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「リライフ」を大学職員氏にすすめられ二本見た。推奨の理由はわかるけれど、27歳の青年が高校生をやり直す設定が、84歳の老人に理解できたつもりなら、それはぼくが見栄を張ってるだけだ。時代感覚以上に世代感覚は追随できない。トシをとるとはそういうことと覚悟しながら、マンガアニメを見る。
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「ひそねとまそたん」配信が開始されたので、第一話を見る。予備知識がなくてよかった! まだこんな切り口が残っていたんだ。気持よく興奮した。続けて見ます、ハイ。それにしてもタイトル打ち間違いしてないかな? もはやいちいち謝る段階を超えて、題名そのほかミスタッチだらけで、ごめんなさい。
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秋田書店刊の「TVアニメ創作秘話」バビルさんから戴く。現場に立ち会った者として思うことが多く、歴史も伝説もこんな風に作られるのだな、という感懐。文章にのこすのは強いけど、書き手の文章力読み手の読解力によって結果の幅が出るのは自明と考え、思い込みを微調整しつつ歴史に対峙しなくては。
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アニメ「少女終末旅行」12話まで観了した。この世界の人間は、私たちふたりだけと告げらはれたのに、ビクともしない。「これからどこへ行く?」ウオー、なんとタフな彼女たちよ。テレビが終わっても、知らん顔で走りつづけているだろう。カラ元気に見えないから凄い。あのオープニング、好きでした。
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「昭和元禄落語心中 助六ふたたび編」観了する。まずOPに感動した。死すら手玉にとる芸の艶冶。時代と時間を往還するドラマの難度が、演出の冴え声優の切磋という収穫につながった。ああアニオタがアニオトナになる季節かと感じつつ、でも「このすば」をニヤニヤ喜ぶぼくもまだいるんです、ヘェ。
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「ポブテピピック」観了。┄┄┄┄。
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「西崎義展の狂気」を読む。虫プロ商事に現れた直後の彼は知っている。「海のトリトン」は彼の制作だがぼくは富野監督とのおつきあいに止まり、一度もじかに接しなかった。「狂気」を感じさせるPDの存在が必要悪?とは理解するが、凡器で正気のぼくには遠くから眺めるだけが分相応だったと思う。
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コミケでは体調に用心しながら、至近距離の5ブースのみ巡回、あれこれ買う。「宗教アニメと人権アニメから見る京都アニメーション」「ぼくたちの雑破業クロニクル」「エロマンガ先生5話は何を描いたのか?」「映画・アニメ業界のホンネを暴く!」「新用語ラノベハスラー大辞典」「石ノ森ノーツ6」。
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永井豪さんより「激マン! キューティハニー編1」を頂戴、読了。ヒャー驚いた。ダイナミックプロが女体化して、ハニーの作者は実は永居香激(♀)であったのだ。こんなビリビリの美女が原作者だなんて、全然知らずに脚本を書いていた!
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危うい時代だと思います。それ以前に、まず自戒します。 twitter.com/hirorin0015/st…
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アニメ「ゆるキャン」1・2話を見る。学園ものに収斂してゆくにせよ,第一話の掴みはよかった。ひとりキャンプの女の子と,寝坊でベそかきの女の子の対比、テントの組み立てなど細部のリアルさで、凡百の学園ものと違ったスタートを印象づけられた。これからの展開でどうなるか、ゆる観してゆきたい。
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アニメ「ナイツ&マジック」観了。ストーリー、キャラ、世界観、まことに行儀がいい。主婦の友のセンスだろうか。こういう楽に見られるアニメがあっていいが、でもこういうアニメばかりでは詰まらない。といいつつ最後まで見たのだから、文句をいうな。へい。
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おざわゆきさん「傘寿まり子」5を読了。85歳の読者(ぼくです)が80歳のヒロインの少女マンガを読んでまず感服したのは、21歳のWEB編集長とのタイマン、そして新たな脇役になりそうな、もと流行作家の造型である。まずキャラありきの王道マンガだ。15歳の読者でも面白く読める、これぞマンガでは?
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藤田和日郎さん「黒博物館 ゴーストアンドレディ」上下読了する。濃密ないっときを堪能した。「うしおととら」以来のお家芸、クライマックスで持ち駒をフル回転させるこれでもか感、大長篇とはいえぬ二巻完結だが、字余りも端折りもない十全ぶり。胸のすく読後だった。キャラたちの輝きにひれ伏す。
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篠原健太「彼方のアストラ」1巻から完結の5巻まで一気読みした。大森望さん千街晶之さん推理作家のみなさんが、ジャンル越えして褒めるのも納得。これは王道のSF、王道のミステリ、そして王道のとジャンプマンガだ。ルカやシャルスの強烈で可笑しいキャラは,当分忘れられないだろう。面白かった!
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「蒼穹のファフナーEXODUS」観了。第一作の主題曲に痺れ、冒頭のサプライズに感嘆、龍宮島のコア姫の存在に驚いて、劇場版も見た。思えば遠くにきたもんだ。「エイジ」「種」と平井キャラにも馴染んだが、アクション描写は最後まで磨かれていた。ドラマ世界の広がりと深み、勉強させられました。
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「君は淫らな僕の女王」は原作のみ岡本倫。そこを狙って不見転の買い。当たった。設定といい話の発展といい、作画の初々しさも効果的で一気読み。70年前のぼくだったら堪らなかったろう。「ナナとカオル」と「奈々子さん」の間に介在する、こんなマンガを読める若い読者を、羨みつつも同情した。
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アニメ「宇宙よりも遠い場所」1・2話を見る。おなじみ学園風景に始まって、現実に南極へ向かうドラマの広がりがすばらしい。テレビアニメ。視聴者を納得させながら、宇宙より広大な青春像をどう描くのか? 期待したい。
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長期連載のマンガがいくつか、挨拶もなく消えてゆく気配に、人生晩年の悲哀を覚えていたら、「ブラック・ラグーン」が三年ぶりの単行本となった。10巻である。相変わらずの広江節、「話おぼえてますか編」最後のページはうけた。でも次巻まで三年かかると、ぼくは多分いないんですが。