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見損ねた「プラネテス」を配信しており、やっとこ1・2を見た。原作に感心したので、アニメ化で壊れやしないか躊躇ったのを後悔した。大河内脚本、谷口監督、いい仕事だと思ったからには、最後まで見よう。モタモタしていると、自分がデブリになってしまう。
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「がっこうぐらし!」第5第6話と進むにつれ、やっと膝を打つのろまな視聴者であった。タマネギの皮を一枚一枚剥いてゆく物語進行の手つき、定石の女の子のキャラと声技を逆手にとるしたたかさ。若い、あるいは幼い視聴者には、天地も揺れる感動を与えたのでは?と、甘い爺が恥ずかしそうに呟く。
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吉田秋生「海街diary」1から6まで大人買い。少女マンガを久しぶりに纏めて読んだ。是枝監督の実写化に期待する。と公的に申した上で私的につぶやく。 昼は戦闘機の部品を夜は芋を作り空襲で逃げまどった、ぼくの中学時代を返せ! ぼくのすずちゃんはどこにいたんだよお!誰だ、笑うのは。
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「四月は君の嘘」観了した。この種の泣きメロは決して得手ではないが、山場のピアノ演奏場面に感動。昔、「別れの曲」で初対面のショパンとリストが連弾するシーンがあった。実写らしい人間ドラマが強調されたが、これはアニメだからこそのスペクタクル。俯瞰移動幻想と味わい深い。演出うまいなあ。
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「ドラえもん」3D長篇を見た。端正な出来ばえで、藤子さんも安心すると思う。ドラえもんの原点をきちんとなぞって、未来ののび太もしずかも、らしく出来上がっている。実はドラ泣きのコピーに心配した。「ナキ」の泣かせのカットに感心しただけにやりすぎないかと。見事にバランスがとれていた。
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サイボーグ009ファンクラブ会誌「パラライザー」を頂戴した。150号である。現在編集発行を務める木下さんの代になってから(26年前)でも、すでに100号。そして009誕生以来50年が経過している。継続は力なのだ。凄いといわざるを得ない。
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少年サンデー連載の「だがしかし」、シニアマンションの食卓で話題にしてみた。老いたみなさん、駄菓子というキーワードにするりと乗ってきた。ぼく自身このマンガは楽しいし、痛いヒロインにも萌える。魅力的なアニメ制作は大変だが、世代を横断した視聴者を狙えば、新しい家庭番組にできるかも。
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「サイボーグ009」完結編5冊を読了した。大長篇の始末をつけるには仕方ないが、終盤の設定解説が長いのは残念だった。テレヒアニメ第一期第二期に関係した者としては感慨しきり。1964年「少年キング」連載当初からの読者でもありました。
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九井諒子「ダンジョン飯」2を読む。ゴーレム畑だのコイン虫だのよくまあネタがあるものだが、それがそのままグルメ話になるのは凄い。宮廷料理というお題から、どんな話になるかと思ったら、想像の真上を行かれてたまげた。こういうマンガがあるから、読むのがやめられない。
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終活で書類を整理していたら、ソノラマ時代の「代筆・進学殺人事件」だの、永井豪原作・辻真先脚本・雨宮慶太監督の「忍法ハルマゲドン」等々のプロットが出てきた。どういう経緯でポシャッたか記憶にないけど、一読者として目を通してみよう。大掃除で畳の下から出た古新聞を読む気分です。
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ニコ動MMD杯選考のため、投稿された800本あまりのアニメを見る見る見る。まあね、全部見ていたら寿命が足りないので、自分の基準をつくってとびとびに見てるが、毎度おなじみにまざって、いいもの、真似できないものがあるから、目を放せない。わーっ、ドライアイがドライアイが!
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中学の同期会で名古屋へ行き、小説の舞台予定の、名古屋が会場になった汎太平洋平和博覧会の資料を漁る。昭和15年の万博が中止され、戦前日本では唯一の国際博。シンボルの平和の塔、平和橋が作られたが、閉会後たった二月で日中戦争となり太平洋戦争に突入する。なんて戦争は簡単に始まるんだろう。
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「キルラキル」観了した。最後まで高いカロリーを放出しなから、走り抜いた脚力。だがドラマの展開としては、王道のきわみであった。破綻を寸止めしながら、この完成度は見事である。