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アニメ『チェンソーマン』1を見る。なかなかに凄まじい。『ドロヘドロ』『呪術廻戦』を凌ぐ偏執さは原作に忠実(『ルックバック』はまた次元が違うが)。出血量も圧倒的だがぼくは面白かった。視聴者を選ぶアニメだから、あなたの感想がぼくと違っても当たり前だ。「みんな違ってみんないい」のです。
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アニメ『その着せ替え人形は恋をする』1・2を見た。予備知識なしで、はじめは頭師のお仕事アニメと思った。そうか、ここでコスプレ少女を出してボーイミーツガールか。納得、発見です。無心無邪気に遊んだ演出で通してください。薄汚れた噴飯ものになるのを踏みとどまり、日当たりのいい笑いをぜひ。
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(夢のつづき)同席して畳に胡座をかいたりんちゃんや富やんが笑って見ている。SFの人たちもいた。ああ、あのころが懐かしい。まったく気がつかなかったが、先ほど手塚るみ子さんのツィートを読んで知りました。今日は手塚先生の命日だったのか。頭の奥深いどこかで覚えていたのだろうか。
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アニメ「呪術廻戦」16話まで見る。颯爽、といっていい。パンダの形相、メカ丸のペーソス、そしてアクション。他人の借り着で、ギコチなさが目につく「進撃の巨人」に比べて、自分の歌を歌っている観のMAPPA。動きとそれを捉える視点が斬新で、見ていて生理的快感。原作に並行して楽しんでます。
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アニメをいくつか観了するうち、やはり印象にのこるのは「ガンダム 鉄血のオルフェンス」で、1期2期つづいて時間と人物と情報量の按配の巧みさに感服。いやそんなリクツではなく、鉄華団の行方とミカの迷いない行動に涙を注がされた。このスタッフらしい実力だが、伊藤悠のキャラもよくマッチした。
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アニメ「若おかみは小学生!」24話まで観了。最後までアクセルとブレーキの踏み分けが的確で、小学生にふさわしい視点もぶれなかった。できそうでできないことだと思う。作画スタッフの出自だの旅館のモデルだの事後の知識をいろいろ得たが、関係なくいいテレビアニメだった。劇場版にゆけず残念だ。
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アニメ「ケムリクサ」1・2話を見る。実は1話は配信直後に見ており(タイトルが気になって)、「けもふれ」話題を知らずに見たから、幸い先入観ナシの感想です。荒廃した世界なら「少女終末旅行」もあるが、ドラマを辿りやすいロードアニメ?とは違う。あれは線でも、こちらはいわば面だ。(つづく)
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昨日は方丈作品を再読しつつ、台風の目に入った熱海で静かに眠る。メは冥界のメなのか、SF界故人の夢を見た。集合写真を撮ろうと、最前列に手塚治虫、小隅黎。二列目の半村良と話していたら平井和正が隣にきた。毒舌家ばかりで皆ゲラゲラ。小松左京を待つ内に目がさめる。なぜかぼくは生きていたが。
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「ひそねとまそたん」8話まで観了する。航空隊という最もシビアな現実に、のんびりした幻想を合体させ、メインプロジェクトがまつりごと(先読みですが)ときた。視聴者の想像力を動員させておいて、その上を行きますか。この設定だからこそ、まつりごとが説得力を生む。プロの仕事と感じさせられた。
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「ブラック・ラグーン」12巻が出た。やれやれ。いつもながらの切れ味、高い目線からの剃刀会話、コマの枠線を取っ外したアクションシーン。ロックとレヴィが連携した裏切らせ術、切り返されるネームの積み重ね。堪能できた。ダッチの後ろ姿、ぼんの窪。説得力がありますね。「341戦闘団」も期待。
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『水星の魔女』9まで見る。ガンダム社の存続を賭けた6対6の集団決闘。さまざまに繰り返された決闘場面だが、その都度趣向が変わるし、結果が網の目のように細かく波及して登場人物をからめ捕るし、だから目が離せないわけだ。ジャディクが残す呟きとミリオネのリアクション。画竜点睛というべきか。
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永井豪原作・湯浅政明監督・大河内一楼脚本の「デビルマン」に、絶大な期待を寄せています。あの壮絶に振り幅の大きい終幕を、どうスクリーンで見せてくれるか。残念ながら想像できないので、ぜひ自分の目で確かめたいと楽しみにしております。生きててよかった。
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「なつぞら」が終わった。アニメ制作の話だったのに、テレビの前に座れなくてとうとうご縁がなかった。朝ドラ第1回の「娘と私」第1話は、担当者がラジオの先輩で不慣れだったし、主演が「ふしぎな少年」に出た女優だったご縁で、ぼくが代ってコンテを切った。テレビ銀河小説と呼んだころの昔話です。
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今ごろシリーズになるのかな「天気の子」配信でやっと見た。筋金入りの幻想談。この作家のアニメはほぼリアルタイムで見ているが、現実に異議を申し立てるのが幻想なら、おのずと一脈通じる狂気を帯びて当然だろう。躍動するダイナミックなファンタジーに、新海監督の前進の姿勢を見た。帆高かんばれ。
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アニメ「ゴジラSP」第一話を見る。これまたまるっきり予備知識ナシで見たから、驚いたし面白かったが、当然呑んで見ていたので、無責任な独り言でしかない。円城塔シリーズ構成・脚本・SF考証のクレジットで、漸くメガネを拭いたが遅かった。ラドン?の口腔内の歯列に感心してる場合ではなかったよ。