辻 真先(@mtsujiji)さんの人気ツイート(いいね順)

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テレビアニメ「ルパン三世」今期を観了する。終盤ヒトログによる国際的盛り上がりは、楽しませてもらった。世相を斜めに切り裂く時代感覚がある限り、ルパンは永遠と信じます。来春刊行の拙作に細い糸を結ばせてもらいました。どう繋がるかネタバレになるので、黙秘。
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マイクロマガジン社太田さんから頂戴した絵本は、菊地秀行さんの作である。ソノラマ文庫「魔界都市」を読み驚愕してから幾星霜。だがやはり、時と所を越えた吸血鬼の幻想。いい仕事ですね、菊地さん。ぼくは自分を余り好きではないが、こんな絵本を読んでフト涙ぐんだりする自分は、まあ嫌いではない。
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(承前)町の牛丼屋で客引きの爺さんが本音を吐いていた。「もう一度戦争をやりたいな。俺はこの前の戦争でクーニャンを21人抱いたぜ」「若い学生士官は俺たちを好きにやらせて、自分は岩波文庫を読んでいた」 加害者の目で戦争を否定しなくては。昭和12年を舞台にした近作で、ぼくは軍国少年だった。
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9月21日付けの中日新聞で拙作を取材紹介してもらった。500万人近い客を集めた戦前日本最大のイベントも、閉会後すぐあの長い戦争が始まったら、みんな知らん顔した『名古屋汎太平洋“平和”博覧会』が舞台です。平和が戦乱になるまでたった二カ月! 誰が誰を騙してああなったか?ミステリですよ。
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アニメ『パリピ孔明』1を見る。原作は発売時に読んで、軍師をシブヤで使うのかと驚いた。仮想戦記ではすでに登場しているが歌手セールスの戦略とはね。アニメで見れば色と音に圧倒され、設定の強引さがケシ飛ぶ。感心するのは制作側が捧持するアニメの力と、平然と巻き込まれる視聴者の揺るぎなさか。
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いとうのいぢさんから、冬コミ出展のキャラシートほかを、アンド・ナウの会経由で頂く。「コンレボ」の星野輝子ちゃんたちに大いに萌える。同会の高倉さんには、来年の夏コミに出れば、たぶん最高齢参加の記録だろうと唆され?たが、年明けたばかりでそんな話をされては、鬼が笑い死ぬでしょう。
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大正時代の資料として伊田チヨ子『ベルと紫太郎』1を購読する。この作者の大正に関する蘊蓄を信頼してだが、人情四コマ漫画として面白いので、お買い得だった。浅草の芝居小屋で女優を勤めるベルと金満家の三男坊が、裏長屋で同居する話。背景に凌雲閣が聳えている。体験で書けた昭和と違うもんなあ。
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石井さんのマンガについて注釈しておきます。あのころ原作路線に熱心だった講談社に対し、小学館はやや腰が引けていた。『くたばれ!!』は最初NHK児童番組の脚本家若林さんが書いて中途退場、ぼくにお鉢が回り、最後は佐々木守さんだったが、ぼくらは二人とも名前を出さずじまいだった。裏話です。
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四半世紀前に書いた作の文庫化。宮沢賢治の文体模写で遊んだ「序」を手始めに、日本旅のペンクラブ代表を務めていたころで、取材のための旅か旅のための取材かわからん思い出が。盛岡は旅ベン総会の会場で、先輩会員永六輔さんが駆けつけてくれた。安曇野も山梨もみんな懐かしい。去年の雪いまいずこ。
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津堅さん『日本アニメ史』を読む。この新書一冊の中に、下川凹天正岡憲三から片淵須直ネトフリまで詰まっている! アニメ100年の流れをドローンで空撮したみたいに明快だ。なお津堅さんがあとがきに付された宮脇さんとは、テツとしておつきあい戴いたけど、アニメの話をする機会がなかった、残念。
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告知とお願いです。2月2日「上坂すみれの文化部は夜歩く」に出演します。ついては皆さんからのメーッセージや質問をいただけませんか。 bunkabu@obc1314.com です。全然こなかったらぼく無言だよ。せめて新刊のミステリと、夏コミに出す同人誌の宣伝をやらなくては。
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ゲゲゲの鬼太郎の新シリーズ、いまごろ1~3話を見た。ぼくは第1第2シリーズまでなので、残念ながら猫娘を書いていない。ああ、それにしてもゲゲゲの歌の懐かしさよ。感傷とは無関係に、野沢目玉役の安定感、鬼太郎にも期待する。大野木さんの構成で、揃い踏みのホンは吉野さんか、続けて見よっと。
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次々作として「昭和36年のミステリ」を書く予定。12年・24年とつづいて那珂一兵が探偵役だが、彼がはじめて登場したのが、1978年刊行のこれ。すでにベテランのマンガ家だ。主役はキリコことスーパー。最下段キャラは「残照」でアニメになる「トコトンくん」で、作画 ダイナミックプロです。
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徳間書店「アニメージュ」500号、おめでとうございます。創刊以前からお手伝いした者として感慨深いが、あのときぼくは尾形編集長に悲観論をぶった。先の読めない者でした。その癖日本武道館を会場に、五年連続アニメグランプリの脚本賞をもらった。結局アニメにしがみついていた者でもありました。
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アニメ「さらざんまい」8話まで見た。珍しく1話ずつアルコール抜き(原則夜中に呑んで、アニメの配信を見る人です)。話の縦筋が朧に見えると、アングル、演技、声技、音楽、音響などのガッチリ加減もほの見える。制作者の恣意が支配できる世界だから、ぼくはアニメにのめり込んだのだ。当たり前か。
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77年前の今、長崎は敬虔なクリスチャンもろともインフェルノの炎に焼かれています。それを「人類最後」の核爆弾の被害とするために、われわれはなにをすればいいのでしょう?
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「未来少年コナン」12話まで見る。必要以上に湿らない話運びが快適なのと、身体機能の高い少年や断じて負けない少女と、キャラを使い尽くす演出の妙。なのにあのとき飛び飛びにしか見なかったのは、「未来」を名乗るには牧歌的で郷愁に満ちた画風に違和感があったせい?だから「トトロ」に喝采した。
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中島かずきさんのツィートの二番煎じですが,ぼくも喜んで呟きます。庵野監督作品と新海監督作品が、轡をならべて大ヒットを飛ばすなんて。それを自分の目で確かめるときがきたなんて。長生きしててよかった。
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「デカダンス」観了。クライマックスから駆け込む大団円は見る方も息が切れたが、抜群の発想と完成度ではないか。アニキャラと三頭身の並立に驚いたあげく、バグまで包含したシステム論を傾聴する。変幻自在な色彩とフォルムの活劇にも工夫があって、巣老人(巣ごもり爺の略)には眼福のアニメでした。
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「ゾンビランド・サガ リベンジ」9話まで見る。子役同士の対決はとてもいい出来だったが、ゆうぎりを前面に押し出した佐賀事変、この絵でこう明治を見せたのも面白かった。時空を超えるキャラのライブ参加はもっと見たいほど。なんでもやってやろうという姿勢に拍手。なんでも見てやろうじゃないの。
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「どろろ」遅ればせながら17話まで見る。鯖目、樹海と主題に寄り添うキャラが出て見応えがある。脚本の出来に多少の注文はあっても、全体を通す心棒が強固なため、瑕瑾にしかならない。ぼくがアニメを乱作していたころは、シリーズ構成というパートがなかったが、なる程こういうスタンスで捌くのか。
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大型ひきこもりの日々に推奨したいマンガはないかと、中日新聞からの問いかけでした。記事では「ヴインラインド・サガ」「7シーズ」をご紹介してみました。纏めて読むにふさわしい長編で、難関を突破しつつ前途に希望をもてる力作を選んだつもり。意見は色々でしょうが、この2作まずはお勧めします。
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ご指摘いただいたように、「レオのうた」の歌詞はふた通りあります。記憶が不確かですが、子どもの歌に字句がむつかしいと注文され書き直したような┄┄┄┄。
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自国を締めつける憲法のせいで、攻撃されても対処できない、戦争をしやすい国に改憲しよう。そうですか日本からプーチンを出したいのですか。そうでないのなら、いざというときわれわれは相手とどう向き合うのか? まだ“戦前”であるうちにに早く考え行動しなくてはね、とドラえもんはいっております。 twitter.com/honnoinosisi55…
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『羅小黒戦記』のテレビ版がアマゾンに流れたので早速1を見る。主役のキャラが印象的でしかもドラえもんの先例に漏れず真似て描きやすい。色彩は地味に落ちついているが、メリハリの効いた演出は巧緻だ。開発される森を、ああいうカット割で見せるのか。いったんアクティブな場面になると達者に動く!