辻 真先(@mtsujiji)さんの人気ツイート(いいね順)

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アニメ「ルパン三世」第5シーズンで、時雨沢脚本の回を見る。30分の切れ味に堪能した。ガンアクションだが趣向と絵面とドラマとみごとにワンセット揃っている。その前の回(すみません、ライターの名前失念)も、強引かつ洒脱に纏めあげ、ルパンの世界に新味を加えた。今後とも楽しませてください。
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矢口高雄さん、小林泰三さんと、ふたつのジャンルからつづけざまの訃報だなんて。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。老輩、置いてけぼりをくった思いを、今さらのように噛みしめております。合掌。
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『アニメック』編集長としておつきあいしてもらった小牧さんだが、青春どっぷり黎明期のおタクであったと再認識。弔辞を寄せられた井上伸一郎さん、氷川竜介さん、鈴木克伸さん、大徳哲雄さん、富野由悠季さん、さくまあきらさん。旧知の方々の寄稿を読み、しばしテレビアニメ勃興期の空気にひたった。
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アニメ「かげきしょうじょ」6話まで見る。キモオタの話良かった。 遅く生まれていたらキモオタの素質大いにあるぼく、身につまされた。一過儀礼ではすまず生涯かかえこんだだろう。黒板の「スタニスラフスキー」の文字も懐かしい。学生演劇で覚えた理論が、テレビディレクター時代に役に立ちました。
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ご縁あって、NHK出版の高原さんから頂戴した。かつてのSF大会で猛威をふるった「すごかが」こと『すごい科学で守ります!』の合体愛蔵版である。長谷川裕一さんとは、『マップス』のアニメ化でお付き合いいただいた。巻末の座談会には笹本裕一・環望のお名前も。SF特撮考証の決定版であります。
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ハルヒ、つい調子に乗ってすべて再読(あと二冊残ってるが)しようとしたせいか、夢に出てきた。部屋代徴収のおっさんが「長門さん留守中なんで立て替えてくださいよ」ときた。情報統合思念体に請求すべきだと思ったが、試しに「いくら」と聞いたら6004円で4円は消費税らしい。どういう計算だろ?
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「二十面相」の続編を書いています。前作は乱歩先生寄りでしたが、長く書くとボロが出るので、今回はぼくの好みが露出してごめんなさい。小林くんの初恋?が彩りです。デートの舞台は昭和21年のGINZA。さすが小林くんで、ぼくを無視して行動してくれるので、書くのが楽というか、困るというか。
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『戦争は女の顔をしていない』3をバビルさんに頂戴。まだ読了に至らない。ウクライナの報道に接しているためか。本書を思えばささやかな体験だが、空爆の翌日、名古屋栄町の焼跡に吹く風は甘酸っぱい匂いがした。誰も教えてくれなかったがこの本で漸く確認できた。あれは死体が焦げる匂いであった。
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米澤さんの新刊の帯にコメントさせていただきました。舞台と人物を知って驚き、読み進みながら驚き、最後に泣けた。ああ、みなさん新しい世界に鍬を入れている。なのにぼくの次のミステリは、旧天地に引っ込んだみたいで残念だ。少しは新しい土に足跡を残したいのだが、年内の脱稿に間に合うだろうか。
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テレビアニメのその後。「幼女戦記」4まで見て、平成の視聴者に語りたいキモに触れたみたいで、最後まで見させていただきます。「けものフレンズ」好感の持てる世界観。アニメはもともと子供の文化であったと思い知らされた。「ジャングル大帝」クルーとしても、懐かしいバオバブのある風景でした。
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アニメをいろいろと教えていただき、感謝です。「どろろ」1・2を見る。百鬼丸をどろろ視点から描くのはいいな。万代をあの尺数に纏めたのもいいが、原作を初読したときの驚愕に比し、ぼくはやや物足りなかった。でも原作を整理して、新たな小林・古橋ホラーが生まれるならと、大いに期待しています。
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今月発売の拙作です。『昭和24年』の風早・大杉コンビが脚本演出したドラマに那珂一兵が美術として参加、ナマ放送の最中のスタジオで殺人事件が発生。『昭和12年』に顔を出した瑠璃子とタワシ刑事が絡みます。前作を未読でも大丈夫。謎の真相と、庶民が夢を見ていた時代のこの国をご想像ください。
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氷川竜介さんから頂戴する。なんとなく好きで見て関わった特撮だが、こうして一冊に纏まると、心棒が一本通った気分でシャンとする。ありがとうございます。テレビ最初期のドラマ『燃える切支丹城』では胸ほどの高さの天守閣の瓦棒葺き屋根の立体感を、菜箸を並べて出した。燃えるのは一瞬だったけど。
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石ノ森さんの生誕80周年である。藤子Aさん、水野英子さん、鈴木伸一さん、さいとうたかおさん、すがやみつるさん、みなもと太郎さんたちに並んで、ぼくもインタビューされました。完全解析と銘打って宝島社の発行です。
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12月8日、大詔奉戴日である。翻訳すると、天皇陛下に開戦の詔書を戴いた日だが、対中戦争はその四年前に始まっていて事変といった。敵基地反撃能力とおなじく曖昧な日本語のせいで、戦前と戦中の線がひきにくい。ところで今は戦後なのか戦前なのか。歴史が線を引くころには、ぼくはもう死んでるぞ。
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アニメ『サマータイムレンダ』観了する。脚本演出キャラデ作画美術音楽等々制作スタッフに敬意を表したい。錯綜する物語を捌いて雪崩こんだクライマックス、憑依未来視常夜と怒濤のギミックを圧伏する潮の「大復活じゃあっ」も凄いが、一巻を使いつくした閉幕の見事さ。全き安堵と一抹の寂寥を覚えた。
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アニメ『リコリコ』観了する。クライマックスの後にもうひとつ山場を作ると蛇足になりがちだが、これはよかった。千束と真島の銃撃と台詞の応酬。ただし弁解を一言。集音器が使いこなせず勘どころを聞き逃したかも。 型通りのやりとりなら脳内補聴ですむが、捻った会話だけにこれはぼくの自己責任だ。
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読売の川村さんから丁寧に取材してもらった。これで、ぼくのテレビ時代のミステリは出尽くした。NHKの川口元会長(歌番組でぼくの上司だった)曰く、「生放送は一期一会の潔さ」ナマで一人二役を演じた森繁さん、盲腸炎を押して出演したひとみちゃん、もう誰もいないのか。だがみんな熱かったなあ。
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野間美由紀さんが亡くなった? 綾辻さんのツィートでやっと知った。声もない。「パズルゲーム」連載中だったんですね。無念であったろうとお察しします。はるか昔、銀座の小劇場で拙作「天使の殺人」の舞台を見ていただいたことがある。ただひとコマで謎を解いてみせる、ミステリセンスの持主だった。
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ミステリの先輩加納一朗さんの訃報をお孫さんの山田幸彦氏から頂戴、弔意を表したが、遅まきながら先輩の業績にラノベの基礎を築いたことを挙げておきたい。朝日ソノラマ刊行60年代末からのサンヤングシリーズは、井上ひさし小林信彦梶原一騎光瀬龍辻真先たちが書いたが、加納作品が最多数であった。
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アニメ『バリピ孔明』観了する。109前の戦いゲリライベントの激突は、アニメならではのカメラワークやモブの処理など、山場に相応しいピークを目指す演出がつづいて、よくできていた。英子の厭味のないキャラに引っ張られて、爺がカタルシスを覚えることが出来たのは、自分で少々驚きました。拍手。
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武田一義さん『ペリリュー 楽園のゲルニカ』11巻(最終巻)をバビルさんから頂戴,読了する。ああ,このラスト、いいなあ。ホントにいい。主舞台の話を終えてから、一冊まるまる使ったエピローグが、テーマをしっかり現在につなぎ止めている。戦争とは、わたしが人を殺すことですね。肝に銘じます。
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永井GO展がはじまります。9月8日から24日まで、大阪文化館 天保山です。マンガ家デビュー50周年にふさわしい豪華図録 1967-2018 GO WORKS! ぼくもつつましやかに寄稿いたしました。
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一日遅れのツィートです。昨日は71年前の敗戦の日。名古屋は暑かった。中学まるごと兵器工場で、負けたはずの午後に操業したかどうか後に問題化したけれど、そもそも「終戦」なんて言葉は存在しなかった(同年7月の明解国語辞典では)。「敗戦」とは口が裂けてもいえなかったのだ。きっと、今でも。
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「ユリイカ」岡田麿里の特集に、ぼくも一文を書きました。ご本人と一面識もないので、敬称を略したご紹介だが、アニメの脚本家を「詩と批評」誌が特集してくれるなんて、この世界に日が当たった思いで嬉しい。小森健太朗さんも試論を載せている。評論に値するアニメシナリオの、更なる登場を期待して。