辻 真先(@mtsujiji)さんの人気ツイート(いいね順)

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アニメ「かくしごと」を観了。原作を読んだ後と思ったが間に合わないため、アニメの感想のみ。脇キャラまで丁寧に拾いあげ、しかも的のシンを貫いた最終回は充実していた。立体的構成演出(独善的造語です、失礼)が、久米田作品のエンタメ性を強調する。それにしても打切り誤解の回は身につまされた!
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「ソードアート・オンライン」第一期観了、第二期を4回まで見る。なるほどなあ。リアルとゲーム世界を往還する話の典型を見た気分、スラスラと面白い。シノンの両世界への登場が,新旧ユーザーにアッピールする手際を、どこかで見たと思ったら昭和初期の大衆文学だった。エンタメのコツは同じなんだ。
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洋泉社の「アニメ秘宝」編集部選のオールタイム・ベストアニメーションのトップに、ぼくの脚本の「サイボーグ009 太平洋の亡霊」を選んでいただきました。ありがとうございます。あの時期でなくては描けなかったテーマの素朴な主張。近作「深夜の博覧会」も、迂遠ながらおなじ根っこのつもりです。
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@nfuJDsUmIJ0LEbd 日曜版のシナリオを書いていた辻です。原作者と意気投合しながらだったのに、肝心の映像化権はわれわれの頭越しにもう売られていたと判り、われわれの企画は立ち消えになりました。これが「大人の事情」です。
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40年前の実写の魔法ものがDVD化された。半分以上ぼくが書いたが、シリーズ構成のないころで、ライターごとに傾向が散る。改題された拙作も多いが、「八十秒間世界一周」「貸本屋最後の日」「くたばれ魔法組」なんてのはいかにもぼくですね。
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報道されたようなので,熱海断水のご報告を少し。土砂崩れで送水管が破壊され、熱海の四割が断水、23日復旧予定。仕事部屋のマンションでは、ピロティに仮設トイレ5台と給水タンクを設置、近隣の方にも利用してもらう。食事は弁当になった。温泉は出るのにうめる水がなく、マリンスパへ送迎中です。
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久米田康治「かくしごと」1を読む。マンガ家が愛娘のため職業である「描く仕事」を「隠し事」にしている筋がそのまま駄洒落という、この作者らしいマンガ。ギャグが増殖、暴走する作風も相変わらず。締め切り間近で現実逃避する話なんて大いに共鳴した。そのぼくは「かくしごと」を読んで逃避中です。
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ぼくがシナリオを書いた長編アニメでは、一番好きな作品なのに、申し訳ないほど楽に書けてろくなダメ出しもなかった。歯切れよく、ときに愁いにみちた情感の演出は、「少年マガジン」の連載マンガで受賞している真崎守の演出。ぼくは「ジャングル大帝」でいっしょでした。丸さん、その節はありがとう。 twitter.com/trapro2017/sta…
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[CM] 2月21日放映の「名探偵コナン」はぼくのシナリオです。「灰原哀監禁事件」、絵になりにくいアリバイ破りものを、ご存じのあのネタを使ってこうあしらってみた。脱稿後はスタッフに丸投げだったからぼくも未見。面白かったら演出や声優さんのおかげ、つまらなかったら脚本のせいだ。
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丸山プロデューサーのお蔵出しで、竹宮恵子さん原作、ぼくがシナリオにして真崎守さんがが演出した作品ですが、当時としては画期的な(事実そう自覚した)性愛描写、少年愛表現など、42年後になっても(今だからこそ?)問題視されそうな映像美です。安彦さん、植田さんたちが顔を見せてくれました。
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アニメ「プリンセス・プリンシパル」鉄道活劇編を見る。人物,台詞は当然練られているが、鉄道アクションに海賊アクションの手を加えた新味に愕然。ぼくが書く鉄道ものは貧乏ったらしくていつも単線だが、これは複線ならではの趣向だ。やられたと思いつつも、楽しく見られるぼくは幸せだよ。(くそっ)
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映画「屍人荘の殺人」を見た。映画館はお久しぶり。前立腺肥大は相変わらずだから,中途退場1回は上出来。後半は常に尿意と戦いつつだけど、監督の味付けが面白かった。実写ではつい、俳優への振り付け、編集などに気をとられるヒトだが,こんな悪い客が愉しんだのだから、映画化成功といえるだろう。
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手塚ファン大会で、ぼくのツイッターの読者(失名すみません)のご質問に、遅まきながらお答えします。テレビアニメで全話纏めての感想という枠にせばめれば、1番は「電脳コイル」です。構成の緻密さと逞しさ。他に部分的な印象ながら、「ブラクラ」「シゴフミ」「灰羽連盟」「氷菓」などに脱帽です。
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「ゴジラS.P」11話まで見る。といってもかいなでだからいずれ見直したいが、怪獣のつぎつぎの出演、膨大なライブラリー、大深度に存する特異点、そそりますねえ。ゴジラが出るたびに、伊福部昭を思い出させる旋律と咆哮。昭和29年以来のゴジラパンフ、死ぬ前にと進呈したけど今ごろ惜しくなった。
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166号までつづく「サイボーグ009」のファンジンを、木下浩子さんに頂戴する。新聞に寄稿したぼくの拙文もあった。石森さんご存命なら80歳の誕生を迎えたそうだ。ぼく脚本の009劇場版がボシャッたのはいまだに残念だが、それもはや半世紀の昔になる。長寿の会誌、今後も盛んであることを祈っています。
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アニメ「レ・クリエーターズ」20・21話再度観了。感動する。クリエーターの端くれという自分に関係なく、流行りのメタ視点も勘定にいれた上で、スタッフと被造者と視聴者すべてをひっくるめ、おのれを鏡に映す経緯を確認させられました。なんて批評もどうでもいい、ぼくは勝手に酔いました。感謝。
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スヴェトラーナ・アレクシェーヴィチ原作・小梅けいと作画・速水螺旋人監修「戦争は女の顔をしていない」1をバビルさんに頂戴読了。2700万人を失った独ソ戦の実相を綴る従軍女性の回想集だ。空襲でぼくの二軒隣の女学生は隻脚となり未婚のまま先年病没した。戦争は長くて酷いと知ろう、男どもよ。
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アニメ「ヴィンランド・サガ」第一期24回を観了する。原作も優れているが、脚色演出作画にあたったスタッフも秀抜で、大船に乗った気分でした。最終回の終わって始まるドラマも見応えがあった。ぼくの知る範囲ではベスト級のテレビアニメだ。「バビロン」「サイコパス」は5話まで見た、またいずれ。
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バビルさんから暮らしの手帖社が刊行した「戦中・戦後の暮しの記録」を頂戴した。前作にあたる「戦争中の暮しの記録」もむろん読んでいる。すばらしい庶民の手記集だが、この本が心に響かない人たちもいるだろう。負けた旧世代の繰り言は結構、次の戦争には俺はもっとうまくやる、とばかりに。(続く)
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アニメ「幼女戦記」観了する。「けものフレンズ」に並んで、ぼくの手に負えないと自覚したシリーズのひとつ。否定しているのではない、ラストで幼女の叫ぶ「神がいるならちぎってブタの餌にしてやる」に、ぼくも同感だから。ただし戦争に神も仏もない。勝ち戦のときだけなぜか神の恩寵があるらしいが。
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内田康夫さんが亡くなった。左は真紀夫人。ミステリの集まりだったと思う。早い時期から内田さんを存じあげており、軽井沢のお宅にも伺っている。世界一周クルーズに内田さんご夫婦が乗船されたとき、ぼくは船内教室の講師だった。俺も受講すると仰るのを慌てて止めたっけ。覚えてますか? 内田さん。
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時間テーマのテレビドラマの嚆矢はぼくの『ふしぎな少年』だったと思う(のちの『時かけ』の脚本制作、担当部長みんな『ふしぎ』のクルーだが、ぼくはもうNHKにいなかった)。雑な造りのタイムパラドックスだったが、やがてこんな研ぎすまされた物語が収穫されたんだ。恥ずかしくも懐かしい日々よ。
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南正時さんから「昭和のアニメ奮闘記」恵贈をいただく。ぼくも8月末刊行予定で、過去現在の実録「テレビアニメ道」を書いているが、仕事がら企画脚本に偏しているので、アニメーターに寄り添った作者が羨ましい。鉄ちゃんとして神経痛と前立腺肥大で廃線と化しているぼく、そっちの方も羨ましいです。
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magmix.jp/post/60733 発売した拙作『テレビアニメ道』(立東舎)について、マグミクスの取材でおしゃべりしました。(おなじ内容がYahoo !ニュースにも出ております) ご一読いただければあなたはきっと 購入するつもりになるでしょう、責任はもたんけど。立ち読みの代わりにご覧下さい。
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「ヴァイオレット・エヴァンガーデン」を観了。先日取材にきた某氏が「京アニがそんな作品を」と絶句したが、戦乱と平穏の狭間を描いて優れた作品だ。着地点はぼくの予想の枠に納まったが、自動書記人形の発想は思いも寄らなかった。ヴァイオレットのアップの演技、立派だったと思う。良いものを見た。