そのたった二カ月後に平和は吹っ飛び、以降8年にわたる戦争図絵。南京やシンガポール占領の提灯行列を忘れまい。光に伴う影の悲哀を肝に銘じるために。
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イーストプレス社から「アニメ大国の神様たち」を頂戴。中日新聞から東京新聞に籍を移した編者の三沢さんには、ぼくもマンガのコラムで長くお世話になった。これはそのころ三沢さんが手がけた、アニメ神のインタビュー集で(貧乏神か?)、一時代の創造神たちの肉声に接してほしい。中川右介さん監修。
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マイクロマガジン社太田さんから頂戴した絵本は、菊地秀行さんの作である。ソノラマ文庫「魔界都市」を読み驚愕してから幾星霜。だがやはり、時と所を越えた吸血鬼の幻想。いい仕事ですね、菊地さん。ぼくは自分を余り好きではないが、こんな絵本を読んでフト涙ぐんだりする自分は、まあ嫌いではない。
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「たかが殺人じゃないか」読んでくだすったみなさまに、感謝申し上げます。「このミスがすごい!」「ミステリマガジン」「週刊文春」それぞれのアンケートで1位を得ることができました。長生きしたことも運が良かった┄┄「このミス」では大倉崇裕さんとの対談で、「コナン」の話も出来たぞ、ワーイ。
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矢口高雄さん、小林泰三さんと、ふたつのジャンルからつづけざまの訃報だなんて。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。老輩、置いてけぼりをくった思いを、今さらのように噛みしめております。合掌。