辻 真先(@mtsujiji)さんの人気ツイート(いいね順)

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伊丹万作氏は『無法松の一生』の脚本家であり『赤西蛎太』『国士無双』の監督です。中学生のころのぼくが、師事したシナリオ研究十人会のおひとりでもあります。所持していた全集散逸のためご紹介できなかったのを、ありがとうございました。令和の今こそ玩味すべき言葉ではないでしょうか。 twitter.com/hibikoreyoshi/…
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コミック「新九郎、奔る!」1を読了。ゆうきまさみ作品はしばらくぶり。時代は応仁の乱直前で、のちに北条早雲となる少年が主人公だ。説明だらけの展開なのに、退屈させないのは不思議である。作者の腕という他ない。「一休さん」の新右衛門が説明役に客演。オリジナル脚本家として、ちよっと嬉しい。
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コミケで売る同人誌ができました。装画はいとうのいぢさんの迷犬ルパン一家です。144ページ、¥1200。8月13日のアンド・ナウの会 東Vブロック07b。ぼくもブースに参ります。同時発売二冊は、小林清志こと次元大介、飯塚昭三ことハカイダーのインタビュー。売切れても責任はもたないよ。
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アニメ『オッドタクシー』4話まで見る。素晴らしい歪んだ創り方。歪んだ、とはぼくの物差しから見てであって、脚本も演出も引き出しをハミ出て、斬新。「田中革命」の回を視聴して、自分の感覚に埃が堆積したことを理解。テクは磨けてもセンスは磨けない。あらがうつもりはなく今後も粛々と見続ける。
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ぼくの昭和シリーズ第一作が文庫になりました。二十面相につづいて、この年の記憶に鮮やかな平和博の楽しかったこと。(大波に揺れる船の遊戯具!)そのたった二カ月後に平和は吹っ飛び、以降8年にわたる戦争図絵。南京やシンガポール占領の提灯行列を忘れまい。光に伴う影の悲哀を肝に銘じるために。
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誕生祝いの言葉をありがとうございます。お礼に便乗して近作のPRです。4月末に『ルパン三世(小説版)』上梓。40年以上昔の復刻に加筆、亡きモンキーさん・おおすみ監督・ぼくの鼎談も収録。5月『馬鹿みたいな話! 昭和36年のミステリ』8月『殺人の多い料理店』文庫化です。どうぞよろしく。
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謹んで水木さんのご冥福を祈ります。「悪魔くん」「河童の三平」も書いたが、やはり「鬼太郎」だ。まだ題名が「墓場の鬼太郎」時代だった。スポンサーが気にいるよう、申し訳ないが第一話は話も妖怪もぼくのオリジナルだ。お化けと子供たちが墓地で野球をやる健康的?なアニメでした、ゲッゲッゲッ。
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アニメ『SPY × FAMILY』3・4を見る。ほぼ原作を追った筋立てだが、この作品に相応しい膨らませという点で、4の方が上か。受験に臨むサスペンスは笑ってしまうくらいの切迫感であり、ヘンダースン寮長の凄まじいオーバーアクトが絶品。肉弾戦以上に情報戦が痛快なのは、まことエレガントォォ!である。
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拙作が光文社文庫になりました。700円ですからコスパは高いと思います。二十面相の原典が、昭和13年『妖怪博士』から24年の『青銅の魔人』の間のに生じた間隙を埋めたので、この二冊がやっとの埋め草ミステリ。たとえぼくが白寿まで生きても、もう書くわけにゆきません。怪人たちよさようなら。
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青山葬儀所「モンキー・パンチ先生を偲ぶ会」に出る。漫画アクションの清水編集長にバーへ呼び出され、ふたり揃って叱られて以来の仲です。友人代表の里中満智子さんのお別れの言葉で、雲の変化を透かし見てルパンや不二子を造形するという挿話が、味わい深かった。あの衝撃的デビューは今も生生しい。
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デビルマン展が開催されているトキワ荘マンガミュージアムへ行ってきました。アパートの懐かしい造りといったらもう。因みにぼくの左(見えないかな)に縦に通った土管は二階のトイレにつづいています。おなじころぼくが住んだ杉並のアパートとどうよう垂れ流し式でした。右は鈴木伸一さんの仕事部屋。
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アニメ「ロード・エルメロイ二世の事件簿 魔眼蒐集列車」観了した。この世界観の知識もないまま、面白く見終えたのはなぜだろう、と考える。聖杯戦争の後遺症?は確かで、あのウェイバー君がねえ…と感慨にひたりつつ、新しい要素の学園、列車、魔術的推理に「程よく刺激」されたと結論したのだが…?
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「映像研には手を出すな!」昨夜観了。例によって呑んでいたので、今日改めて見直してと思ったら、あっ。「映像研」に限ってストリーミングでなく、放映を見ていたんだ。というわけで記憶はヨレヨレなのだけど、湯浅演出がうまく舞台にマッチして、天馬空をゆく縦横無尽、唯我独尊だったのは確かです。
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「けものフレンズ」観了。単純なアニメ視聴者として、なぜあの世界へ感情移入できたのかよくわからないのに、良かった!気がしている。カバンちゃんが鉄砲を誤射、サーバルちゃんが倒れる戯画を見たとき、ぎょっと胸が痛んだ。絵柄は今でも覚えており、ぼくは(ヒトは)けものの一員なのだと自覚した。
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怪作「ゾンビランドサガ」を観了した。終盤の胸つき八丁で危うい気はしたが、記憶を取り戻したさくらの懊悩を通して、レギュラーゾンビを描き直す構成が巧みで,最後の舞台場面も実写ならお約束のカメラワークを、アニメでやってのけた(ぼくの無知かも知れないが)手間と金に感じいった。拍手を送る。
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(「ケムリクサ」つづきです)情報量が飛躍的に増すため、説明不足が視聴習慣の足を大きく引っ張る。それでもついて行かせたいなら、舞台や人物の魅力を更に磨く必要がある、なんて釈迦に説法ですね。流動食の多いテレビアニメでは歯ごたえがあるので、ぼくは見ます。視聴者を選ぶ作品には違いないが。
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みなもと太郎さんが亡くなった。ああ大河マンガいや大海マンガ『風雲児たち』はもう読めないのか。拙作『テレビアニメ道』をお送りした翌日の訃報。昭和三部作の後は、みなもとさん描くシーボルトの娘のイメージで、『ブロンドおいね安産帳』を連作ミステリにしたかった。ご冥福をお祈り申し上げます。
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「涼宮ハルヒの憂鬱」角川文庫さんに頂戴、読了。初版で読み、その後も読んでいるが、続刊の解説を引き受けたので第一冊から改めて読む。視点人物のキョンが実にいい奴だと再認識。ぼくが萌えたのは情報統合思念体が造った有機生命体対象のヒューマノイド・インターフェイス長門有希ですが(長い!)。
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アニメ「ロード・エルメロイ二世の事件簿」1から5まで見る。征服王と英雄王の激突は白眉だったが、ウェイバー少年が一編を背負う存在にまでなったとは。魔術世界のルールとムードに慣れるにつれ、時の伏流のうねりがズンと面白くなってきた。超論理のマジックミステリ、先の読めない展開を期待する。
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明7月8日放映の「名探偵コナン」は、拙作です。悪口しか教えてもらえなかった九官鳥が、殺害された飼主に代わって、犯人にどんな形で復讐したか。楽しんでいただけたら幸いです。
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『チェンソーマン』12話まで観了する。『水星の魔女』11話まで見る。期せずして瀬古・大河内というアニメ脚本双璧(と勝手にぼくは思ってます)の作品を見て、2022年を終えることになった。『チェンソー』のタバコという小道具の使い方、『水星』のスレッタとミオリネの会話。うまいもんだな。
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アニメ『竜とそばかすの姫』劇場に行けぬ身ゆえ、配信で見る。仮想空間は壮観だが、竜がどんな脅威かわからずドラマが絞りきれてない。DVの現場にすずが乗り込む山場も道具立て不足か。切符売り場と横断歩道の少年少女の演出が印象的なのはちと皮肉だ。『サマータイム』を越えるのは至難な業らしい。
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豊田有恒さん「日本アニメ誕生」を読む。懐かしさはもちろんだが、SF作画音楽すべて無知で首を突っ込んだあの頃が、若干の後悔と共に蘇る。豊田さん(エイトマンの平井さんも)にはSFの基本を教えてもらった(ぼくの知識は海野十三まで)。彼のアイデアに驚嘆、NHKを辞めてよかったと痛感した。
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エドモンド・ハミルトン原作の「キャプテン フューチャー1」のブルーレイが発売。ぼくのシナリオで1話から8話までと、特番「華麗なる太陽系レース」とが入っている。スペオペのアニメをNHKが大晦日に放映するなんてと、喜んだっけなあ。
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山本弘さんがツイッターで、震災直後のデマを検証している。わずかな時間差で露になるデマがなぜ跋扈して人心にアッピールするのか。ナンセンスと笑ってはいられない。関東大震災の、韓国人が井戸に毒をいれたというデマを、今なお信じている人もいる。明日にも天災人災が降りかかるだろうこのときに。