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アニメ「ルパン三世」第5シーズンで、時雨沢脚本の回を見る。30分の切れ味に堪能した。ガンアクションだが趣向と絵面とドラマとみごとにワンセット揃っている。その前の回(すみません、ライターの名前失念)も、強引かつ洒脱に纏めあげ、ルパンの世界に新味を加えた。今後とも楽しませてください。
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矢口高雄さん、小林泰三さんと、ふたつのジャンルからつづけざまの訃報だなんて。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。老輩、置いてけぼりをくった思いを、今さらのように噛みしめております。合掌。
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アニメ「かげきしょうじょ」6話まで見る。キモオタの話良かった。 遅く生まれていたらキモオタの素質大いにあるぼく、身につまされた。一過儀礼ではすまず生涯かかえこんだだろう。黒板の「スタニスラフスキー」の文字も懐かしい。学生演劇で覚えた理論が、テレビディレクター時代に役に立ちました。
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ハルヒ、つい調子に乗ってすべて再読(あと二冊残ってるが)しようとしたせいか、夢に出てきた。部屋代徴収のおっさんが「長門さん留守中なんで立て替えてくださいよ」ときた。情報統合思念体に請求すべきだと思ったが、試しに「いくら」と聞いたら6004円で4円は消費税らしい。どういう計算だろ?
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テレビアニメのその後。「幼女戦記」4まで見て、平成の視聴者に語りたいキモに触れたみたいで、最後まで見させていただきます。「けものフレンズ」好感の持てる世界観。アニメはもともと子供の文化であったと思い知らされた。「ジャングル大帝」クルーとしても、懐かしいバオバブのある風景でした。
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アニメをいろいろと教えていただき、感謝です。「どろろ」1・2を見る。百鬼丸をどろろ視点から描くのはいいな。万代をあの尺数に纏めたのもいいが、原作を初読したときの驚愕に比し、ぼくはやや物足りなかった。でも原作を整理して、新たな小林・古橋ホラーが生まれるならと、大いに期待しています。
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12月8日、大詔奉戴日である。翻訳すると、天皇陛下に開戦の詔書を戴いた日だが、対中戦争はその四年前に始まっていて事変といった。敵基地反撃能力とおなじく曖昧な日本語のせいで、戦前と戦中の線がひきにくい。ところで今は戦後なのか戦前なのか。歴史が線を引くころには、ぼくはもう死んでるぞ。
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アニメ『サマータイムレンダ』観了する。脚本演出キャラデ作画美術音楽等々制作スタッフに敬意を表したい。錯綜する物語を捌いて雪崩こんだクライマックス、憑依未来視常夜と怒濤のギミックを圧伏する潮の「大復活じゃあっ」も凄いが、一巻を使いつくした閉幕の見事さ。全き安堵と一抹の寂寥を覚えた。
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アニメ『リコリコ』観了する。クライマックスの後にもうひとつ山場を作ると蛇足になりがちだが、これはよかった。千束と真島の銃撃と台詞の応酬。ただし弁解を一言。集音器が使いこなせず勘どころを聞き逃したかも。
型通りのやりとりなら脳内補聴ですむが、捻った会話だけにこれはぼくの自己責任だ。
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野間美由紀さんが亡くなった? 綾辻さんのツィートでやっと知った。声もない。「パズルゲーム」連載中だったんですね。無念であったろうとお察しします。はるか昔、銀座の小劇場で拙作「天使の殺人」の舞台を見ていただいたことがある。ただひとコマで謎を解いてみせる、ミステリセンスの持主だった。
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ミステリの先輩加納一朗さんの訃報をお孫さんの山田幸彦氏から頂戴、弔意を表したが、遅まきながら先輩の業績にラノベの基礎を築いたことを挙げておきたい。朝日ソノラマ刊行60年代末からのサンヤングシリーズは、井上ひさし小林信彦梶原一騎光瀬龍辻真先たちが書いたが、加納作品が最多数であった。
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アニメ『バリピ孔明』観了する。109前の戦いゲリライベントの激突は、アニメならではのカメラワークやモブの処理など、山場に相応しいピークを目指す演出がつづいて、よくできていた。英子の厭味のないキャラに引っ張られて、爺がカタルシスを覚えることが出来たのは、自分で少々驚きました。拍手。
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一日遅れのツィートです。昨日は71年前の敗戦の日。名古屋は暑かった。中学まるごと兵器工場で、負けたはずの午後に操業したかどうか後に問題化したけれど、そもそも「終戦」なんて言葉は存在しなかった(同年7月の明解国語辞典では)。「敗戦」とは口が裂けてもいえなかったのだ。きっと、今でも。
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